
Rahajeng nyanggra rahina Nyepi caka 1947,
dumogi jagat tentrem lan miwah rahayu.
サカ暦1947年ニュピおめでとうございます
世界が平和で安全でありますように
それがね、奥さん。
3月中旬に一時帰国したんですけど、早咲きの桜を期待したら滞在中に降雪2回で寒いのなんの。
サカ歴新年のニュピを前に再渡航。大好きなオゴオゴ観たいし、ニュピの静寂も味わいたいし、満点の星空も楽しみだし、ニュピ翌日はバトゥアン寺院の3ヶ月続いた奉納舞踊のクライマックスに参加しちゃうもんねー♡と意気込んでたら、直前に体調崩して完全ダウン…
そう、今年はオゴオゴの引き廻しが一切見られませんでした(泣)
よって写真や動画は1枚もありません!断食明け大祭と重なって道が空いていたため、数ヶ所ハシゴできるかなと目論んでたのに。
昨年2024年のを過去ブログでお楽しみください。
かろうじてムラスティの写真は撮れました。
ニュピ後のお祭り三昧
これまで何度か書いてますが、バリヒンドゥー教のカレンダーには「サコ(Caka)」と「ウク(Wuku/Pawukon)」という2つの暦が存在し、バリ人はそれにそったサイクルで動いています。
サコの新年が終わったと思ったら、続けてウクのお盆が来ます。お祭りDaysですわよ。盆と正月がほぼ一緒に来たYO!神々の島バリを体感できるYO!
サコ暦によるオダラン
サコ暦は古代ヒンドゥー教のカレンダーに由来し、月の満ち欠けを基にした太陰暦です。
西暦(グレゴリオ暦)と同じく12ヶ月ですが、各月(sasih)30日未満のため、1年およそ354~355日。
ニュピ後の満月(Sasih Kedasa/サシークダソゥ)から次の満月(Sasih Jiyestha/サシー ジイェストゥ)までの約28日間、
バリヒンドゥー総本山ブサキ寺院と、バトゥール寺院で大きなオダラン(寺院建立祭)が同時に開催されます。
今年は4/12(土)~5/12(火)まで30日間の予定です。
また、4/12(土)当日はほかの多くのエリアでも年1回のオダランが予定されています。
ウク暦によるオダラン
ウク(パウコン)暦は稲刈りの伝統サイクルに従って生まれたと言われ、210日を1年としています。
210日を30週に分割し、1週7日、5週の35日で1ヶ月、6ヶ月で210日の1年(7日×5週×6ヶ月=210日で1年)。
この第11週の水曜日がガルンガン、その10日後の土曜日がクニンガンです。
詳しくは過去ブログをご一読ください。
今年のガルンガンは4/23(水)と11/19(水)、クニンガンが5/3(土)と11/29(土)です。
当日は家族や親族が寺院でお祈りを捧げるため、正装した方々が複数の祠や寺院を巡ります。
また、ガルンガン前からクニンガンにかけては”Hari Baik(良いとされる日)”が多く、島内あちこちの寺院でオダランをはじめとする祭事が行われます。
ウブドはクニンガン前後が多いんですよね。若干地域差があるようです。
犬猫も…
実はサコ暦の第10の月は別名「Cicin Kedasa(チチン クダソゥ)」と呼ばれ、犬猫もハッスル=発情期と言われています。
たしかにニュピ前後(特に前)はあちこちでオス同士がギャオギャオ争ってる声やメスのアオーンという鳴き声が聞こえてました。
うちの犬は2匹とも去勢済ですが、それでも大きいほうが動物病院の大好きな先生にマウンティングしたり(「お前どこ中?」のマウントじゃない)、小さいほうは他犬に乗りかかられてブチギレてました。
そう、これ、約2ヶ月(60~65日)後に新しい命がたくさん生まれるということです。
去勢してない犬猫が放し飼いされている現状で、ネズミ算式に増えていくかも…こわっ!
捨てられる子たちが出ないことを祈るばかりです。
この時期バリ島内の観光などを予定されている皆さんは、行く先々で通行止めや迂回を含めた渋滞の恐れがあるため、余裕をもった移動を心がけてくださいね。
では、ごきげんよう。