浄化したい方に。「Ulun Danu Beratan寺院」

スピリチュアル観光・レジャー

今日2014年12月22日、日本は冬至でした。1年間で最も陽が短く、星占いの世界では“太陽の誕生日”とも言われる日。しかも今回は新月が重なる、19年に1度の「朔旦冬至(さくたんとうじ)」でした。月のない長い夜、神秘的ですね~。
バリ島の新月は前日の21日。月齢チャートで調べると22日朝10:36に新月を迎えたものの、午前中の場合バリカレンダーではたいてい前日が新月か満月の日になります。正確に調べたわけではありませんが、今までだいたいそうでした。
バリヒンドゥ教徒の公立に通う小中学生は、新月と満月に正装して登校します。金曜日に重なると正装したイスラム教徒(主に男性)が礼拝へ向かうので、あちこちで正装した方々を見かけます。こういう光景を目にすると、「バリは本当に宗教が根付いてるのだなぁ」と感じます。
せっかく神秘的な日なので、いっちょスピネタでも。あてくしのスピが神聖かどうかは保証できませんが。
ブドゥグルにあるウルン・ダヌ・ブラタン寺院へ行ったときの話です。
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院

バリ島のパワースポット気になるぅ!と思った方はクリックを。


長期滞在すると、観光従事者かよっぽどマメな方じゃない限り、観光地へ行かなくなるんですよね。日々が生活になっちゃうから。都内在住者が東京タワーへ行かないように。
家人に「たまにはディスカバリー☆バリしようぜ。どっか行きたぁぁい」と告げたところ、真っ先に挙げたのがこの寺院でした。
そもそもブラタン寺院ってどこにあるのさ?
ここだよ、ここ!

