高知の穴場パワ―スポット!「アコウの大樹」「青の洞窟」

日本滞在(一時帰国・国内観光)

ちょっと奥さん。
どぉぉぉしてもお伝えしたい(自慢したい)ことがあり、バリ島じゃないネタ第2弾をぶっこみますわよ。
ひさびさのパワースポット紹介。
そこで何かが視えたわけじゃないですけどね。心がすっきり洗われました。
秘境や穴場っていいですね。人のあまり行かない場所は自然が本来持っているエネルギーであふれています。もうね、ダダ漏れ。ダーダー

四国最南端にあるパワースポット

先月のブログに「5月の帰国理由は、昨年末に伯父(母の故姉の夫)が亡くなった墓参り」と書きましたが、母の出身地は四国最南端まち高知県土佐清水市なんす。
あてくし、20歳のときに行ったきり。かれこれ5年前…えぇ、サバ読みました。清水サバの名産地だけに。ン十年ぶりの訪問です。
高知県土佐清水市は「東京からもっとも遠い市」のひとつと言われています。市内には空港はおろか鉄道も高速道路もありません。そりゃ行かないですよね、行きにくいもの。
見渡す限り、自然、自然、自然…そして自然。何度も書いてたらゲルシュタイン崩壊を起こすんじゃないかと思うほど自然だらけ。ひたすら山と木と草花、海と川。あと道とトンネルしかねーのよ。たまに集落の民家。まれに人。大げさではなく。
・高知県土佐清水市:観光情報
・土佐清水市観光協会:GOTO土佐清水
そんな田舎の、とびきり素敵な場所へ従兄弟が連れて行ってくれました。
それがこちら!
アコウの大樹、ドーーン。
高知「アコウの大樹」」Memo Bali
海老洞=通称・青の洞窟、ドーーン。
高知「海老洞(青の洞窟)」」Memo Bali
ね、惹き込まれて目が離せないほどパワフルでしょ?
バリ島のパワスポにもぜひ足を運んでほしいところですが、こんなご時世ですので国内を楽しむのも手かと。

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どちらも土佐清水市の松尾漁港近くにあります。
1回の訪問で2ヶ所とも巡れる、1粒で2度おいしいアーモンドグリコみたいなスポットです。

アコウの大樹について

高知県道27号足摺岬公園線から松尾漁港へ向かう細い道沿いにあります。
ギリギリ交互通行できる程度の道幅ですが、対向どころか通行する車が少ないので、さほど心配しなくても良いかと(タイミングによる)。
大きく蛇行してすぐの左側、松尾天満宮の向かいに大樹がそびえたっています。
高知「アコウの大樹」」Memo Bali
立て看板によると、昭和56年(1981年)の時点で樹齢300年。今は350年ぐらい?
大正13年(1924年)に国の天然記念物に指定されています。
3株のアコウがイスノキの幹に着生して樹幹を覆っていると。要は、元の1本(イスノキ)に対して、3本のツル状の気根(アコウ)が編み目のように絡みついて大木を成しているように見えるんですね。
高知「アコウの大樹」」Memo Bali
アコウってクワ科イチジク属に分類される常緑の高木。そう、バリで神聖な木と言われ、崇められているガジュマルと同種です。アコウのほうがやや寒冷地でも育ち、葉は大きく、葉柄も長いとされています。
別名絞め殺し木。発芽した種子が、大きな木の樹上から根を垂らし、地面に到達。元の木の枝葉を覆いつくして枯らし、絞め殺してしまうんですって。
実際、この大樹も中が空洞になっていて、大人が入れるサイズでした。
・森林総合研究所九州支所:絞め殺し木アコウの生活史
・庭木図鑑 植木ペディア:アコウ / ガジュマル
天に向かって大きく枝葉を拡げ、人を見下ろしているようにも、包み込むようにも見えます。周囲の静けさも相まって、その姿に圧倒されました。迫力満点。
木に触れて、幹に抱き着いてみると…不思議と穏やかで温かくさえ感じます。母は「触った途端に眠くなってびっくりした」と。何かがストンと抜けていくような、吸い取られるような。でも、魂や精気がなくなるのではなく、いらないものだけ無くなるイメージ(あくまでイメージですよ)。
すごいな、これ。自然のもつ浄化作用でしょうか。それとも一瞬で絞め殺されたんでしょうか。
穴場だからこそ、このエネルギーが保たれているように感じます。今後たくさんの人が訪れて、どんどん願掛けちゃうと邪念でよどみそう。行くなら今かも?!
近くに石抱きアコウもあるようです。あてくしは行きませんでした。次回は行きたいなぁ。

