
中国東方航空①の続き。実際に乗ったレポです。
この記事では往路のインドネシア・バリ島ングラライ国際空港(DPS)→中国・上海浦東国際空港(PVG)→日本・羽田空港国際(HND)について綴ります。
日本から渡航される方は往路と復路が逆ですよね。羽田→上海→バリ島については次回。
この記事の目次
1.搭乗前準備
1-1.発券完了
中国東方航空の公式サイトで予約・決済して、航空券が発券されると登録したメールアドレス宛に「発券完了メール」が即時届きます。
メールタイトルは中国語で「机票出票成功确认」となってました。迷惑メールに振り分けられそう。本文は日本語なのでご安心を。
メール内の「航空券番号」は、次項の座席指定やオンラインチェックイン時に必要なのでメールは捨てずに取っておきましょう。
1-2.座席指定

出発の72時間前までであれば、エコノミークラスでも座席を事前指定できます。
72時間前までですが、いつからできるのか謎。羽田で日本人のグランドスタッフ(GS)に聞いたところ「実は私たちもわからないんです。早すぎてもできないようで…」と恐縮しつつ言われました。
というわけで、発券後のできるタイミングで挑みましょう。
中国東方航空サイトの「予約管理>ご予約の管理>座席指定」からできます。

座席指定には、「航空券番号」「便名(数字のみ)」「姓(ローマ字)」「名(ローマ字)」が必要です。
「次へ」ボタンを押すと、座席一覧が表示されます。
前方は有料です。1席3,000~6,000円ぐらいだとか。
せっかく安い航空券買ってるのに出せるか!と有料席はやめましたが、安いんだから足しても良かったかなと思ったり。
結局 無料の空席を探して、バリ島→上海と上海→羽田ともに後方の2-4-2の2人掛け席の窓側にしました。
バリ島⇔上海はエアバス333。ビジネスクラスは2-2-2、エコノミーは2-4-2(後方6列のみ2-3-2)です。
上海⇔羽田は便によって異なり、ボーイング738・773・788またはエアバス20Nなど。
詳しくは中国東方航空サイトの運航状況と運航機材で確認してください。
1-3.オンラインチェックイン

出発の48時間前から1時間前までオンラインチェックインができます。
バリ島→上海→日本便はエコノミークラスならやっておいたほうがいいです。
なぜなら空港のチェックインカウンターで並ぶレーンが異なり、待ち時間を短縮できるからです。
ビジネスクラスとスカイチームのプライオリティをお持ちの方は、レーンが異なるので常にスムーズ。
中国東方航空サイトの「予約管理>ご予約の管理>オンラインチェックイン」からできます。

