バリ島「ガルーダインドネシア航空 機内食」Memo Bali

先月のサラスワティから今月のトゥンペッランダップまで2週間ほど帰国してましたの。←バリヒンドゥー民以外ピンとこない説明

ガルーダインドネシア航空(GA)バリ島―成田直行便に、コロナ禍による運航再開後初めて乗りました。
いやはや、直行便はやっぱりラクですわね。乗り降り1回で済むんですもの。乗って降りたらもう日本。
あと受託手荷物の量と数が他の航空会社に比べると緩めです(もちろん規定あり)。

今回の帰国について綴ります。
前々回のブログと一部内容がかぶってますが、近々渡航や帰国される方はご参考にどうぞ。

航空会社の選択

格安チケットはタイミング

4月上旬に航空券をスカイスキャナーエクスペディアでまずは検索しました。
出発まで2ヶ月切ってるせいか、思ったよりたけーorなげーのよ。お得なプロモ販売期間を逃すと「LCCでこの値段?」「この価格でこんな乗継?」「乗継ぎの待ち時間やたら長くね?」みたいな。
特にハブ空港とされるシンガポールやタイ経由は各国の旅行者が群がるせいか、希望便が完売か高騰しています。どんだけバリ島人気なの?増便してくれ!いや、無理か。

まめにチェックしていると、急にお得な料金が出てくることも。たとえば、乗客数が増えて大きな機体に変更するため増席、とか。こればかりはタイミングなので良いものがあれば迷わずGETですね。

ANAマイル特典航空券でGA搭乗

あてくし、今回もANAマイルの特典航空券を利用しました。だって格安チケット検索で納得できる便が出てこないんだもん。

ANAのマイル特典ページ、前回2月に利用したシンガポール航空(SQ)は一切表示されず…燃油含む諸経費が往復8,140円と国内線並みに爆安だったのに。
同じく燃油サーチャージがかからないフィリピン航空(PR)も提携航空会社なのに出てきません。
ジャカルタ経由にすればANAまたはGAで便数が多くて羽田発着も選べるものの、直行便より諸経費と所要時間がかかるうえにマイルを多く払わねばなりません。

だったら直行便を選ぶでしょ。成田発着のみですけどね。
このときエコノミークラスは空席ありましたが、ビジネスクラスは復路(バリ行き)が連日満席。ビジネスはそもそも座席数が少ないうえに、特典枠はさらに限られるんですって。往路じゃなくて復路で受託手荷物を増やしたかったのに。
というわけでGA直行便エコノミー往復を予約。ANA35,000マイル+諸経費49,940円也

どんだけマイラーなんだYO!と思われるかもしれませんが、うまく貯めると貯まりますわよ。
数年前に「マイルを貯めるコツ」について簡単に書いてますので気になる方はご一読を。

・Memo Bali Blog:燃油値下げ&マイル改定

各社の燃油サーチャージ値下げ

旅行者に朗報です。
あれだけかかっていた燃油サーチャージが6月以降また下がりました。やっほーい!

日本-インドネシア間 ‘23.6/1~7/31発券分 ‘23.4/1~5/31発券分
GA 18,500円(往復37,000円) 21,000円(往復42,000円)
JAL 21,300円(往復42,600円) 23,600円(往復47,200円)
ANA 18,500円(往復37,000円) 21,000円(往復42,000円)
ランキングに参加しています。「いいね!」と思ったらクリックお願いします。

バリ・ングラライ国際空港

空港周辺渋滞

前々回のブログにも書きましたが、空港関係者から「時間によって周辺道路が渋滞する」との事前情報をもらいまして。4月下旬はうちから片道1時間以上かかり、5月下旬は45分程度で到着しました。

渋滞はほんと読めないです。飛行機の到着時間が重なって送迎車が集中するのも一因ですし、信号の連携が悪い、車線の作りがおかしい、無謀な割り込み、ありえない駐停車、さらに祭事による道路閉鎖や迂回など。
間に合わないよりマシと思って、余裕を持って向かうのが賢明でしょう。

空港内の様子

渋滞を見越して早く着いても、国際空港内の免税店やレストランはほぼ再開しています(すべてではない)。

2月の帰国時に気づかなかったんですが、バリ島発のオシャレカフェ「REVOLVER(リボルバー)」が免税店の並びにオープンしてたんですね。
最奥には「Hard Rock Cafe(ハードロックカフェ)」が近日オープン予定。仮囲いにそう書いてありました。

