
取ったどー!
先日のブログで「Unlimited ITAP(Izin Tinggal Tetap/恒久居住許可)のIMK(Izin Masuk Kembali/再入国許可)が無期限Rp8,000,000一択になった」と書きましたが、無事にUnlimited IMKを取得できました。
今年8月に更新予定だったんですけどね。どうせ無期限になるならいつ取っても同じ。だったら早いほうが良いかと。この先、値段が跳ね上がるかもしれないし(下がることは99%ない)、規定が変わって無期限がなくなるかもしれないし(長期保有だとお得すぎて政府にとって税収激減)。
◆ オンライン申請
エージェントを通さず、自力で入国管理局(以下イミグレ)の「The Official e-Visa Website for Indonesia(インドネシア公式eビザサイト)」から申請しました。
現在、個人はオンライン申請のみです。イミグレ総局(ジャカルタ)の一括管理。窓口へ出向いても対応してもらえません。
一部書類の不備で差戻しがあったり、係員とWhatsApp(WA)で確認しあったりして、登録から受領までトータル3週間かかりました。
何の問題がない方でも少なくとも10営業日は見ておいたほうが良いと思います。イミグレ側のシステムエラーが頻発してますし、土日祝は窓口休業、オンラインも停止です。
以下、あてくしが引っかかった点を含め、現時点での申請手順を記載します。
基本はITAPの家族扶養/配偶者向けです。
投資・就労・退職者向けは必要書類や申請方法が異なるかもしれないので、管轄のイミグレまたはエージェントにご相談ください。
あとね、インドネシアあるあるなんですが、条件や値段に加え、手順も細かい仕様が頻繁に変わるんですよ。
あくまで’25年6月現在のものです。今後の変更に関しては、どうぞよしなに(勘で)ご対応ください。
この記事の目次
ITASからITAPへの移行
手順の前にひとつ。
SNSで数名から質問があった「滞在許可証(VISA)のITAS(Izin Tinggal Terbatas/限定滞在許可)からITAPへの移行」について、図式化してみました。
ビザの種類にもよりますが、一般的には下記のとおりかと。
- ITAS(1年間有効)を5回更新
- ITASの5回目にあたる4.5年目に申請。約半年かけて審査(自宅訪問あり)・承認を経て、Limited ITAP(5年間有効)へ移行
- Limited ITAPを2回更新
- Limitedの2回目=10年目の期限切れ3ヶ月前から申請して、Unlimited ITAP(5年おきに居住申請)へ移行
配偶者向けの場合、婚姻暦が長いとITAS 2回のみでLimited ITAPへ、Limited 1回のみでUnlimitedへショートカットできます。
このあたり、イミグレで教えてもらえるので聞いてみてください。うちはそうでした。
すべてのIMKはビザの期間に準じるため、ITASであればIMKは最長1年、Limited ITAPは最長5年、Unlimited ITAPは問答無用で無期限になります。
ITAP・IMK申請の大まかな流れ
ジンバラン地区にあるはずが改修工事のためべノアスクエアで仮営業中の「イミグレ ングラライ」でもらった手順一覧です。
画像をクリックorタップすると拡大できます。
ざっくり書き出すと下記のとおりです。
この順番じゃないと進めませんでした。
ITAP・IMK申請の必要書類
「イミグレ ングラライ」でもらった必要書類一覧です。
画像をクリックorタップすると拡大できます。
実際に配偶者向けの申請で必要な書類は下記でした。
インドネシア保証人
- Foto(証明写真):規定あり。jpeg/jpg/pngいずれかの形式、最小400×600px、最大2MB
- E-KTP(Kartu Tanda Penduduk/電子身分証明書・IDカード):PDF形式、最大5MB
- KTPが他州で、バリ州在住につきバリ州内で申請の場合はDomisili(居住証明)をセットにする
- KK(Kartu Keluarga/家族カード):PDF形式、最大5MB
- Buku Nikah/Akta Pernikawainan(結婚証明):PDF形式、最大5MB
外国人本人
- Foto(証明写真):規定あり。jpeg/jpg/pngいずれかの形式、最小400×600px、最大2MB