オンラインチェックインには、「航空券番号」「便名(数字のみ)」「姓(ローマ字)」「名(ローマ字)」が必要です。それと、表示されている「認証コード」。
「次へ」ボタンを押して進みます。
次ページでは必須事項の姓名や国籍、パスポート番号などを入力します。
このとき、なぜか72時間前までしか出来ないはずの座席指定も可能です。
ほかに特別機内食の指定、超過手荷物事前購入など、必要であればやっておきましょう。
1-4.手荷物
空港へ行く前に、ご自身がどのクラスの荷物量に該当するか発券完了メールで確認してください。発券完了メール内の「旅行者の旅行明細」をクリックすると「Free Baggage 2PC」などと表記されています。
他社航空含め、なぜかここを確認せず、規定外の荷物量で挑んでカウンターで撃沈する方がちらほら。マジで笑えないことになりますからね。
◆受託手荷物
日本路線=日本発着の第三国行き航空券(24時間以内の乗継)の受託(預入)手荷物の無料範囲は、三辺の和が158cm以内で、ファーストクラス32kg×3個、ビジネスクラス32kg×2個、スタンダードエコノミークラス以上で23kg×2個、ベーシックエコノミークラスは23kg×1個、です。1個当たり最大32kgを超える荷物はNG。
激安エコノミーなのにだいたい23kg×2個までイケるってすごくない??さすがFSC!
スカイチームのエリートメンバーなどはさらに1個追加できます。
その他の超過分については事前購入が可能です。
詳しくは中国東方航空サイトのお手荷物規定で確認してください。
日本の空港までスルーバゲッジです。上海でピックアップしたり、預け直す必要はありません。
日本路線以外だと、ベーシックエコノミークラスで0個の場合もありますのでご注意を。
◆特殊手荷物
日本路線(個数制)は上記受託手荷物のほか、「自転車・ゴルフ用具・釣り用具・ボウリング用品・楽器・アイスホッケー用品・ダイビング用具・アーチェリー用具・射撃用具・スキー用具・水上スキー用具」であれば32kg以内を1個だけ無料で追加できます。
バリ島でボウリングやスキーをするかは別として、釣り人やダイバーにはうれしいですよね。
あとガムラン奏者も!でかいゴンとかジェゴグとか32kg以内なら運べるっぽいです。
逆に、バリ島で需要の多い「サーフボード・ウィンドサーフィン・カヌー」、需要が少ない「パラグライダー・やり投げの槍・棒高跳びのポール」は適用外です(超過料払えば可)。
やり投げの槍や棒高跳びのポールを持って世界を旅行する方って…いるのでしょうか?
詳しくは中国東方航空サイトの特殊手荷物で確認してください。
◆機内持込手荷物
機内持込手荷物は、ファーストクラス10kg×2個、ビジネスクラス8kg×2個、エコノミークラス8kg×1個、です。
記載はありませんが、ノートPCやiPadなどのタブレットは別途PCバッグにいれて持ち込めます。精密機器は預入できないので仕方ないですよね。
空港で購入した免税品も、目に余る量でなければ持込および乗継可能です。ジャカルタのように「ビジネスクラスならいいけど、エコノミークラスのくせに…」とイチャモンつけられることはありません。
厳しいのは他の航空会社同様に、液体物とリチウム電池。特に免税店で購入したアルコールや香水などは100ml超えると引っかかる可能性があります(免税店のショッピングバッグならたぶんOKだけど確定ではない)。
ほかにライターがNGのようです。インドネシアや日本の空港では1個まで手持ち可でも、上海の空港で破棄されてる方がいました。
乳幼児をお連れでしたら、食品・おむつ・その他のベビー用品は追加で持込できます。折り畳み式の軽量ベビーカーは受託手荷物です。
詳しくは中国東方航空サイトの機内持ち込みお手荷物で確認してください。
1-5.空港への移動
バリ島名物の大渋滞!によって、空港への移動時間が大きく異なる場合があります。
空港近辺にお泊りの方はともかく、そうでない方は余裕を持った移動をオススメします。じゃないと乗り遅れますからね。飛行機は待ってくれません。
ちなみに我が家から空港まで空いていれば約35分。今回は年末につき1時間30分かかりました。そのうち15分は家の前で進まず(笑)チャングーへ抜ける裏道でめちゃくちゃ混むんです。さらに連日の大雨で道の一部が壊れて対面通行できず、渋滞に拍車がかかっていました。間に合って良かったです。
2.搭乗手続
中国東方航空①で書いたとおり、現時点でバリ島ングラライ国際空港 1:35発→中国・上海浦東国際空港 7:50着の1日1便のみです。
日付が変わったすぐの出発につき、前日の夜に空港へ到着していると安心です。
搭乗開始予定時刻は出発の30分前で、深夜1:05頃。
格安便にありがちなチェックインカウンターから搭乗ゲートまでが遠いパターンです。余裕こいてると最後は全力で走る羽目になります。
2-1.チェックインカウンター