遅い時間のわりに、カフェもゲートもそれなりに混んでましたよ。客足が順調に回復しているものと見られます。

ガルーダインドネシア航空

事前チェックイン

GAのインドネシア国内支店またはWEBサイトやアプリなどで、出発の48時間前から4時間前まで事前にチェックインできます。
ファースト・ビジネスは予約時に席指定が可能ですが、エコノミーはこの事前チェックイン時に空席があれば選べます。「家族で横並びに座りたい」「窓側(または廊下側)が良い」「トイレに近いところにしたい」などのご希望があれば早めにどうぞ。
ちなみに他社のマイル特典枠でも予約番号は共通で、GAサイトやアプリからチェックインできます。

・GA:事前チェックイン

搭乗の流れ

1. 空港の入構

国際線の出発ロビーは3階です。
係員にパスポートと搭乗予約券を提示して(混雑時はチェックスルーw)、手荷物の保安検査を受けてから、GAのカウンターへ進みます。

2.搭乗手続き

エコノミーとファースト・ビジネスによってレーンが異なります。
小さいお子様連れの方、お体の不自由な方、ご老人は優先レーンへ案内してもらえることがあります。
航空会社の上級会員、上位クレジットカードをお持ちの方も優先です。

4月末に日本の水際措置が緩和されたため、成田直行便はパスポートと搭乗予約券の提示のみです。
ワクチン証明の提示やVisit Japanの登録は不要
「携帯品・別送品申告書(税関申告)」の電子登録はしておいても良いですが、機内で配られる用紙に記入して提出したほうが早いです。

スーツケースなど受託手荷物があれば預け入れます。
エコノミーは46kgまで、ファースト・ビジネスは64kgまで、無料です。ステイタス会員はさらに追加できます。
重量制で個数の制限はありません。たとえば1kg×46個も可。1個の最大は32kgまで。
上記に加え、サーフボードやダイビングなどのスポーツ用品を1人1点で最大23kgまで持ち込めます。
ご自身がすべて持てるかどうかは別問題ですが。

・GA:お手荷物について

手続き完了後に、搭乗券を受け取ります。
バリの空港は紙の搭乗券が必須です。webアプリ等では入れません。忘れずにもらいましょう。

3.保安検査・出国審査

搭乗券のQRコードを自動改札にかざすとゲートが開きます。
機内持込荷物と身体チェックをうけて、問題なければ出国審査所へ進みます。

出国審査は「外国人」「インドネシア人・在住VISA保持者」「クルー」の3レーンに分かれています。
外国人のほうに「All Passport」って表示されてるんですが、在住も並んで良いのかしら?並び直しが嫌だったので行きませんでした。在住は外国人登録カード(KITAS/KITAP)の提示が求められます。パスポートにVISAスタンプあるんだから、それを見れば良いのにねぇ。

これらを無事通過できれば、あとは指定ゲートに向かうのみです!

4.搭乗ゲート

免税店やお土産屋を覗いたり、レストランやカフェまたはラウンジでゆっくり余裕かましてると、最後は走る羽目になるかも。なぜならGAの搭乗ゲートが遠いんです。もうね、めっちゃ端っこ。
数年前まではインドネシアの国営航空だけあって、一番手前または次の近いゲートに鎮座ましましてました。それが、ねぇ。

ご存じの方も多いと思いますが、コロナ禍により航空各社は倒産の危機に。GAはかろうじて最悪の事態を免れて、国内線を主軸に回復傾向にありますが、厳しい状況が続いています。よってゲートも安い端。
特にリゾート路線はビジネス路線に比べて波がありますからね。「関西直行便を飛ばして」「名古屋便もお願い」とおっしゃるユーザーさんの気持ちも理解しつつ、今は「成田便で精いっぱい」「飛ぶだけまし」かと。満席の状態が続けば可能性は高まります。
ちなみに、ヒコヲタパイセンによると「航空会社は倒産してもすぐに消えてなくならない」そうです。かつてのJALのように再建可能。まぁ株券は吹っ飛びますけどね。

