そろそろ日本の学校は夏休み、インドネシアの学校は夏休みが終わって新学期がはじまりますね。
日本の社会人のみなさんは交代で夏季休暇を取りはじめるのでしょう。一斉取得の会社はお盆休みまであと1ヶ月ちょいですよ~。
コロナが落ち着いてきて、待ちに待った渡航シーズン到来です。

バリ島の近況をお知らせします。
天気は多め、ほかはサラッと。

天候:大雨or曇り時々晴れ / 気温23~29℃ / 湿度80%程度

7月は、ぴっちぴっちゃぷちゃぷザーザーズワーーーッッッ!ぬおぉぉぉーー!乾季だろがーーーー!!!
とツッコミたくなる雨が9日間ほど続きました。特に後半がひどく、おはようからおやすみまで延々と小雨か雨か大雨か豪雨(雨以外なし)。
7/9(日)午後からやっと晴れてきました。

3日間の大雨・高波被害

7/6(木)~8(土)の3日間降り続いた雨により、バリ島ほぼ全土で多くの災害に見舞われました。
8(土)午後6時までの被害数は計155件。最多は土砂崩れ・地滑り62件、次いで倒木57件、洪水・浸水13件。その他、家の全半壊や損傷、橋の崩落、道路の陥没や損壊、漂流などです。
被害により7人が死亡。うち4人は地滑りにより自宅ごと飲まれ、1人は川に流されました。

もっとも被害をうけたのは東部カランガッサム県で土砂崩れと道の損壊など58件。ついで中部ギャニャール県、土砂崩れと倒木など34件。3位が南部バドゥン県で土砂崩れと倒木に加え、浸水と建物崩壊など27件。
被害報告はまだ増えるものと見られてます。

・BaliPost(以下インドネシア語):バリ島が3日間雨、百数件の被害、4人の犠牲者

高波により、ギリマヌク港からジャワ島への連絡船内でトラックの横転、サヌール港からレンボンガン島へのボートの転覆が各1件ありました。この事故による犠牲者はいません。

・BaliPost:悪天候によりトラックが船内で横転レンボンガン行きのボートがケラマス海域で転覆

悪天候の要因

先日SNSにちらっと書きましたが、あらためて。
BMKG(インドネシア気象気候地球物理庁)によると、「バリ島は本来 乾季で乾燥している時期。しかしバリ島南部のインド洋上で風速を鈍化させる大気の発生があった。それとは別に、海面水温が26~30℃に。湿った空気が上空3,000mあたりで留まり、流されることなく、大雨をもたらした」とみられています。

・BaliPost:7月のバリ島の雨、BMKGの説明

乾季の風って大事なんですね。凧様のためだけでなく。風が吹かないと雨雲がおさらばしない。
日頃から「風で砂埃がたって床がざらざらするぅ。掃除面倒ぅ」などと文句を言ってはいけませんな。凧様行列のノロノロ走行にも舌打ちしてはいけませんな。ただ夜中まで無人で凧あげ続ける必要ある?電飾つけて流れ星と見せかけて凧、みたいにする必要ある?風向きによってうちの庭に夜中に落ちて、犬がめっちゃ吠えて、目が覚める…必要?

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7月中旬も注意が必要

BMKGの分析によると、「依然として大気は不安定な状態」です。水温は例年通りなものの、低気圧と風向きにより雨雲が発達し、多雨になるとの予報。
特にバリ島を含むインドネシア中部~東部では、7/11(火)~14(金)の間 中程度から激しい雨が降る可能性があります。

・BaliPost:来週までバリ島はまだ雨、原因はいくつか

山間部では地滑りや倒木、平地では洪水や浸水、沿岸部でも低気圧による高波や海流にご注意ください。
すでに地盤がゆるんでますからね。こればかりはどこがどうとか言えませんが。

急な大雨や雷のときは高台のレストランやカフェに駆け込んで一休みするなど、絶対に無理しないように。バリの大雨って日本のゲリラ豪雨並みです。ワイパーきかないぐらい降ります。それが1時間近く続くことも。折りたたみ傘程度では太刀打ちできません。
あ、でも折りたたみ傘は持ってたほうが良いです。晴雨兼用が便利。降り始めはそれをさして安全な場所へ移動しましょう。油断してると雨が強くなりますからね。
雨季と違って、乾季の雨は冷えます。陽射しがない日は昼間も涼しく、朝晩寒いです。靴下や薄手のヒートテックがあると重宝するかも。ま、寒いといっても南部観光地は半袖だとやや肌寒く、長袖がちょうど良い程度。中部は少し厚めのジャケットがあると良いかなと思います。

現時点(7/10)では晴れてるんですけどねぇ。予報当たるのかしら?ノーミス主義で疑うより、注意喚起してくれただけマシと思いましょう。晴れが続けばラッキーですし。
なお、7/15以降については現時点で発表されていません。

・Memo Bali:バリ島 天気一覧

両替レート:(売り)1円=Rp101.25~.75

7月の平日昼間1円=Rp101.25~101.75、平日朝晩と土日祝日はRp100.00で推移しています。

100ってめっちゃ計算しやすいですよね。
インドネシアのルピアからゼロ2つ取ったら日本円ですから。Rp10,000=100円、Rp50,000=500円、という具合。

いやはや、円下がりましたね。対ドルも下がって、見事な円安っぷり。
FRB(米連邦準備理事会)の利上げ対して、日銀はひたすら慎重な姿勢を保っていることが大きな要因と見られています。利上げすれば、預貯金している方は利子が増えてウハウハ、借入している方は利息が増えてアップアップに。大企業はともかく、中小企業はかなり倒産するとか。
しかし、このまま円安が進行すれば、為替介入の可能性もあり。そのときは対ルピアも一気に円高へ動きそうです。

・東洋経済ONLINE:円安が進んでも日銀の金融政策は当面変わらない
・Bloomberg:「ミスター円」榊原氏、1ドル=160円割り込む円安進行も

気になってさかのぼったところ、コロナ中の’20.4/2に1円=Rp150.50という驚異的なレートを叩き出しています。同年3月中旬から4月末までほぼRp140台。それはそれで問題ですけど。
うん、インドネシアのルピアは頑張ってるYO!利下げしてるのに、米ドルについていってるもの。

・Memo Bali:両替レート一覧

地震・噴火:なし

5月下旬以降、バリ州内で体に感じる地震は発生していません
噴火の兆候もなし。落ち着いています。

インドネシア全土では、6/11(日)に西ジャワ州チアンジュールでM3.5の揺れを観測。このときは数軒の建物にひび割れが起きた程度で済みました。
6/30(金)にはジョグジャカルタ特別地区でM6.0。12地区35軒で建物の損壊。1人が心臓発作で死亡し、6人が軽傷を負いました。

・BaliPost:チアンジュールの地震で数軒がわずかな被害6.4SRの地震がバントゥールを襲う

コロナ感染:記録なし

先日のコロナ収束宣言のブログで「感染者数の記録、いつまで続けるか悩み中」と書きましたが、インドネシア保健省と新型コロナウイルス対策ユニットは公式サイトの更新を停止しました。何の予告も、宣言もなくw よって毎日の新規感染数・治癒数・死亡数はわからなくなりました。
おかげで解放されて助かりましたわ。

・保健省(インドネシア語):COVID-19
・新型コロナウイルス対策ユニット:COVID-19
・Memo Bali:コロナウイルス感染者数

長くなったので、続きは(その2)で。
では、ごきげんよう。

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