【’18.8/17-9/24】(前半)天気・レート・地震

バリ島の近況

プチインターバルが空いてすみませんまさお。
先週は忙しく過ごしてましたの。無駄に。いや、無駄じゃなくて必要なんですけど、あるところでやたら時間を取られて白目むいてましたわ。詳しくは後半で。

◆天候:晴れ時々雲り。まれに一時雨 / 気温 21~31℃ / 湿度70%程度

おおむね晴れて過ごしやすい日が続いています。
日によって雲が多めだったり、穏やかに風が吹いていたり。
8月中旬(8/17-19)は終日、9月1週目(9/5-7)は朝一時雨でした。
9月中旬から気温がじんわり上がってきています。数字でいうと1~2℃程度ですが、体感温度はもう少し上昇してるような。
夜はやや厚手の布団からタオルケットだけで気持ちよく眠れるようになりました。日中は日陰や室内でもほんのり汗をかくことがあります。陽なたにいると日射しが痛いほど。
そろそろ雨季への移行時期でしょうか?
せっかく晴れてもねぇ、奥さん。
サンセットが上手く撮れませんのよ。あとちょっとでキレイに沈む…と思ったら水平線上に雲が広がってたり。
まぁだいたいの雰囲気を楽しむのが一番ですわね(アバウト)。
バリ島 アストンチャングービーチリゾート
こちらはアストンチャングービーチリゾートの最上階にある「UpZcale Sky Dining & Bar」。
屋外スイミングプールを見渡す、開放的なダイニング・バーです。その先にはバトゥボロンビーチが広がり、サーファーたちがダイナミックに波に乗っている姿が見えます(遠目)。
さらに店内の階段をのぼるとリラックスに最適なビーチベッドやソファー、大人も楽しめるオサレなブランコが並んでいて、ドリンク片手にくつろげそうです。
このあたりで現在一番高い建物につき、周りに遮るものはありません。
が、店内レイアウトが変わっていて、どこからも夕陽が微妙に見にくいデス(笑)太陽が北に傾く1~8月はもう少し見やすくなる…かも。
バリ島 アストンチャングービーチリゾート  バリ島 アストンチャングービーチリゾート
過去の天気はMemo Bali 天気ログ一覧でどうぞ。
両替レート、地震・噴火については、下部の>> 続きからどうぞ。

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◆両替レート:(売り)1円=Rp128.75→133.50→129.00

またまたキターーヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノーー!!!
一瞬でしたが、9/7に(売り)1円=Rp133.50をマークしました。
バリ島 両替レート
1円=Rp133超えはあてくしがレートを記録しはじめた2014.8/17以来初めてです。
ひゃっほー、また両替行くZE!ってそんなに日本円持ってないYO!残念だNE!
この円高、というよりルピア安は、1990年代後半のアジア通貨危機以来 約20年ぶりの大幅下落だそうです。
8/10アメリカの追加関税制裁によるトルコ通貨リラの急落を受けて、8月下旬には金融不安視されるアルゼンチン・南アフリカ・インドネシアなど新興国の通貨が軒並み落ち込みました。
・Bloomberg:インドネシア・ルピア、アジア危機以来の安値-新興市場の苦境広がる
・産経ニュース:新興国通貨、軒並み急落 トルコ通貨急落が波及、各国防戦
・BUSINESS INSIDER:新興国市場の通貨下落は止まらない ── トルコリラ、アルゼンチンペソの次は?先進国への影響は?
円高ドル高・ルピア安になったのは「インドネシアが経常収支赤字国でリスクが高いため、資産市場から資金が大量流出したから」だとか。ほほう…政治経済をもっと勉強しておけば良かったですわ。
<<以下ない頭なりにかみ砕いた話>>
リラ急落を受けて、資産市場の経済を牛耳ってる方々や海外の大口投資家たちが「次はルピアがやばくね?持っててもマイナスになりそうじゃね?今のうち円やドルに換えちまおう!」と一斉に動きました。
すると、円やドルの価値が上がり、ルピアが下がります。よって、(売り)1円=Rp133.50まで円が強くなり、ルピアは弱くなりました。
そもそも円は有事に強いと言われているため、こういう影響を受けやすいんです。
焦ったインドネシア中央銀行(以下イ中銀)は、8月中旬と9月上旬に為替介入に踏み切ります。「ルピアの価値下がりすぎ!ルピア買いでしょ?今でしょ」と。おかげで祝祭日を除き、(売り)1円=Rp130~131ぐらいまで値を戻します。
でもね、介入にはインドネシアの資金が大量投入されてますのよ。ドルを売ってルピアを買った1~9月の総額、すでに約140億ドル(約1兆5500億円)!!ひーーーーー(((゚Д゚)))
さらにイ中銀は政策金利引き上げにも踏み切ります。5.25%→5.5%の0.25%アップ。
利上げは「輸入コストの増加による物価高騰、外貨で資金調達する企業の債務増大につながる通貨安を食い止める狙い」があるそうです。
うんと、大幅下落した場合、自国通貨を守るために利上げ策を取ることが多いですって。
・Sankei Biz:インドネシア中銀が利上げ 年5.5% 通貨ルピア防衛で
・REUTERS:インドネシア中銀が25bp利上げ、ルピア防衛で トルコ情勢注視
国内銀行の利率も連動します。
お金を預ける方は、金利が上がれば多くの利息を受け取ることができます。利息を多くすれば預金を引き出される可能性が低くなり、国や銀行がそのお金を元手に運用できますからね。
たとえば今回の年利5.5%を複利(利息を次期の元金に組み入れる方法)で預け続けると、13年で元金を超えます。13年後には10万円が20万円に、100万円は200万円に、1,000万円は2,000万円に、1億円は2億円になるんです!
トルコは今や年利24%と猛烈高いので、4年弱で元金を軽く超えます。
日本のマイナス金利とは大違いですねぇ。
ただし、レート変動や経済破綻で元本が吹っ飛ぶ可能性もありますけど(笑)←笑えない
・Keisan:複利計算
逆にお金を借りる方は、金利が上がると払う利子が増えます。
銀行は利息より利子をつけないとわりに合わないので少なくとも年利7%以上になるはず。多ければ10%とか15%とか。
そして返金できない可能性の高い方には貸し渋りがおきます。お金を借りられず、破産する方も出てくるでしょう。
金利引き上げ要因の1つである物価高騰=インフレはすでに島内で起こっています。輸入品だけでなく、食料品の鶏肉、豚肉、玉子、豆、バナナなどなど。
・Bali Post(インドネシア語)
 ・AYAM POTONG SULIT DIPEROLEH, HARGA NAIK HINGGA RP 10 RIBU PER KILO
 ・HARGA DAGING AYAM RAS SUMBANG INFLASI
そう、この流れでわかりますよね。
富裕層はますます金回りが良くなり、貧困層はますます生活が厳しくなっていくんです。
貧しい人が増えると治安が悪化します。お金持ちが狙われますわよ。。社会は繋がってますから。
でもすぐに悪化してどうこうなるという話ではありません。ご心配なく。
<<以上ない頭なりにかみ砕いた話>>
長くなりましたが、円高ドル高・ルピア安は短期的に見れば「ひゃっほー!」、中長期では「あわわ…」なのです。
早く安定してくれるといいですね。
過去のレートはMemo Bali 両替レートログ一覧でどうぞ。

