ねぇ、奥さん。
前回書いたPepito Market(ペピートマーケット)のダルン店ではなく、あてくしがよく行くチャングー店のね、小川を挟んだ向かいの敷地内に別のスーパーとワルン数軒が並んでるのをご存じかしら?あのあたりをよく通る方なら「Sushi Key(スシケイ)」の看板を目にしてるかと。
スシケイの隣に、ひっそり佇む「Warung Pak Gam(ワルンパッガム)」。
チキンカツが予想を上回るレベルです。衣サクサク、お肉そこそこやわらか、塩気強め。うれしいローカル価格。
地味なワルンのくせにやるじゃん!思ったら、パドマリゾートの元シェフですって。納得ぅぅ~。
ロケーション
「Warung Pak Gam(ワルンパッガム)」ってどこにあるのさ?ここだよ、ここ!
Jl.Raya Cangguに、緑が茂る小さな橋がありますよね。
クロボカン方面から行くと、橋を渡る手前のスーパー「MORIS GROCER(モリスグロサー)」と衣料品「SIMPLY SEVEN(シンプリーセブン)」が並んでいる敷地。その脇に、花屋、スシ屋(日本の寿司じゃない)などが4軒。最奥にあるのがパッガムです。
友達に「あんなところ、よく試したね」と言われたのですが、たまたま目について「客いないけど悪くなさそうだなぁ」と。えぇ、直感です。わりとアタリますが、たまにハズレることも。
店舗詳細
内外観
ハイ!何の変哲もない、オサレでもないローカルワルンです。むしろ「なぜラヤチャングーに?」と問いたくなる地味さです。
ほんのりお年を召したバリ人ご夫婦が営んでいます。
調理担当の旦那様、雑務と会計担当の奥様です。
旦那様がパドマリゾートの元シェフだそう。カタコトの日本語をお話になります。「チョーオイシイ?」とか…若者か!(笑)
メニューと価格
紙面のメニューは置いてありません。
壁に貼ってある横断幕に品名が書いてあるので、そこから選んでください。値段は書いてません。言い値です。
いわゆるインドネシアの中華屋です。
ナシゴレン(炒飯)、ミーゴレン(焼きそば)、フーヨンハイ(玉子とじ)、チャプチャイ(野菜炒め)などと並んで、チキンカツがあります。
旦那様いわく「チキンカツには日本のソースとか、カレーをかけるとおいしいんだけどね。それだと高くなっちゃうから、うちは甘酢ソース」って。ご存じですな。
食べたもの
イチオシはチキンカツ。1皿Rp17,000(1円=Rp104.75として約162円)です。これだけ値段聞きました。
鶏肉はさほど大きくないです。けど小さくもないです。日によって厚みがあるときと、叩いたのか薄く広がってるときがあります。厚いほうがおいしい、と感じます。
ローカルワルンにありがちな、よく火が通ったタイプです。衣カリッカリ!ソフト、何ソレ?です。やや焦げ感もありつつ。でも肉自体は硬くないです。
塩気がやや強めなので、甘酢タレはいらないかも。ペピートで買ったパンに挟んでもおいしそう。
添えの野菜はありません。野菜を食べたい方は別にチャプチャイなどを頼んでください。生野菜のサラダなどは扱っていません。
チャプチャイ(野菜炒め)はキャベツ、ニンジン、カリフラワー、などを手早く炒めてあります。おかげで野菜がシャキシャキ。ショウガとニンニクも効いてます。塩とケチャップアシン(しょうゆ)ベース。他のワルンに比べるとやや薄味かな。
ゴロッとした鶏肉入り野菜炒めがアヤムサユール。チャプチャイと同じ野菜ですが、味付けがやや異なって、甘め。
キチンカツとセットにすると鶏肉×鶏肉になっちゃうので1回しか頼んでません。
ナシゴレン(炒飯)はショウガが適度にきいて、あてくしは好きです。ご飯パラパラ。
ローカルワルンにありがちな、サンバルとケチャップマニスでべったり…みたいな感じではありません。やや薄味かな。
エスジュル(オレンジジュース)。
自論ですが、飲み物がおいしいお店は、食事もおいしいんです。たかが飲み物。されど飲み物。
えぇ、この濃さを見ておわかりですよね?
チョーオイシイ!酸味と甘みが絶妙。
ただ「今日はミカン売切れ」って言われることが多いです。用意しといてYO!
ほかにアクア(水)とテー(紅茶)しかありません。
ジュースを頼みたい場合は、隣のスシケイでオーダーしてください。
スシケイとは当然お会計は別々です。あちらは明朗会計。
スシケイのジュスブアナカ(ドラゴンフルーツジュース)とストロベリージュース(いちごジュース)。若干薄め。でも許容範囲。
感想まとめ
作り置きはなく、オーダーごとに調理してくれます。おかげで出来立てアツアツ!
空いてるように見えて、頼んでからどこかへ行ってしまう客も多いため、意外と待たされることがあります。クチコミで人気が出てるのか、徐々に混んできました。空いてるときは空いてるんですけどねぇ。
豚肉の取り扱いはありませんが、ハラル(イスラム教認証)ではないので、バリ人客が多いです。たまに欧米人も。
ワルンにありがちな言い値ですが、これまで2人で会計が10万ルピアを超えたことはありません。だいたい6~8万程度。逆に「足りなくない?」ってときもわかりません。言われた額を払ってます(笑)
「とびっきりおいしい!」とか「レストランに負けない!」ってほどではないですが、コスパ考えたら断然ありでしょう。気軽に行けるおいしいワルンです。
では、ごきげんよう。
- 店名
- Warung Pak Gam(ワルンパッガム)
- ジャンル
- インドネシア料理(バリ系)
- 所在地
- Jl. Raya Canggu, Kerobokan, Bali
- 地図
- 電話番号
- 海外から:+62-821-4465-4406
- バリ島内:0821-4465-4406
- 店休日
- 不定休(バリヒンドゥーの祝祭日ほか)
- 営業時間
- 午前11時~午後10時
- 予算
- Rp40,000~50,000程度(食事+ノンアルコールドリンク/1人あたり)
- 税金・サービス料
- なし
- 支払方法
- 現金(ルピア)
- 言語
- 英語:△、インドネシア語:〇、日本語:×
- 席予約
- 不可
- デリバリー
- なし
- ドレスコード
- なし
- Wifi
- なし
- たばこ
- 喫煙可
- 駐車輪場
- 車:あり(店頭)、バイク:あり(店頭)