「バドゥン市場周辺500mをレッツ徘徊(前編)」の続きでごわす。
スラウェシ通り
バドゥン市場の西側、南北に延びる道がスラウェシ通りです。
ろうけつ染め布地のバティック、絣(かすり)の織物イカット、女性の正装に欠かせないクバヤ用レースまで、いろんな生地を扱う問屋がずらずらずらーっと並んでいます。
バドゥン市場に面した生地屋街その1。
細いテゥルナテ通りを超えた、生地屋街その2。
布屋は続く~よ~ ど~こま~で~も~
いや、300m弱ですけど。
合間にちょいちょい家具屋や雑貨屋があるものの、ほぼ9割は布販売。そしてほとんどアラブ系住民による経営。「祖父母や曾祖父母の時代に移住してきた」と以前聞いたことがあります。
アラブ系なのでイスラム教徒が多く、イスラムの祭日は大半が閉店。知らずに先日の“モハメッド昇天祭”の日に行って見事に閉まってました。あはは・・・あはは・・・。
各店内はこんな感じ。
それぞれ広さや置いてある布地の種類が若干異なります。
どこも量が多いですよね。全店くまなく見られるかYO!
買付じゃなければ、チラ見して気に入ったお店で選ぶのがベターかと。まとめ買いすれば少し安くなりますしね。
値札はついておらず交渉制です。バティックは手描きが高め、プリントやスタンプは安め。クバヤ用生地は流行りものほど高く、シーズン遅れのものは安いです。
バリヒンドゥ女性の正装クバヤの最新スタイルはこれですって。
デコルテまで肌と同じナチュラルカラーのシースルーで、胸ラインから下がレース模様。
あれ?フィギュアスケートの衣装に似てません?これを着れば、あなたも真央ちゃん!的な。
数年前までは透け感のないコットン風ブラウスタイプが流行りでしたが、また総レースがキテるみたいです。
「昔に戻ってる」と思うべからず。襟の形や身頃の長さ、袖丈等が全然違いますから。
だいたい総レースって、小さい頃に見たテーブルカバーや電話カバーっぽい・・・と思ったことは内緒です。
友達がお気に入りのバティック屋。
買付にきた欧米人は布の上にどっかり座っちゃってますw 売り物だからね、それ。
いろんな柄のバティックがカラーバリエーション豊かに揃ってます。だいたいプリントかスタンプ。
どれも1m2単位で購入できます。値段はやっぱり交渉制。
あてくし、個人的にコーヒー豆のデザインが気になりました。
そうそう、今日の目的はバドゥン市場周辺の写真を撮りまくる!ではなく、
- 友人宅に忘れた万歩計を取りに行く(迷惑)
- ステップレス(ゴムの腰巻)を購入
です。舞踊レッスン時に腰ゴムがないとカマン(サロン布)が落ちて無駄に御開帳になっちゃうもんで(それも迷惑)。
ステップレスも交渉制です。祭事前だと少し値上がります。地域差もあります(クタのスーパーマーケットやスカワティ市場よりここが安い)。
あてくし、なぜか2年前よりRp5,000(約45円)ほど安く買えました。なんで?
ハサヌディン通り
スラウェシ通りを抜けた南側、東西に延びるのがハサヌディン通りです。
ガジャマダ通りと同じく交通量が多く、渡りにくいんすよ。
やっと渡ると、そこは金(ゴールド)の専門店が軒を連ねています。ここもほとんどアラブ系住民の経営。
全て、金・金・金・・・(かね・かね・かね、じゃなくて、きん・きん・きんと読んでください)。 まぶすぃ~!
スカルト大統領からメガワティ大統領へ政権交代したあたりでハイパーインフレを経験した義母は「通貨は価値が変わる。ゴールドは上がっていく一方。だからお金があればゴールドに替えたほうが良い」と言ってました。とはいえ、金も2~3年前がピークで、最近は下がってるとか。てか、お義母さん!ゴールドに替えるほどのお金をあてくし持ってませんから!!
店先に座ってヒマそうにしているおばさまたち。
ジュースやお菓子売りかと思ったら、金を買い取る方々なんですって。いろんな仕事があるもんですな。
えぇ、何も買わない、何も売らない。で、さっさと退散しました。