【’22.9月】ひとめでわかる!日本人の渡航手順

渡航(出入国・航空会社・マイル)

君がいた夏は~遠い夢の中~
はい、空に消えてった打ち上げ花火ですね。台風とともに日本の夏は終わってしまったようで。バリはこれから夏本番だYO!
日本人の出入国についてフローチャート図にしてみました、第2弾。
今回は日本の出国(渡航)編です。入国(帰国)編はこちらをどうぞ。
インドネシアの国内外移動規制は地味に更新されています。
最近の通達傾向としては「渡航する外国人には緩和、帰国したインドネシア人には強化」となっています。インバウンドによる経済回復をサポートつつ、ワクチンを推進して再蔓延をおさえる狙いでしょう。
各国の、特にインドネシアの制度や運用は頻繁に変更されます。
最新版や詳細は必ず各自で確認してくださいね。

日本人がバリ島へ渡航するための手順

バリ島「コロナ規制緩和 渡航フローチャート」Memo Bali
↑画像をクリックするとPDFの拡大版が表示できます。
・Memo Bali :日本人がバリ島へ渡航するためのフローチャート

←↑いつもクリックありがとうございます

◆最新の政府通達

▼国内外移動規制
最新版は9/1発出「2022年第25号通達 パンデミック時の海外渡航者に関する健康規格」です。
第22号以降、理解を促すためにイラストや図をふんだんに使ったプレゼ資料も併せて掲載されています。文字だけよりわかりやすくてありがたいですね。
・Satuan Tugas Penanganan COVID-19(インドネシア語):SURAT EDARAN KASATGAS NOMOR 25 TAHUN 2022 文書 / プレゼ資料
第25号の変更点は

  1. すべての国際空港が開港:11→15空港に拡大
  2. 健康なインドネシア国籍者のワクチン:任意接種→3回未満は入国時に必須(外国人は2回でOK)
  3. 隔離検疫:1回接種は24時間×5日→症状と発熱がなければ隔離なし(自宅待機推奨)

ですって。
1つ前の第24号で「乗継含む国内移動について」も定義されています。
・Satuan Tugas Penanganan COVID-19(インドネシア語):SURAT EDARAN KASATGAS NOMOR 24 TAHUN 2022 文書 / プレゼ資料
外国人は2回接種で入国や国内乗継が可能です。
インドネシア国籍者は2回以下の接種だと入国は可能ですが、国内移動ができません。たとえば、第三国からバリの空港へ入ることはできますが、ジャカルタからバリへの移動は不可です(複雑!)。インドネシア人の配偶者を連れて渡航する場合はお気をつけください。
▼ジャワ・バリ活動制限(PPKM)
内務大臣指示「2022年第42号ジャワ・バリ活動制限」もレベル1でひたすら継続されています。
・在インドネシア日本国大使館:インドネシア政府によるジャワ・バリでの活動制限の延長 / 活動制限レベル1
・Bali Post(インドネシア語):Bali Jalani Perpanjangan PPKM Level1
対面学習可、事業や施設は100%(事務系は75%)、スーパーや市場も100%で時間制限なし、飲食店は夜10時まで(夜6時開店なら深夜2時まで)、礼拝所や寺院も100%。
そのほか、政府指定アプリ「Peduli Lindungi(プドゥリリンドゥンギ)」の使用、マスク着用、身体的距離の保持、手指消毒など感染防止策の徹底。
もはや形骸化しているフシがなくもないですが、急に「今日からすべてなーし!」となるといろいろ歯止めがきかなくなるのでしょう。
PPKMはG20頃まで続くと見られています。その先は感染者数を見つつ、ですかね?