出発180~60分前(荷物を預ける場合は90分前)までにバリ島ングラライ国際空港の中国東方航空チェックインカウンターへ行く必要があります。
事前にオンラインチェックインしていても、受託手荷物(預入手荷物)がなくても、渡航書類(パスポートなど)の確認が必須です。
チェックインカウンターは、3つのレーンに分かれています。
ビジネスクラスとスカイチームなどのプライオリティーレーン(空いてる)、エコノミークラスのレーン(超混んでる)、そしてオンラインチェックイン済レーン(空いてる)です。
あてくし、エコノミークラスの長蛇の列に延々並んで、あと2人というところで「WEB CHECK INあるやん…」と気づきまして。係員による案内がないんですよ。事前に済ませている方は迷わず、このレーンを目指しましょう。
手続きはグループごとに行えます。受託荷物など合算してもらえるし、事前予約していない席でも空きがあればまとめてくれます。
QRコードが印刷された搭乗券を発券してもらいます。
2-2.保安検査
チェックインが済んだら、QRコードをかざして自動ゲートを通り、持込手荷物検査場に進みます。このあたりはどの航空会社でも同じですね。
手荷物はすべてをX線検査台へ。PCやタブレットはバッグから出してください。よく引っかかってるのは、ペットボトル飲料・スプレー缶・歯磨き粉など。
旅行者本人はセキュリティーゲートを通ります。特に問題なければ通過できます。
さらに出国検査場。
観光客とインドネシア国籍パスポートの方は自動ゲートを通れます。
出国スタンプが欲しい観光客は有人の「Foreigner」または「All Pasport」と書かれたレーンへ。
在住資格者は「Indonesian(KITAS/KITAP)」のレーンへ。
無事検査が終了したら、ひたすら並ぶ免税ショップゾーンを通り、レストランやカフェゾーンを抜けて、搭乗ゲートへ進みます。
格安便はゲートまで結構な距離があるので、先にだいたいの距離を確認しておくことをオススメします。
2-3.出発ロビー
先述したとおり、航空会社が経費を安く抑えたい場合、搭乗ゲートは遠くなります。
バリ島ングラライ国際空港はGATE1~9まであり、さらに1と6はAとBに分かれます。空港内のゲート位置はI Gusti Ngurah Rai公式サイト(英語)で確認できます。
この日はGATE6でした。出国検査場を抜けてから、GATE6まで徒歩およそ9分(と書いてある)。
だがしかーし、直前までKLMオランダ航空が使用していて、その客が全員搭乗してドアが閉まるまで規制線が張られていました。
よって中国東方航空の客は出発ロビーの椅子にすら座れません。一部の方はカーペットに直座りしてましたよ。深夜で眠いのに早く着いても座ることすらできないなんて…でも安いから仕方ないです。すべてはこれ。
どうしても座りたい方はレストランやカフェに入るか、隣のGATE(開いていれば)へ行くしかないです。もちろんビジネスクラス以上の方はラウンジへどうぞ。
3.機内(バリ島→上海)
3-1.搭乗
搭乗開始時刻は出発の30分前につき、深夜1:05頃の予定です。
上海からバリ島へ飛んできた航空機が約1時間で降機・清掃・積込・搭乗して飛び立つため、着陸が遅れれば離陸も遅れます。
この日は1:15頃から、ビジネスクラスとスカイチームエリートメンバーの優先搭乗が開始しました。
乳幼児連れや車椅子の方も申し出れば先に乗ることができます(係員が声掛けしてくれることも)。
その後、エコノミークラスの座席番号の大きい=後ろの方から乗り込み、続いて残りのエコノミーの方々でした。
3-2.座席

機内はどんだけ狭くてボロいんだろ…ビクビクしながら乗り込んだところ、想像以上に普通でした。
まず聞こえたのは古筝(こそう)のBGM。明るく美しい琴のような音色で、中国らしさ満点。
エコノミークラスの座席幅は、一般的なFSCの広さ。LCCほど狭くありません。
足元もそれなりにスペースがあります。前の座席の下に普通に荷物が入れられました。
リクライニングはほとんどしなかったです。壊れてるのか、そういう仕様なのか。
上部の荷物棚も普通サイズ。大きくも小さくもなく。
ご存じの方も多いと思いますが、荷物棚は座席番号に関係なく入れられます。自分の頭上のみだと備品が入っていたら置けないですから。電車の網棚と同じで、ある意味 早い者勝ち。

個人用モニターもちゃんと付いてます。大きくも小さくもなく。
映画は英語か中国語。音楽も同様。
イヤフォンは置いておらず、CAが配布しに来ます。希望者のみ手渡し。
嬉しいのはUSB差込口があってスマホを充電できること。
充電器やバッテリーの差込はNGです。爆発する恐れがあるからです。
機内Wifiは課金制で使えるようです。
もう眠くてそれどころじゃなくて。
3-3.客層
この日のエコノミークラスは満席でした。
バリ島→上海便、思っていた以上に欧米人客が多かったです。たぶん3~4割程度。ノースリーブや短パンで元気に乗り込んでました。機内で寒くないんかい?上海をハブに各国へ飛んでいくんですね。
日本人は少なめ。たぶん15人満たないんじゃないかと。ほかに韓国とかタイなどアジア人もいたのかしら?未確認。
大半は中国人。そりゃ中国の航空会社ですもんね。相当うるさいだろうと覚悟していたら、深夜のおかげかさほどでもなく。夜便バンザイ!
あてくし、2人掛け席の隣が中国人のおじさんでした。座ったとたん、中国語で猛烈話しかけてきました。彼らは声をかけるのが礼儀なんでしょうか?「I’m Japanese」と答えたら無言に。配膳時にサポートしてくれたり、トイレ行くときに快く立ってくれたりと感じ良かったです。
ウトウトしたら顔のほうへ手が伸びてきてびっくり!彼の個人モニター下にあるUSB差込口が壊れてたらしく、こちらに挿したかったようです。「Excuse me」って声かけろや。怖いよ。
3-4.CA
他の航空会社同様、CA(キャビンアテンダント)の女性はべっぴんさん揃い。女子十二楽坊のような清楚で可憐な方が多かったです。
男性は凛とした雰囲気の方もいれば、ころんとした親しみやすい方も。
全CAともまず中国語で話しかけてきて、わからない人にだけ英語を使っていました。アジア人に対してだけ?
各座席に毛布や枕は置いてなくて、頼むと無料で貸してくれます(先着順)。
日系CAのように両手を添えて差し出すのではなく、ドヤァ!と片手グーパンチで突き出してきておののきました。お顔は楚々としてるのに。
悪気なく不愛想、というか、必要以上に丁寧な接客はしないです。でもまぁ普通。こんなもん。
3-5.機内食