- Paspor(パスポート):身分事項(写真)ページ。規定あり。jpeg/jpg/pngいずれかの形式
- KITAPのスタンプページとともにPDF化も必要
- KITAP(Kartu Izin Tinggal Tetap/恒久居住許可カード):PDF形式、最大5MB
- E-KTP WNA(WNA Kartu Tanda Penduduk/外国人電子身分証明書・IDカード):PDF形式
- KTPが他州またはバリ州内でも他の地区管轄の場合はDomisili(居住証明)をセットにする
- Surat permohon mengajukan IMK yang dibuat oleh sponsor(保証人署名済みのIMK申請書):PDF形式
◆ 写真規定
「証明写真」はカラー、頭頂部から顎までが全体の50~60%程度(人物が大きすぎず小さすぎない)、ぼやけていない、本人以外が写っていないなど細かいルールがあります。
「パスポート写真」も横長、斜めではない、ぼやけていない、指などが写りこんでいないなど。
いずれもページ内に規定が表記されているので従ってください。規定に沿っていないと却下されて差戻しになります。
スマホの写メで撮ると斜め(台形)になりやすいので、スキャンしたほうが正形に取れます。
◆ IMK申請書
唯一作らないといけないのが「Surat permohon mengajukan IMK yang dibuat oleh sponsor(保証人署名済みのIMK申請書)」です。
正式かはわかりませんが、前回も今回もこれで通ったので、良かったらお使いください。
必要事項をインドネシア語または英語(日本語など他言語不可)で入力して、プリントアウト後に、保証人のサインが必須です。もしくはPDF化してからマウスかペンでサイン。
- IMK申請書:見本(Word)
◆ 居住証明
Domisili(居住証明)が必要な場合は、居住地のKantor Desa(村役場)へE-KTPを持参のうえ、申請してください。
また、外国人のドミシリにはE-KTP WNAに加えて、パスポート、KITAP、事前に管轄の警察署で発行してもらったSurat Tanda Melapor Diri(自己居住申告)が必要です。
ドミシリ発行には、居住地のKepala Kantor Desa(村長)と Banjar(町内会)のKelian Dinas(町内会長)の2人の署名と押印が必須です。
このあたりもわからなければ、ご近所の方(カントールやクリアンを知ってそうな人)やエージェントなどにレッツ相談。
◆ その他の書類
IMK申請項目に「Other documents to explain the purpose/purpose of the application(申請の目的・主旨を説明するその他の書類)」というのがあり、ここは以下の書類すべてを1つのPDFにまとめる必要があります。
また、イミグレ窓口での対面による書類確認の際にコピーが必要ですので、すべてプリントアウトしてください。
- Surat permohon mengajukan IMK yang dibuat oleh sponsor(保証人署名済みのIMK申請書)
- E-KTP WNA(WNA Kartu Tanda Penduduk/外国人電子身分証明書・IDカード)
※他島または州内で他地域のKTPの場合はDomisili(居住証明) - E-KTP(Kartu Tanda Penduduk/保証人の電子身分証明書・IDカード)
※他島KTPの場合はDomisili(居住証明) - KK(Kartu Keluarga/家族カード)
- Buku Nikah/Akta Pernikawainan(結婚証明)
- Paspor(外国人パスポート)の身分事項(写真)ページとKITAPのスタンプページ
- KITAP(Kartu Izin Tinggal Tetap/恒久居住許可カード)
◆ 依頼先
スキャンやPDF化をご自身で出来ない場合、ネットカフェまたはコピー屋で出来るかと。
特にPCを持っているコピー屋は店員に依頼するとやってくれると思います(店舗による)。
それも難しい場合はエージェントなどに依頼してください。
長くなったので、「「【’25.6月】 ITAP・リエントリーの申請手順②」へ続きます。
ごきげんよう。
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