地名
アコウの大樹
地図

青の洞窟について

アコウの大樹の道をさらに進み、松尾漁港内の向かって右奥にあるのが海老洞です。
坂を下りきっても、港と船しか見えません。「え?ない?なくない??」と焦りますが、ちゃんとあります。右側の壁(崖)に沿って歩くと急に現れます。
海老洞=青の洞窟は、漁港のほんの一部。
高知「松尾漁港」」Memo Bali
一部とはいえ、見た瞬間、ここしか目に入らない神がかった美しさがあります。
透明感あふれるコバルトブルー、アコウの葉の新緑、岩肌や根の柔らかいピンクとベージュ、水面に反射する光の白…もうね、天然キャンパスに描かれたコントラストが素晴らしすぎる!
高知「海老洞(青の洞窟)」」Memo Bali  高知「海老洞(青の洞窟)」」Memo Bali
桟橋に向かう歩道橋の上からがもっとも写真映えします。
脇に降りると洞窟の中がほんのり見えます。ここ、泳いで入りたくなりますね。でも引きずり込まれたら怖い。誰もいないんだもの。海老洞って名前だけど海老いるのかしら?
海水に手をつけるとほんのり温かく気持ちよかったです。川ほど冷たくなく。
いろんなものがすっかり洗い流された気がしました。足が軽いです。
バリでも海は浄化スポットですもんね。不浄な方角でありつつ、洗い流す場所。
古代日本の神教は八百万。「万物に神が宿る」と考えられていました。
いやはや、自然のエネルギーってホント半端ないです。神いるよ、神。
人間も自然の一部。素直に感じれば、与えられるものがあるんじゃないかと。むやみに求めるのではなく、いただけるものをただ受け取る。ありがたや、ありがたや。
ちなみに、ここは地元民にもあまり知られていません。
従兄弟の奥様が「この前 友達と行って感動した」と教えてくれたのですが、そこにいたほかの人たちは知りませんでした。車で連れて行ってくれた従兄弟も「魚を釣りに何度か来たことあるけど、知らんかった」と。
観光公式サイトにも掲載されていません。ちゃんとアピールしたほうがええよ、土佐清水市。

地名
松尾漁港 海老洞(青の洞窟)
地図

土佐清水市への行き方

このパワスポへ行ってみたーーい!と思った方は、レッツラゴーですよ。
東京から高知県土佐清水市はもっとも遠い市のひとつではあるものの、昔に比べたら相当便が良くなってます。かつては1日がかりで移動してましたから(子供だったから覚えてないけど)。
羽田空港からJALかANAで高知龍馬空港へ。シーズンや曜日によりますが、たとえばJALの早割だと片道1万円弱で買える日もあります。飛行時間は約1.5時間。
高知龍馬空港からはバスで高知駅へ。飛行機の離発着に合わせてバス2社が運行しています。約25分。740円。
高知駅から中村駅まで、JR土讃線の特急あしずりと土佐くろしお鉄道を乗り継いで行きます(乗換不要の直通)。約1時間50分。4,200円。
中村駅までしか鉄道がないので、その先はレンタカーかタクシー。約50分。
・土佐くろしお鉄道:公式サイト
スムーズにいけば5時間弱で着きますね~。って絶対着かないです!だって乗継が悪いんだもん。そもそも本数少なくて、いたるところで待たされます。羽田空港での待ち時間もあるため7時間見ておけば間違いないかと。
ふふふ、東京-バリ島間の飛行時間とほぼ同じですね。

その後の報告

◆高知巡り

お墓参りと各家のお仏壇に手を合わせたあと、高知の名所にもいくつか立ち寄りました(観光か!)
松尾漁港からほど近い足摺岬、ジンベイザメのいる海遊館海洋生物研究所
あてくしが小さい頃は海に網をめぐらせただけの簡易エリアに囲われてましたが、今は立派な建物内で管理されてるんですね。あの頃も畳2枚分ぐらいのジンベイザメが泳いでたなぁ。
今いるジンベイさんは海へ放流することになり、一般公開は当分中止だそうです。
清流・四万十川を横目で眺めつつ、高知市内へ。ちなみに四万十川は上流がとてつもなく綺麗だとか。中流・下流は普通の川です。
朱色が美しいはりまや橋、昼間から酒豪が集うひろめ市場を歩いて巡り、高知駅前の観光案内所とさてらすでお土産をGETしました。
日本三大鍾乳洞の1つ龍河洞にも足を運びましたよ。ところどころ狭くて冒険ムードあり。階段をひたすら登る感じでわりとハードです。
次回はどこ行こうかな~(観光か!)

◆後日談

パワースポットの効用は人それぞれだと思います。まったく何も起こらない方も、思い出として心に残るだけの方も。
あてくしは、ここに行ったおかげか…
バリ宅に4ヶ月間居候していた姪っ子がその週に出て行きました。同居が嫌だったわけじゃないですが、「給料出るまで1ヶ月住まわせて」といって延々4ヶ月…長いやろ。
バリに戻ってからギックリ腰が再発してしばらく寝てました。帰国中あちこち歩きすぎたのか、普段の運動不足が祟ったのか。デトックス?
ほかにもいくつかの仕事を整理し、挨拶まわりもできました。これは去年から取り掛かっていたことで、パワスポ関係ないかも(笑)
実感としては、いろいろリスタートを切りたい人に向いているスポットかと思います。
スッキリ浄化して、次のステップに進みましょう。
ご縁があればぜひ~。
では、ごきげんよう。

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