定刻ちょい過ぎの1:50頃に離陸。
機体が安定すると機内が再度明るくなり、なんと深夜2:40頃から機内食の提供がはじまりました。こんな時間にいらんわ!もはや何食?夜食?朝食?
「No thank you」と断ると、「サラダとフルーツだけでもいかがですか?」と。
メインなしの謎食。
きゅうりとトマトのサラダ。メロン・スイカ・パイナップル。なぜかバターだけ。せめてパンくれ。いや、いらん。味は記憶にございません。
あとでわかったのですが、CAは寝ていた方を順次メモして、未食の場合は朝に食べることもできたようです。これぞ朝食。
着陸前にもドリンクサービスがありました。コーヒー飲んだ気がする…
あ!温かい中国茶がやたらおいしかったです。さすが中国。
3-6.飛行
飛行中は気流の乱れがなかったおかげで、大きく揺れることもなく安定していました(ちょっとの揺れはあった)。
変なカタカタ音や機長による非常アナウンスも一切なし。わりと静かで寝やすかったです。
着陸もスムーズで、バウンドすることなく。
格安かつ中国系だと疑心暗鬼になりがちですが、とりあえず問題なし。
4.上海空港
上海の時差はバリ島と同じ。日本とは1時間差で、日本のほうが1時間進んでいます。
4-1.到着ターミナル
中国・上海浦東(シャンハイプートン)国際空港は、昔からあるターミナル1(T1)とターミナル2(T2)、新しくできたサテライトターミナル1(S1)とサテライトターミナル2(S2)の4つに分かれています。
中国東方航空のバリ島からの便はS1へ到着しました。日本行きの便もS1発。日によって異なるのかしら?
詳しくは上海空港サイトの空港マップでどうぞ。
この日はほぼ定刻通り朝7:50頃に着陸。が、ゲートに着くまでの走行が長いです。
乗継時間が短いと思われる欧米人客がCAに「間に合わない!」と焦って訴えていました。こればかりはどうしようもないですよねぇ。
4-2.降機
ビジネスクラスから優先降機。
続いてエコノミークラスの前方座席から順に降りていきます。
どの便でもなぜか無理やり前に割り込もうとする輩がいるんですが、より時間がかかるので順番に進んだほうがスムーズ&スマートです。そんなに早く降りたいなら、ビジネスクラスか前方の有料席座れや!


降りた最初の感想は「さむっ!」でした。上海の冬の朝、寒いんですね。バリ島と大違い。
ノースリーブや短パンで乗り込んだ欧米人たちは相変わらず元気です。彼らの平均体温は37.0度台だとか。
次の感想は「ずいぶんきれいな空港だな」と。
ガラス張りで明るく、動く歩道なども整備されて機能的です。羽田や成田に引けを取らない感じ。広告物は一切なし。
あとで知ったのは、新しくできたS1だったから。
BGMやアナウンスがないので静か。
足音やキャリーケースのタイヤの音が聞こえそうなぐらい静まり返っていました。
4-3.国際線乗継


国際線乗継の場合「Transfer」と書かれた表示に従っていけばOK。
ひたすら進んで、エスカレーターを下り、さらに進むと中国国内へ出る「Arrival」と二股に分かれます。
係員が立ってるので、「Go to Japan」と言いつつ航空券を見せれば、無言で進むべき方向を指さしてくれます。
カウンターで簡単な航空券とパスポートのチェックがあり、エスカレーターをのぼり、X線手荷物検査を経て、出発ロビーに出ます。
それなりに歩かされますが、初見でも難しくなかったです。
上海浦東空港の場合、中国東方航空の乗客ならばこのルートです。
他の航空会社だといったん中国の税関と出入国審査を受ける必要があるとか。事前にご確認を。
乗継1時間の羽田便もありましたが、バリ島ングラライ空港が頻繁に遅延するのと、上海での乗継が初めてで不安だったため、4時間あけたフライトにしました。どちらを選んでも同額でした。
4-4.出発ロビー