というわけで、端っこでも留まるだけ、飛ぶだけありがたい!と思って、ひたすら歩きましょう。

5.搭乗

搭乗時間になったらアナウンスが流れます。係員の指示で優先順位に従って乗り込みます。
1.ビジネスクラスおよびプライオリティステイタスをお持ちの方、2.小さなお子様連れの方・お体の不自由な方、3.エコノミークラスの奥の席から(グループ分けあり)、になります。

GAは機内でのマスク着用が必須です。い・ま・だ・に。
グラインドスタッフ(GS)に聞いたところ「マスクは空港内では任意、機内は必須」ですって。実際、搭乗時に持っていない方は売店で買わされてました。国際空港内はあれこれお高いので持参することを強くおすすめします。
航空会社によって差があり、SQは2月の時点でマスクは任意(不要)でした。

機体・機内食

◆古めの機体

今回はA330-300型でした。ファーストクラスなし、ビジネス2-2-2、エコノミー2-4-2配列の少し古い機体です。
GAジャカルタ-羽田便、SQシンガポール-羽田便、PRマニラ-羽田便などと比べるとダサくてショボいです。シートは狭いし、個人用モニターは小さいし、USB挿入口もないし、有料wifiさえ飛んでないし。
でもANAの高知便(プロペラ機並みの小型機)に比べたら個人用モニターがあるだけまし。数人で天井の共有モニターを見上げる必要がありません。
上見ても下見てもキリがないですな。飛ぶだけありがたい!と思って、与えられた環境で十分楽しみましょう。

◆深夜・早朝の機内食

毎度のことながら、インドネシア発の機内食は口に合いませんの。
深夜0時(日本時間1時)すぎに飛び立って、飛行が安定する午前1時(日本時間2時)頃にドリンクと軽食が配られます。パッサパサのパンとか。
そして午前5時(日本時間6時)頃から朝食の配膳。日本食とインドネシア食が選べます(今回はともに鶏肉)。
ガーーーーーッ!マズイ機内食なんかいらんから静かに寝かせろや!!とも言えず。眠い目をこすって、少しだけいただきました。

SQだとバリ発でもおいしいのになぁ。PRも白飯がおいしいのになぁ。ANAもジャカルタ発だとイケるのになぁ。なんで?

成田国際空港

到着の流れ

1.ゲートイン

この日はほぼ定刻通り成田国際空港の第1ターミナルに到着しました。
ビジネスからの降機になります。エコノミーでは奥の席の方が無理やり前に進むと収拾つかなくなります。焦らず前の方から順に降りましょう。そんなに急いでも、どうせスーツケースは早く出てきませんから。

えぇ、成田も出口からわりと遠いゲートです。端っこではないけども、ちょっと距離があります。朝の散歩だと思って頑張りましょうね。

2.検疫

動植物の持ち込みなどがあれば検疫カウンターで申告します。なければそのまま進みます。
サーモカメラで体温チェックされています。発熱していれば別室行きかと。

3.入国審査

日本人と永住権をお持ちの外国人は「日本人」レーン、外国人は「外国人」レーンへ進みます。
日本人は顔認証ゲートでパスポートと顔写真を撮影。ゲートが開いたらOKです。
パスポートにスタンプが必要な方は押してもらいましょう(免税受けたい方とか)。

そうそう、以前SNSに投稿しましたが、日本の免税制度が’23.4/1~変更になりました。
日本国籍者の場合、2年以上引き続き国内以外の地域に居住していることを証明書類で確認できる「在留証明」または「戸籍の附票の写し」が必要です。

・観光庁:消費税免税制度改正のお知らせ(令和5年4月1日施行)日本国籍の場合 / 外国籍の場合
・全国免税店協会:免税制度改正に関するご案内

4.手荷物受取

スーツケースやダンボールを預けた方は、便名の表示されたターンテーブルで出てくるのを待ちましょう。
近年は検疫チェックのビーグル犬が尻尾フリフリ活躍しています。ワンコが苦手な方は苦行だと思いますが、乗り切ってください。あてくし、うちの犬の毛と匂いがついてたようでビーグルがちょっと反応してビビりました。肉製品を持ってなくてお咎めなしでしたが。

5.税関検査

「携帯品・別送品申告書(税関申告)」の電子登録済の方は、ATMのような専用機にスマホのコードを読み取らせて、顔写真を撮影します。
自動改札へ進み、再度スマホのコードと顔が一致したら、ゲートが開きます。