◆日本人はビザとワクチン証明が必要

▼ビザ必須
現在も日本人の査証(ビザ)なし入国は認められておらず、観光目的の「 到着ビザ(VoA / Visa on Arrival)」を含む何らかのビザの取得必須です。
取得方法は7月と変わっていないので、以前のブログをご覧ください。
・Memo Bali:ビザの取得 VoA以外 / VoAの場合
▼ワクチン証明も必須
18歳以上は少なくとも出発14日以前に完全接種(通常2回)した「ワクチン接種証明書(英語表記)」が必要です。
外国人は2回以上で入国や国内移動できます。
インドネシア国籍者は3回必要で、満たない場合は入国時に追加接種となります。接種後は14日間自宅待機が望ましいとされています。
健康上の理由でワクチン未接種の場合は「医師の診断書」、30日以内にコロナ罹患歴がある場合は「回復証明」(ともに英語表記)で代用できます。
外国人が1回のみ接種の場合、これまで24時間×5のホテル隔離が必要でした。今後は症状と発熱がなければ検疫不要です。って入国や国内移動できるんかい?検疫が無くなったとは書いてるものの、1回で入国可とは明記されてないのですが。
保護者が同伴する18歳未満はワクチン証明の提示不要です。
ただし、インドネシア国籍の6~17歳のインドネシア人は2回必須。満たない場合は入国時に追加接種となります。乗継などの国内移動は1回のみではできません(外国人18歳未満は可)。

◆プドゥリリンドゥンギのインストールと登録

そうそう、出発前に、政府指定アプリ「プドゥリリンドゥンギ(Peduli Lindungi)」のインストールもお忘れなく。
・PeduliLindungi(インドネシア語):App Store / Google Play
インストール後は日本語設定にして、氏名などのユーザー登録を行ってください。国際線利用時の「電子健康状態申告書(e-HAC)」入力は不要です。
30日以上滞在予定の外国人は、インドネシア国外で取得したワクチン接種証明書を「プドゥリリンドゥンギ」で認証申請しといてくださいね。
本来はこのアプリを使って行く先々でQRコードを読み取ることになってますが、バリ州内だとショッピングモールぐらい…(余計なことは言うまい)。

◆健康チェックは37.5度が分かれ目

空港到着後、入国審査前にサーモカメラによる体温測定が行われます。
体温37.5度未満ならば、入国審査へ進めます。
体温37.5度以上またはコロナと見られる症状がある場合、係員の指示に従ってRT-PCR検査を受けてください。外国人は自己負担です。
▼陽性の場合
陽性になったら、無症状または軽症の場合は集中隔離施設(ホテルまたは自宅)、中等症または重症の場合は紹介病院での検疫となります。
インドネシアの規定に従い、5日目に再検査を受けてください。
外国人はすべて自己負担です。
延泊や治療で思わぬ費用を被ることがありますので、海外旅行保険の事前加入強くオススメします。万一の際は保険会社によって期間を延長できる場合があります。
クレジットカード付帯の海外旅行保険でも支払いは可能ですが、カード会社や種類により補償条件や内容が異なります。近年はゴールドやプラチナなどのステイタスカードであっても自動付帯ではなく、事前に当該カードでの旅費等の決済が条件に変わっていたりします。さすがにブラック以上は自動付帯のようですが。出発前にご確認を。

◆入国後の検疫措置なし

健康チェックで問題がない場合、入国時検査(PCR または抗原定量検査)不要および自宅等待機なしです。公共交通機関の使用も可能です。
インドネシア政府による健康規格では

  • 3層布マスクまたは医療用マスク着用
  • 4時間ごとのマスク交換
  • 1.5m以上の身体的距離の保持
  • 定期的な手指消毒
  • 公共交通機関での会話は控える

など感染防止策の徹底を促しています。
みんなが守っているかどうかは…現地にてご自身の目でお確かめください(余計なことは言うまい)。
2020年5月下旬の難易度が高すぎてあがれないスゴロクに比べたら、相当ラクになってます。
でも当時は円高ぎみで、1円=Rp136とかだったんですよねぇ。今や1円=Rp100…(涙)燃油も爆上がりだし(号泣)
では、ごきげんよう。

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