バリ州の州都デンパサールにある巨大なバドゥン市場・・・の近くで所用があり、あてくしこの1週間たびたび足を運んでました。
北側のガジャマダ通りも南側のハサヌディン通りも、いっつもコンドル!いや混んどる!
平日昼間に車で行ったら、渋滞にハマること間違いなしの混雑エリアです。車の脇をすり抜けるバイクですらのろのろ運転になりますから。しかも一方通行だらけ。
日曜は周辺の企業や官公庁がお休みのせいか、平日に比べるとやや空いてて走りやすいです。
曜日に関係なく、ときどき(よく)ウパチャラ(祭事)で通行止めになって、迂回させられるので気を付けましょう。気を付けようがないけども。
それでは、車とバイクと人と物があふれるバドゥン市場周辺をストリート別にざっくりレポしていきますね。プラス市場。
結構歩いたと思ったんですが、地図見たら片道500mぽっち。むろんオムロンの万歩計によると2,500歩程度でした。

そうだ、デンパサールに行こう。と思ったり思わなかったりした方はレッツクリック!


カルティニ通り

バドゥン市場からガジャマダ通りを挟んで北に延びるのがカルティニ通り。
オランダ植民地時代にインドネシア(バリ島?)で初めて女性教育を提言したといわれるカルティニ女史の名前がついてます。
入ってすぐは生活雑貨店や駐車スペースが並ぶだけの一見地味めなエリア。
バリ島 パサールバドゥン
真ん中から北側はチャナン(お供え物)売買エリアになります。
朝から晩まで売り子と買付の業者と購入客で大賑わい。
写真は午前11時頃の様子。椰子の葉を編んでチャナンの容器を作った女性たちが業者のトラックを待ってます。
夜なべして編んだ(と勝手に想像する。たぶん違う)容器はいったいいくらで売れるんでしょうね。チャナンの相場から考えると1個Rp100~200(1円=Rp109として0.9~1.8円)ぐらい?
バリ島 パサールバドゥン
バリ島 パサールバドゥン
チャナンって何?という方のために。
バリ島内の道でよく目にする小さなお供えです。ヒンドゥ教徒は家の中や車などにも献上します。ご家庭で作る方が多いですが、購入も可能。
バリ島 パサールバドゥン
友人はこのカルティニ通り沿いに住んでいます。
以前から「バンジャール(村組織/互助会/地域コミュニティ)が大きい」とは聞いてましたが、なんと1バンジャールで750家族もいるんですって! 1家族4人として(たいていもっといるけど)、総勢3,000人。小学校の1クラス35名で1学年5クラスと仮定して計算し直すと3校分弱・・・すごすぎ。

ガジャマダ通り

バドゥン市場の北側に隣接し、東西に延びるデンパサールのメインストリートの1つ、ガジャマダ通り。
車やバイクがひっきりなしに走り、歩行者はなかなか反対側へ渡れません。横断歩道(らしき線)はあるんですけどねぇ。いくら待てども停まってくれないので、切れ間っぽいところで歩き出します。「迷わず行けよ、行けばわかるさ(by猪木)」の精神ですね。え?違う??
横断歩道はダッシュで渡ると運転手がびっくりするため一定の速度で歩くのが良いそうです。たしかにバイクに乗ってると歩行者の間合いを見てスピード上げたり落としたりします。ただ警官がいる交差点で歩行者に「走れ走れ」と促してる場面も見たことあるので、一概にゆっくり歩くのが正しいとはいえないのかも。
とにかく事故に注意して渡ってください。万一事故ってもデンパサールには大きな病院がいくつもありますから!え?そういう問題じゃない??
ガジャマダ通りの左右には生活雑貨を売るお店がたくさん並んでいます。
今や日本で見かけなくなった「重りを載せるタイプの計り」とか「ガス台に載せて使うレンジ」とか「振るのに腕力がいりそうなドデカい中華鍋」とか。
オススメは、クプクプバリコーヒーで有名な「BHINEKA DJAJA(ビネカジャジャ?ビネカダジャジャ?旧綴りでビネカジャヤと読むそう。教えてくれたなおさん&ようこさん、ありがとうございます!)」の直営店。本店という噂もあります。
バリ島 パサールバドゥン
スーパーに並んでるバリコピがほぼ全種類揃ってます。しかもお値段ちょい安め(モノによる)。
バリ島 パサールバドゥン
家庭用のKOPI BALI(写真最下段)でもグレードによって3種類あるんですって。
日本のインドネシア料理講座Selera Klubの先生なおさんは「KUPU KUPU GOLD(写真2段目)がおいしい」と常々おっしゃってます。GOLDも3種類あるんですね。初めて知りました。サイズが違うだけ?それぞれに値札がついてます。
いろいろ飲み比べてみると違いがわかっておもしろいかもしれません。
バリ島 パサールバドゥン
店内で挽いてもらって飲めます。
が、あてくし飲んでないので1杯おいくら万円か知りません。実はこのとき、日本円とドルは持ってたもののルピアの手持ちが少なく飲めませんでした(両替して行くつもりが先方の外出都合等が重なりこの始末)。写真撮るだけの迷惑な客で申し訳ない。次回こそ。
ちなみに工場はブノアの近くにあるそうです。