サテライトターミナル1(S1)の国際線の出発ロビーは3階です。
意外というと失礼ですが、近未来的で曲線デザインの美しい建物ですよね。
世界的なコスメ、タバコ、酒類が並ぶ免税店がずらり。
有名ブランドの店舗はほぼなし。バッグやファッションもほぼ売っていません。ルイヴィトンは偽物を売る国には出店しないと言いますしね。
全体的に客少なめ。レジほぼ動いてなかったです。朝のせい?
チャイナドレスと中国茶のショップはいくつかありました。
中国茶、オススメです。たぶん空港価格ですが。

ウロウロする前に、フライトインフォメーション電光掲示板で、自身の搭乗予定便の時間とゲートを確認しておきましょう。
うっかり乗り遅れたら大変ですからね。何が大変って英語があまり通じないんです。係員は少し話せますけど、お互いたどたどしく…ちゃんと通じるかどうか。
4-5.レストラン・カフェ
S1の国際線出発ロビーの弱点は飲食店が超少ないこと!
普通は機内食いただいてからの乗継なので空港内で食べないのでしょうか?
2階においしそうな中華食堂がいくつか見えますが、国内線専用で国際線利用者は入れません。
ちなみに1階はT1とS1を結ぶシャトルが走っています。

レストランとカフェの選択肢は4つのみ。
スターバックス、食其家(すき家)、上海味道、和普餐庁。
うむむ…すき家行ってみっか。
矢印の方向に進んだものの見つけられず、ぐるぐる回りました。
結局1つ上の4階、周囲に何もないところにポツンとありました。わかりにくっ!
◆食其家(すき家)


わかりにくいところにあるせいか、空いてます。
ゆっくり過ごせます。


メニューと価格は店頭に表示されています。
中国元と円のレート換算は1元=22~25円。たとえば15元だと350円ぐらい。元を倍にしてちょっと足して、ゼロ1個つければ円。
奥のカウンターで注文します。
メニュー表を見ながら指さして選びましょう。英語はスタッフによって通じたり、通じなかったりです。そして安定の不愛想。

魚香茄子牛丼の小にしました(小・中・大サイズあり)。
お値段23元。日本のクレジットカード決済で516円でした。
うん、味は悪くないです!
日本の牛丼よりかなり八角がきいてスパイシー。
一般的な甘辛しょうゆを想像していると別物に感じます。
茄子は大きめでとろり。牛肉は日本と同じく超薄です。
冷たいお茶を無料でいただけます。いや、冷たくないけど温かくもない。常温。
◆スターバックス

食後はスタバでアメリカンコーヒーを購入。
トールで30元。クレカ決済で673円。
ここだけ桁違いに混んでます。モーニングコーヒー飲みたい人たちが殺到?
店内にテーブルや椅子はありません。
買ったドリンクを持って、搭乗ゲートへ進みましょう。
4-6.Wifi