◆地震・噴火状況

■バリ島地震
エリアによって差がありますが、ちょいちょい揺れてますわよ。
まず、隣のロンボク島で7/29に続き、8/19午後10:55にも7.0SRの地震が発生。バリ島東側を中心に揺れました。
うちのダルンはバリ島南部の西寄りですが、立て続けに3回、体感震度2程度でした。
・Bali Post(インドネシア語):GEMPA 7,0 SR KEMBALI MENGGUNCANG
8/23午前6:48にはバリ島南西部沖=ジャワ島東部沖で5.4SR地震が発生しました。
ユーラシアプレートへのインド・オーストラリアプレートの沈み込みによって引き起こされたようです。
このときはバリ島全土で揺れを計測しました。
・Bali Post(インドネシア語):
 ・PASCAGEMPA DI SELATAN BALI, BMKG BELUM DETEKSI ADANYA “AFTERSHOCK”
 ・INI, PENYEBAB GEMPA 5,4 SR YANG GUNCANG BALI
東部カランガッサムでは8/31午前10:21に4.1SR、9/14午前0:47に3.1 SR、9/17午後2:06に3.7SRの地震が発生しています。いずれもやや北よりのトランベン周辺および沖合が震源地です。
南部はほとんど揺れませんでしたけど。
・Bali Post(インドネシア語):
 ・GEMPA, WARGA BERHAMBURAN
 ・GEMPA, SISWA SDN 6 KARANGASEM DIPULANGKAN LEBIH AWAL
 ・GEMPA GUNCANG KARANGASEM, KEKUATANNYA 3,1 SR
 ・GEMPA 3,7 SR KEMBALI GUNCANG KARANGASEM, LOKASINYA?
この「SR」ってなんだろ?と調べたら、「Skala Richter」の略語だとか。
2.0以下=ほとんど感じない、4.0-4.9=部屋が振動する、7.0-7.9=約160 kmより広い範囲で重大な損傷を引き起こす可能性がある、など。
マグニチュードとほぼ同じ扱いみたいです(曖昧)。だったらM表記のほうがわかりやすいのにー。
■アグン山噴火
アグン山は7/2以降 溶岩を伴うマグマの噴火が確認されていません。ふー、ひと安心。
と油断するべからず。インドネシア火山地質災害対策局(PVMBG)は「9/15・16の2日間で火山活動が増加している」と注意を促しました。浅い火山性地震が約17回、突風も数回計測されたようです。
新しいマグマが地表に流出するかは未知数ですが、火山活動は依然として不安定で、潜在的に噴火していることを示しています。ただし「噴火が起こったとしても、規模は依然として小さい」との見解です。
・Bali Post(インドネシア語):KEGEMPAAN VULKANIK GUNUNG AGUNG NAIK, INDIKASI PERGERAKAN MAGMA BARU KE PERMUKAAN
その後 続報がないため、また落ち着いてきているのかもしれません。
警戒レベルは3(警戒)のままで、半径4km以内の立入禁止は続いています。
今回はかなり長くなりましたわね。
息切れしてきたので分けます。
また、後半で。

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