クロボカンからメングウィに入り、ひたすら北上。マルガやパチュン、バトゥリティを抜けた先です。
キンタマーニ高原(声に出して読めない日本語?)やバトゥール山の西、バトゥカル山の東にあたります。大きな山と山の間って感じですね。丘ですけど。
そのまま直進するシンガラジャに出ます。
この道、数年前までは結構凸凹で、一部ガードレールがなかったり、木が倒れてたり、道幅が狭かったりと悪路でした。久しぶりに通ったら、すっかり舗装されてキレイになり、道幅も広がったので快適です。
車窓から見える景色はこんな感じ。
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
緑いっぱい!山いっぱい!のどかな田舎の風景が続きます。いいねぇ。目の保養だわ。
ただ、山道なので右へ左へカーブするわ、なだらかに下がったと思ったら急に上りになるわで大変。車酔いする方は酔い止め必須ですぞ。
うちから2時間ちょい程度で目的地に到着。平日午前中だったためか、渋滞もなくスイスイ走れました。日曜や観光シーズンだともっとかかると思います。
係員の指示に従って、だだっ広いパーキングに車を停めます。
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
陸も広いけど、空も広いわーー。と思ったら、帰りには満車で入園待ちに。並びたくない方は午前中早めの到着をオススメします。
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院はチャンディクニン公園の中にあります。
この石碑の左側にチケット売場があるので入園券を購入しましょう。入園料に拝観料も含まれてます。
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
入ってすぐに設置してある像がこれ!
はい、ドーーーン。
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
ええっと・・・ハイセンスすぎるのかまったく理解できません。なぜ、これを、ここに?
ほかにも金のしゃちほこならぬドデカイ魚の像などもありました。興味ある方は園内でじっくりご覧ください。すげー変!いや、予想の斜め上をいくセンスですから。
見なかったことにして直進します。
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
ウェルカムボード。ホームページアドレスや連絡先が記載されています。
帰宅してサイトにアクセスしたけど繋がりませんでした。フェイク?
園内はとても整備され、清掃も行き届いてて、ゴミがほぼ落ちていません。
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
バリの割れ門もあります。左右で善悪を示し、物事には必ず良い面と悪い面があるという教えになっているそうです。
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
割れ門を抜けるとお寺の敷地内になります。
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
とはいえ、まだ異教徒も立ち入り可。
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
日本人や中国人も数人みかけましたが、圧倒的に欧米人と思われる白人が多いです。英語のほか、フランス語、イタリア語、ロシア語が聞こえました(家人いわく)。彼らは寺院に手を合わせる習慣がないのでしょうか?それぞれ写真を撮り、ひと通り説明を聞いたら満足げに去っていきました。
「水場は低級霊が集まりやすい」とも言われますが、ここは人々の念が少ないのか、空気が軽くシャープで快適。なぜかいるだけで身も心もスッキリしてきます。
日本人は神社仏閣に行くとやたらめったらお願いするので、気が良いと言われるエネルギースポットでも澱んじゃってることがあるんですよね。都内で有名な某恋愛神社は境内こそ良いものの、ご神木の周りは絵馬だらけで念がどっぷり。ひょえーーーみんな願掛けすぎでんがな!思いが重いと天に届く前に落ちてしまうそうです。逆に神様に感謝すると、巡り巡って願い事を叶えてくれるんだとか。
本殿にあたる11層のメルがこちら。うつくすぃ~。
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
別の角度から、もう1枚。うつくすぃすぎる~。
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
この画、どこかで見たことありませんか?
そう、現在のRp50,000札の裏面イラストです!このお寺がモチーフになってるんですね。
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
折り目いっぱいのシワシワお札ですみません。
ターバン・ングラライさんを作っていたもので・・・。
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
折りたい方は「ターバン野口の世界」を参考にどうぞ。
本殿の正面で、手を合わせて、しばし瞑想。
湖上の真ん中あたりに、白く強い光がフラッシュし、女性と思われるご神体が浮かんできました。大きめの立位です。仏教でいえば観音様系ですが、もちろんヒンドゥの女神様。装飾品が日本とは異なります。
あとでガイドブックを見たら湖の神デウィ・ダヌ様だそうです。もし本に「座位の男神様」と書かれていても、私には立位の女神が見えたんだもん!そうなんだもん!証明しようがないんだもん!
デウィ・ダヌ様はこの場所(公園も湖も)を美しく管理・維持していることにとても感謝しているようでした。
こういうと「それって日本語で言ったの?インドネシア語?英語?」と聞かれますが、私の場合は思いが伝わるだけで言葉じゃないんです。「今、〇〇考えてたでしょ?」と友達の思考を当てる感覚に近いかもしれません。女神様は世界各国の言葉をお話しになれそうですけどね。これまた証明のしようがないです。そう思ったんだからそう。違うかも。
帰る頃に、地元民によるスンバヤン(お祈り)が始まりました。ちょうどオダラン(建立記念)か何かだったのかもしれません。道理で女神様も感謝なさってたのかも。
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
湖ではボートも楽しめます。
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
お値段はこちら。
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
あてくし、スワンボートの乗り場で各自一心不乱に携帯をイジるアッチ系のお兄さんたちが気になってしょうがなかったんですけどもwww
バリ島ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
後日、Keyさんにブラタン湖の話をしたところ、「あっこ、毎年何人も亡くなってるやろ?自ら命を絶って。女神様は生贄が好きやからな~」って。ひょえええ、こわすぎますぅ。
まぁ生贄は滅多にないと思うのでご心配なく。
さっぱりスッキリ浄化したい方におすすめのパワースポットです。まさに水に流してくれそう。日本人に人気が出て、邪念怨念が取り巻く前に行くのがよろしいと思います。あ、いや、私は心身ともに澄みましたが、他の人は知りません(笑)お試しを♪

名称
Ulun Danu Beratan(ウルン・ダヌ・ブラタン寺院)
URL
http://www.ulundanuberatabali.com ←園内の看板に記載済だが現在不通
入園料
大人 Rp35,000 / 子供 Rp17,500
カード
不可
所在地
Jl.Raya Candi Kuning Tabanan Bali
電話番号
+62-368-203-3050(海外から)
0368-203-3050(バリ島内)
休園日
未確認(たぶんニュピ以外なし)
開園時間
午前6時~午後6時

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