【ここコレ!】「Pasar Umum Beringkit」のナシジンゴ

ローカル飯(ワルン・カキリマ)

ねぇ、奥さん。ブリンキッ市場をご存じかしら?
メングウィにある日曜と水曜のみ営業、動物も並ぶ珍しい朝市です。
その中で売られてるナシジンゴが安くて美味しいんですのよ。
バリ島「Pasar Umum Beringkit(パサールブリンキッ)」のNasi Jinggo(ナシジンゴ)
ここのは、牛肉・豚肉・鶏肉から選べます。写真はアヤムシシッ(辛い鶏肉)。売り子のおっさんはバリヒンドゥー教徒なのに牛肉も扱っています。
ナシプティ(白飯)に、ミーゴレン(焼きそば)、テンペマニス(テンペの甘辛炒め)、カチャン(ピーナッツ)、サウル(ココナッツふりかけ)、サンバル(唐辛子調味料)が少量ずつ。
バナナの葉にくるまれてわかりにくいですが、おかずはほぼ茶一色です。
ローカル飯は茶色が旨い!茶色が正義!

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開ける前の様子。
バナナの葉で包み、つまようじで留めてあります。エコですわね。
バリ島「Pasar Umum Beringkit(パサールブリンキッ)」のNasi Jinggo(ナシジンゴ)
もう1個は、よくある茶紙にホチキス留めでした。
肉の種類によって、売り子が見分けやすくしてるようです。
おかず正面。
バリ島「Pasar Umum Beringkit(パサールブリンキッ)」のNasi Jinggo(ナシジンゴ)
まず、白飯がおいしいです。ローカル米にありがちなカチコチのパサパサではなく、ふんわり。
鶏肉も柔らかく、ナシジンゴにしては量が多め。やや辛い。
テンペはカリカリで甘辛。ピーナッツもカリカリ。
ココナッツはやや甘くて香ばしい。ご飯によく合います。
焼きそばも適度な硬さというか柔らかさ。麺のみですけど。野菜ほしかったなぁ。
サンバル、おかずにべっとり。避けようがなく。食べるにつれて辛さが効いてきます。
値段はナシジンゴ3個(牛肉×2、鶏肉×1)、エステータワール1杯(甘くないアイスティ)で合計Rp20,000(1円=Rp123.5として約162円)。
買ってきた家人いわく「ナシジンゴはたぶん1個Rp6,000(約49円)×3」と。えー、んじゃエステーはRp2,000?今どき安すぎるでしょ。たぶん、1個Rp5,000(約40円)×3、エステーRp5,000だと思います。
1個Rp5,000~6,000なのに、その場で食べるとスープまで付いてくるんですって。どんだけお得なの~?!

よっしゃー!

  • ご飯がローカル米にしては美味しい
  • 鶏肉多め(豚肉と牛肉はやや少なめ)
  • おかずも全部合格ラインの味
  • バナナの葉につつまれてエコ
  • とにかく安い!

あちゃー…

  • わざわざブリンキッ市場へ行かないと買えない
  • 駐車料金とガソリン代を考えるとものすごく高い
  • 市場の営業日時が短い
  • 敷地内のどこにあるか説明できない(笑)

ナシジンゴについて

ナシジンゴ(Nasi Jinggo)とは「ご飯とおかずのセット包み」です。
1990年頃 デンパサールのバドゥン市場の道沿いにあるワルンの店先で、夜になると1個Rp500で売られていたのがバリ島では始まりだとか。当時はそこのみで、クタやサヌールからわざわざ買いに行ってたんですって。
今や、ローカルエリアならあちこちで売ってます。ダルンなんて200mおきぐらい(大げさじゃなく)。
ただね、どこにでもあるけど、どれ1つとして同じ味はありません。すっげー似てて微妙に違う、各家庭の味です。
そもそもバリとジャワを含む他島では、サンバルやおかずの味付けがかなり異なります。バリは辛め、ジャワは甘め。鶏肉は食するものの、豚肉はバリのみ(ムスリムにとって禁忌)、牛肉はバリ以外(ヒンドゥーにとって神聖)です。
共通してるのは、1個ではやや足りなく、2個じゃ多すぎること。なぜこの量なんでしょう?
お好きな方は食べ比べして、お気に入りのお店を見つけてくださいね。

パサールブリンキッについて

ブリンキッ市場ってどこにありますの?
ここだよ、ここ!

タマンアユン寺院の近くです。
一般的な市場で売られている生鮮食品や衣料品・祭事道具に加え、大小様々な動物が並んでます。鑑賞用の魚・鳥・へび・うさぎ・猿・犬・豚・牛など。
営業時間は朝5時~午後6時まで。
遠方からの売り子は深夜2時頃から開いています。その分早く閉店。
多くの店舗が開いてる、日曜日の午前中早めがオススメです。
ちなみに、バリ島固有種のキンタマーニ犬は数十万ルピア程度で売られていたのに、インドネシア初の純血犬種に認定されたあと一気に200万ルピアまで値上がりしたんですって。
牛や豚が積まれていく姿はまさにドナドナ…売りにくる方も、買いにくる方もいます。
駐車料金がバイク1台につきRp2,000(約16円)、車1台につきRp5,000(約40円)かかるので、ナシジンゴのためだけはどうかと思いますけど。何かのついでにどうぞ。
では、ごきげんよう。

施設名
Pasar Beringkit(ブリンキッ市場)
URL
なし
ジャンル
市場(生鮮・食料品、日用品、衣料、雑貨、家畜・ペットなど)
所在地
Pasar Beringkit Mangupura, Mengwi, Bali
行き方
1. Jl. Raya KapalからJl. Raya Denpasar – Gilimanukへ入り、Pura Desa Mengwitaniの三差路を道なりに右折。700m先の三差路を右折。一方通行の道を300mほど進んだ左側。
2.Jl. Raya DenpasarからJl. I Gusti Ngurah Raiへ入り、道なりに南下。一方通行の道を300mほど進んだ左側。
地図
営業日
水曜・日曜日
営業時間
午前5時~午後6時
予算
交渉制
税金・サービス料
なし
支払方法
現金(ルピア)のみ
言語
英語:×(物売りによる)、インドネシア語:〇、日本語:×
たばこ
喫煙可
駐車輪場
車:あり(1台につきRp5,000)、バイク:あり(1台につきRp2,000)

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