バドゥン市場

広ーーーい。
って撮り方が下手くそで全然伝わらないですよね。すみません。駐車場にあるガゼボ(東屋)を撮りたかったわけじゃないです。
左奥の大きな建物が庶民の台所と言われる「バドゥン市場」、右奥がバリ工芸品から映画館まで入ってる「クンバサリ・ショッピングセンター」です。
バリ島 パサールバドゥン
近づいて、もう1枚。こちらがバドゥン市場。
1階は生鮮食品、香辛料、日用品など。2階と3階は衣料品や雑貨。どの階も品物がところ狭しと並んでます。物であふれてて方向感覚失うかも。友人のご家族は「1階はわかるけど、滅多にいかない2階以上は迷う」と言ってました。地元民でもそうなんですね(彼女が若干方向音痴な気もしつつ)。
朝はローカル客で混みあうので、観光でゆっくり見るなら午後のほうが良いと思います。昼寝してる店員もいるそうな。
バリ島 パサールバドゥン
バドゥン市場の中には、チェロだかチュロだかチャロだかなんだかと呼ばれる悪質な値上げ人がいます。外国人を見つけると勝手に付けてきて、値段交渉しようとした途端、バリ語で言い値を釣り上げてきます。その値段がまた破格。軽く3~5倍になっちゃうんですよ。
あてくし、かつて友達と行って、口喧嘩したことあります。「ついてくんな!」と。そしたら「この田舎者!」って罵られました・・・お前のほうが絶対絶対絶対ずえぇぇーーたい田舎者だYO!バリ島から出たことないくせによく言うZE!文句いうわりにしつこく付いてくるのでバリ人の友人に来てもらいました。えぇ、すぐ離れていきました。
それでも怒りが治まらず、後日デンパサール出身の別のバリ人友達にブチ切れたところ、「住民も市場の商売人も迷惑してる。クレームが出て問題にもなってる。ただそれで生活してる人がいるから仕方ない」となだめられました。追い出さないところをみると、ほかにも利益を得てる人がいるんでしょうね。ふんだ。
いかにも外国人とわかる観光客だけで行くのは鴨ネギ状態です。何も買わず雰囲気を楽しむだけなら良いですけど。
こちらはバドゥン川を挟んで建つ、クンバサリ・ショッピングセンター。
お土産好適品のバリ工芸品から雑貨が並び、レストランや映画館もある、そうです。あてくし入ったことないですわ。いつも遠くから眺めるだけ。
この手の品物はスカワティの市場で買うことが多いもんで。空いてるし、ぼったくられないし。
まぁいつか機会があれば寄ってみたいと思います。
バリ島 パサールバドゥン
おまけ。
バドゥン市場の敷地内の路上で果物や花を売る人々。暑いのに大変ですねぇ。
バリ島 パサールバドゥン
バリ島 パサールバドゥン
500mぽっちの散策のはずが長くなってしまったので、「バドゥン市場周辺500mをレッツ徘徊(後編)」に続きます。

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