用紙に記入した方は、係員のいるレーンに並び、順番がきたら提出します。
たいてい口頭確認のみで通過できます。スーツケースの開封指示があれば従います。

問題なければ、紙のほうが断然早いです。

6.到着ロビー

お疲れさまでした。無事日本入りです。あとは自宅やホテルなど滞在先へ向かうのみ。

空港ロビーではALSOKのロボットが巡回警備。なかなか近未来的でよろしいかと。思わずじーっと見ちゃいました。
この日はG7広島サミットでウクライナのゼレンスキー大統領が来日したようですが、成田空港は特に変わりなかったと思います。関東と関西で離れてますもんね。

成田空港からのアクセス

コロナ規制の緩和で徐々に渡航者が増えてるのに、訪日外国人が押し寄せてるのに、いまだに成田空港から主要地区へのアクセスが限られてます。
他県から飛行機や新幹線を乗り継ぐよりはラクで贅沢言えませんが、東京都内でさえ行き来しにくい場所です。

・成田国際空港:アクセスナビ

京成スカイライナーは1時間に2~3本走っているものの上野駅か日暮里駅まで行かないとだし、成田エクスプレスは東京駅がメイン。駅の乗り換えってスーツケース持ってると昇降がキツイんですよね。
頻繁に使っていたリムジンバスは一部エリアしか復活してないし、コロナ期に利用していた相乗りタクシーNear Meは値上げで心理的+予算的なハードルがあがりました。ちなみにリムジンバスの復活を願う声があちこちであがっていますが、会社の利益はもちろん人材(運転手)の確保が難しいみたいです。

低価格高速バス、路線拡大

それがね、奥さん。LCB(低価格高速バス)が路線拡大してますの。元祖の東京駅以外はエリアと本数がかなり限られてますけど。
空港内のLCBカウンターまたはWeb決済で購入できます。

・成田国際空港:成田空港-東京都心LCB NETWORK

◆渋谷行き

タイミングよく渋谷行きに乗れました。1日2本ずつしかないのに(成田行:午後2便、成田発:午前2便)。
運賃は片道1,900円ぽっきり。友達にさっそく報告したら「え?金額間違えてない?安くない?」と。

LCBっつーから小型のダサい車体かと思ってたら、従来のリムジンバス並みに大きくて新ピカ。
「まさかあれじゃあるまい」と油断しすぎて、目の前に来てからスマホを取り出す始末。全体像は撮れませんでした。

バリ島「LCB(ローコストバス)」Memo Bali

車内は横1列3席ずつ。通常1列2席×2の並びが多いのに1席ずつ離れて3席です。
これ、素晴らしい作り。お隣さんとひじ掛けの奪い合いをせずに済みますし、何より密接しておらずお互いの動きが気になりません。
ある意味、コロナ禍の賜物かと。脱・密!

バリ島「LCB(ローコストバス)」Memo Bali

到着地は渋谷駅西口の渋谷フクラスです。フクラスってどこ?と思ったら、東急プラザのビル名称なんですね。東急プラザと言ってくれ。
現在 渋谷駅周辺は改装大工事中につき、エスカレーターやエレベーターを見つけるのが至難の業。かつ迂回路だらけ。新手のダンジョンかと。スーツケースやキャリーケースを引いて人混みを迷うと心身ともに消耗します。バスでスムーズに行けるならありがたいですわ。

G7広島サミット開催の影響で街中のゴミ箱がすべて撤去されていました。よって成田空港のマクドナルドで買ったコーヒーの空カップを片手に、電車に乗って帰宅しました。

以上、帰国レポでした。ご参考になれば幸いです。
では、ごきげんよう。

5 Comments

  1. 羽田=ジャカルタ便も既にデンパサールと同じ旧機材に格下げしての運行です。それにしてもGAの機内食、ビジネスですらマズイですよね~。

    1. プラ詣ラーさま

      最新情報ありがとうございます。
      えええーーー!羽田=ジャカルタ便もまさかの格下げ?!ビジネス路線なので安泰だと思ってました。
      先に良い機体に乗ってしまうと、同じ金額払ってるのに気持ちがすさみますよね。

      機内食の安定のまずさはどうにかしてほしいものです。
      ビジネスはお菓子食べ放題、かつCAさんが「もっと食べなさいね」とあれこれ持たせてくれるのが嬉しいけども。
      機内食だとANAがおいしいと思いまーす。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です