ちょっと、奥さん。Jl.ラヤチャングーからJl.パンタイブラワへ入ってすぐに、昼も夜もやたら混んでるバッソ屋があるんですって。さっそくGO☆
あらやだ、玉子がうずら…?
じゃないのよーーー。肉団子が小ぶりなミートボールサイズではなく、女性のこぶしぐらい大きいんですの。高さもあって、器からはみでるジャジャジャンボですわよ。
そもそもBakso(バッソ)ってなんじゃらほい?
ガイドブックなどではバクソとも書かれてますね。お世話になってる某インドネシア料理の先生が「なんでバリ関係の人はバクソって呼ぶの?まずそうじゃん。kのうしろにuないのに」とおっしゃってたので、あてくしはあえて「バッソ」と書きます。
えっと、バッソは牛肉や鶏肉または魚肉(まれにバリ人経営の豚肉もあり)をペースト状にして少量のタピオカ粉と塩を加えた肉だんごを、鶏か魚ベースのスープに入れて、調味料(味の素マサコほか)、セロリ、バワンゴレンで味つけしたもの(出典:インドネシア版Wikipedia)。お好みで、春雨、玉子、揚げた餃子の皮などをプラスします。
インドネシアのソウルフードともいえるB級食ですよね。
昼過ぎから夕方にかけてカキリマ(移動式屋台)が売りにくるので、子供から大人まで小腹が空いたときにオーダーします。
作りたい!という奇特な方は、インドネシア版CookPadをご参考にどうぞ。
↑画像をクリックするとリンクします。
オールインドネシア語ですが、Google Chromeだとページまるっと日本語翻訳してくれますよ。
で、とある日の「BAKS RUDI」。
さほど広くないとはいえ、混んでますわね~。
前を通るたび、昼夜問わず賑わってます。
あれ?よく見ると「BAKSO」の「O」がない…もはや「バッ(ス)」と読むべき?
正面の壁には、セットメニューがズラリ。
料理写真と金額が書かれたボードが等間隔で並んでいます。
右上から
- BAKSO SAPI(牛肉団子スープ):Rp10,000(1円=Rp130として約79円。以下同レート)
- BAKSO URAT(肝の肉団子スープ):同額
- BAKSO ISI DAGING(肉入り団子スープ):同額
- BAKSO AYAM(鶏肉団子スープ):同額
- MIE AYAM(鶏肉汁麺):Rp8,000(約62円)
- MIE AYAM BAKSO BESAR(鶏肉汁麺+肉団子):Rp18,000(約138円)
- BAKSO CAMPUR(肉団子ミックス):Rp13,000(約100円)
- BAKSO KOMPLIT(肉団子完全版ミックス):Rp17,000(約131円)
- MIE AYAM TELUR(鶏肉汁麺+玉子):Rp12,000(約92円)
- MIE AYAM BAKSO KECIL(鶏肉汁麺+肉団子小):Rp13,000(約100円)
- MIE AYAM BAKSO TELUR(鶏肉汁麺+玉子+肉団子):Rp22,000(約169円)
- MIE AYAM TAHU SIOMAY(鶏肉汁麺+豆腐+揚げワンタンと練り物):Rp10,000(約79円)
ですって。
アラカルトで「タフ(豆腐)を足したい」とか「パンシッゴレン(揚げワンタン)を加えたい」というオーダーもできます。
飲み物も含めて、すべて明朗会計♪
クルプッ(揚げせん)やカチャン(ピーナッツ)さえも値段が明記されています。
カゴや卓上にあるものを勝手に開けて食べて、会計時に自己申告します。
考えてみると、ワルンでこういう表示って珍しいかも。
なんとなく相場はあるものの、クルプッの価格なんて気にせず、言われた額を払ってました。
ロントン(バナナの葉にくるんで蒸したお米)もあるでよ。
これも勝手に自分で葉をむいて、ナイフで食べやすいサイズにカットして汁につけて食べます。
とことんセルフサービス。
飲み物はテーブルに置いてないのでオーダー。
机の上にペットボトルや瓶をズラリと並べてるお店もあるんですけどね。
エスジュル(オレンジジュース/温・冷)Rp5,000(約38円)、テー(紅茶/温・冷)Rp3,000(約23円)。
そのへんのワルンと比べてやや安いですわね。グラスはプラスチックです。
味はやや薄め。個人的には値上げしても濃いめにしてほしいところ。
せっかく来たので一番高級なミーバッソテルール(鶏肉汁麺+玉子+肉団子)を頼んでみました。
あてくし、リッチ! Rp22,000(約169円)ですけど、セレブ?!
牛肉の肉団子、でっかーーーー。
完璧なまでにペーストされていて、日本のミートボールやハンバーグのような粒の食感はありません。どちらかといえば、硬めのカマボコとかチクワに近いかも。練り製品の域。しっかり固められて弾力あるので歯ごたえありというか、アゴをよく使ってる感がじわじわと。
汁少なめ。でも鶏のダシがきいてて薄味なのにしっかりしています。倍入れてほしいところ。
上に載ってる鶏ささみの甘辛煮はこってり。煮込まれてて柔らかいです。
麺は「アルデンテって何ですの?」とイタリアンに反抗しているような柔らかさ。でものびてません(たぶん)。もっちり生地であてくしの好み。
玉子も茹でたものを揚げてます。「半熟って何?」というほど火が通ってますわ。
汁に浸かってる青い菜っ葉は生のまま入れたのかシャキシャキ。
お好みでケチャップマニス(甘いソース)やサンバルをどうぞ。
ローカルはドバドバ入れて自分テイストにしていますが、薄味好きな日本人はそのままでも十分イケると思います。
混んでるわりに、テーブルも椅子もまぁまぁキレイ。
先客が帰ると、消毒液と布きんで拭いてました。
この日の客層はローカル8割、外国人(主に欧米人)2割程度。
いやはや、こりゃリピしたくなりますわ。近ければ。
とびぬけておいしいわけじゃないですが、この味とこの値段とこの雰囲気はありでしょう。ありありでしょう。
観光地で安心して食べられるローカル食って、なんとなく良いですよね。
- 店名
- BAKS RUDI(バッソ ルディ)
- URL
- なし
- 料理ジャンル
- インドネシア料理(ジャワ島)
- 税金・サービス
- なし
- カード
- 不可
- 所在地
- Jl. Pantai Berawa Tibubeneng Bali
- 電話番号
- +62-821-4479-1008(海外から)
- (バリ島内)0821-4479-1008
- 店休日
- 不定休(イスラムの祝祭日)
- 営業時間
- 午前11時~午後22時
- 駐車輪場
- 車:なし、バイク:なし(歩道に路上駐車)
- 行き方
- Jl. Raya Cangguを西に進み、Jl. Pantai Berawaへ左折。80m進んだ右側。
- 地図