他空港と同じく、無料Wifiを使用できます。
選択すると、ログイン画面が表示されて「名前、パスポート写真送れ」ですって。パスポートの写メを取って送信しましょう。数秒で接続可能になります。
中国側に個人情報を取られるのは嫌!という方は使わないほうがよろしいかと。
つながったところで、中国政府の規制によりGoogleもYahooもLINEも見られません。
LINEは受信数だけ増えますが、チャットは読めないです。
中国検索エンジンの百度(バイドゥ)は見られます。たぶんTikTokも可。
VPN接続すると日本同様にすべて見られます。
あてくし、VPNはTunnelBearの無料版(2GBまで/月)を使ってますが、ほかに「VPN」で検索するといろいろ出てきます。クチコミをみて、安全なものを使いましょう。
いっそネット断捨離してみるのも良いかも。数時間の強制デジタルデトックス☆
4-7.搭乗ゲート
スタバのコーヒーを飲みながら、搭乗ゲートで待機。
S1は椅子がたくさんありますし、人少ないし、明るいし、静かだし、トイレもきれい。上海、いいな~♪
静かなのはアナウンスが一切ないから。日本のように、搭乗開始も、客の呼び出しも全体放送しません。よって乗り遅れも自己責任。
5.機内(上海→羽田)
5-1.搭乗
午後12:05発の羽田行き、搭乗開始11:20です。
ほぼ定時通りにビジネスクラスとスカイチームエリートメンバーの優先搭乗が開始しました。
エコノミークラスは並んだ順。早くに列をなすと、座席番号に関係なく乗り込めます。
5-2.座席
この日の機体はバリ便よりも新型のB789でした。
ビジネスクラスは1-2-1。各席が斜めに配置され、隣が気にならない設計。フルフラットなのかしら?横目で見ただけ。
エコノミークラスは3-4-3(後方4~5列のみ2-4-2)。座席幅はバリ便と同じFSCの広さ。
相変わらずリクライニングしません。ほんのり5度ぐらいしたかな。前後の客同士の小競り合いの原因が減って良いかも。安いから仕方ないです。
5-3.客層
バリ便と同じく、エコノミークラスは満席でした。
欧米人客はほぼおらず、中国人と日本人のみ。年末ということもあり、ビジネスマンより観光旅行や帰省と思われる方が多かったです。
昼便だけど思ったより静かでしたよ。
中国便がうるさいとか民度が低いっつーのは思い込み…いや、コロナ前に乗った北京発の中国国際航空はひどかったぞ!離れた座席同士が大声で話すし、落花生の殻を床に落とすし、離陸前から匂いが強いスープ飲むし、本読んでたら隣のおっちゃんが「この漢字読める」と都度指さしてくるし。搭乗客によるのかもしれません。
5-4.機内食

離陸して機体が安定した午後1時過ぎに機内食の提供がはじまりました。
深夜は食いそびれたから今度こそ!
CAが「ポク オア フィス?」と。聞き直しても「ポク オア フィス?」
…あー!Pork or Fishか。英語、わかりにくっ。豚を選択しました。
メインは、豚の角煮・白飯・ゆでブロッコリー。
サブは、ポテトサラダ・プチトマト・たくあん・チーズちくわ・練り物の何か。
デザートに、大福・チーズケーキ・ピーナッツ。
豚の角煮は八角がばっちり効いてました。中国=八角ですな。
デザートが和洋(中洋)の2種ついてるのは甘党にうれしい限り。
とびぬけておいしいわけじゃないですが、怒りたくなるほどまずいわけでもなく。中の中かと。平均的な機内食。
繰り返しますが、温かい中国茶がやたらおいしいです。
ビールやワインなどのアルコールも揃っているようでした。
6.羽田空港
そうこうしているうちに羽田空港到着間近のアナウンスが流れてきました。
上海と羽田って近いんですね。およそ2時間50分のフライトです(時差1時間)。
6-1.到着ゲート
何度も書いてますが、格安便はゲートは遠いです。羽田でも存分に歩かされます。安いから仕方ないです(もう何度目?)。
トイレは降機すぐではなく、少し進んだところのほうが空いてたりします。
乗継じゃない方は「到着」の表示に従って進みましょう。あと少し!
6-2.入国審査
日本人は入国審査で自動ゲートを通れます。
パスポートの顔写真ページを開いて、正面のカメラでパチリ。照合後にゲートが自動で開きます。
入国スタンプは必要な方のみ押してもらいましょう。海外旅行保険の確認などで必要になる場合があります。不要であればスルー。
6-3.手荷物受取
日本の空港の素晴らしい点の1つは、荷物が出てくるのが速いこと。
ターンテーブルに到着するときにはすでに自分のスーツケースが回ってたりします。しかも取りやすいようにハンドル部分が手前を向いてます。
バリ島の空港は平気で30~40分待たされますからね(X線検査で怪しい荷物に結束カラーバンドをつけてるため)。遅いんじゃ!
検疫探知犬がスーツケースをクンクン嗅いでまわることがあります。肉製品・果物などを発見するためです。
かーわーいーいー♡けども集中力が途切れてしまうそうなので、手出しせず見守りましょう。
6-4.税関申告
入国・帰国時の携帯品・別送品の提出は、「Visit Japan Web」からの電子申告、または専用紙の手書き申告ができます。
電子申告は登録やゲート通過がやや面倒なので、申告エリアに置いてある「携帯品・別送品申告書(黄色い紙)」に手書きして、有人検査台を通ったほうが速いです。
お好きな方法でどうぞ。
税関を抜けると無事シャバに出られます。お疲れさまでした。
次は復路の日本・羽田空港国際→中国・上海浦東国際空港→インドネシア・バリ島ングラライ国際空港について。
では、ごきげんよう。