あたしはここにいるよ どこも行かずに待ってるよ
えぇ、青山ならぬバリ島テルマ状態ですわよ。帰国して再渡航しようにもなんだかハードルが高くてねぇ。鼻ほじってるうちに10月になってしまいました…実際はほじってないYO!
周りに一時帰国したり、これからしようという方が増えてきたので、10月初旬時点の「新型コロナウイルス(COVID-19)規制中 日本人がバリ島から帰国するための手順」を、ガルーダ・インドネシア航空(Garuda Indonesia/GA)、在インドネシア日本国大使館在デンパサール日本国総領事館のお知らせ、GAオフィスと空港への凸調査、リアル友の某Twitterさん体験談をもとにまとめてみました。
聞き取りして感じたのは、正規職員とおぼしき方々でも言うことが微妙に異なるなぁと。これでは行く先々で食い違いの生じる可能性があり、臨機応変に対処するしかなさそうです。
さらに、インドネシア政府やバリ州政府は出入国の制度や運用を随時変更しているため、突然強化されたり、こっそり緩和されることもあります。
最新版や詳細は必ず各自で確認してくださいね。

日本人がバリ島から帰国するための手順

バリ島-日本間のGA直行便は10/24(土)11/30(月)まで運休確定です(それ以降は未発表)。
現在、インドネシアから第三国(シンガポールやマレーシア等)の乗継がほぼ許可されていないため、ジャカルタスカルノハッタ国際空港経由がもっとも無難なルートとなります。
・GA(9/9付):現在の運航スケジュール
手順を画像化したものがこちら。
たぶん遭ってる、いや、合ってるはず。
バリ島「新型コロナウイルス(COVID-19)規制中 日本人がバリ島から帰国するための手順」Memo Bali
番号にあわせて、以下に詳細を記していきます。

1. 航空券の予約

運航予定を確認のうえ、予約・発券しましょう。
健康診断書発行後の購入が確実ですが、一部航空会社によって迅速抗体検査(ラピッドテスト)の優遇が異なります。詳しくは後述します。
▼バリからジャカルタまでの国内線
バリ島ングラライ空港-ジャカルタスカルノハッタ空港間は、GAのほか、シティリンク(GAのLCC)、スリウィジャヤ航空(GA傘下)、ライオンエア(国内シェアNo.1のLCC)、バティック・エア(ライオンのFSC)、エアアジア・インドネシア(LCC)の6社が運航しています。
・wego:バリ島発 ジャカルタ行きのフライトスケジュール
▼ジャカルタから日本までの国際線
スカルノハッタ国際空港-日本間は、GA、日本航空(JAL)、全日空(ANA)の3社が運航しています。GAは羽田空港と関西空港JALとANAは成田空港発着です。
・GA(10/23付):現在の運航スケジュール
・JAL(10/23付):2020年11月1日~30日 東南アジア・南アジア線路線計画変更内容
・ANA(10/28付):新型コロナウイルス感染拡大に伴う国際線路線・便数計画の一部変更について
※11/3追記:10/28付各社に更新しました。
▼キャンセルの確認
急な欠航やフライトスケジュールの変更、体調不良(陽性反応や発熱)による搭乗拒否など「やむを得えない理由」でキャンセルまたは延期するときは、航空会社によって払い戻し方法や手数料が異なります。購入前に確認しておきましょう。
一般的に、FSC(フルサービスキャリア)は手数料なしで搭乗日の変更や全額払い戻しに応じてくれます。LCC(ローコストキャリア)は有効期限のある同額分バウチャーで返されることが多いようです。
航空会社の直予約ではなく、旅行会社やオンライントラベル経由で購入したときは、その会社ごとの対応になります。
・JAL(10/1付):新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う国際線航空券の特別対応について
・ANA(9/16付):新型コロナウイルス感染拡大に伴う国際航空券の特別対応について

←↑今日もクリックあざーす

2. 検査・健康診断書の発行(バリ島)

国内線の利用(ジャカルタ乗継)は、「陰性結果が記載された健康診断書」を提示しなければ搭乗できません
迅速抗体検査(ラピッドテスト)・PCR検査(スワブテスト)ともに国内線は発行から最長14日間有効(国際線は最長7日間有効)です。
・GA(9/7付):新型コロナウイルス関連の大切なお知らせ 22
日本到着後、空港で全員に抗原検査(唾液テスト)が実施されるため、バリ島内で高額かつ時間のかかるPCR検査を受けなくても、安価で即結果が出るラピッドテストで十分だとあてくしは考えます。
▼ラピッドテストについて
バリ島内のラピッドテストの値段は医療機関によってまちまち。検査費自体が安くても、健康診断書との合計額が高くなる場合もあります。
下記にラピッドテストが受けられる施設を5つ紹介します。ご参考にどうぞ。すべて、予約不要、インドネシア語の健康診断書込み、インドネシア人・外国人同額です。
▽国内線ターミナルの特設ブース(ングラライ空港)
バリ島「バリ島「ングラライ空港 国内線ラピッドテストブース」Memo Bali
ングラライ空港国内線ターミナルの通路の一角に新設されました。出発直前に受けられます。現時点で島内再安値かと。
・受付時間:毎日 午前7時~夜(何時終了か不明)
・提示するもの:パスポートまたはKTP、日付の入った航空券
・検査代:Rp85,000
・結果が出るまでの時間:1時間程度(混雑具合による)
・備考:受付用紙に必要事項を記入し、陰性結果後に担当者のサインとスタンプをもらう。通路に仮設置なので待合所にエアコン等がなく暑い。混み具合によって密。
▽国際線ターミナルのライオンエア専用ブース(ングラライ空港)
バリ島「ングラライ空港 国際線ライオンエア専用ラピッドテストブース」Memo Bali
ングラライ空港国際線ターミナル出発階の駐車場脇に、ライオンエア利用者のみ受けられるブースがあります。出発直前可。
・受付時間:月~金曜日 午後5時まで。土日祝日 午後2時まで(開始時間は謎)
・提示するもの:パスポートまたはKTP、ライオンエアの航空券
・検査代:Rp95,000(チケットの種類により無料)
・結果が出るまでの時間:30分~1時間程度
・備考:エアコンがよく効いた小部屋。比較的空いてる。国内線ターミナルから距離あり。
▽ガルーダオフィス(デンパサール)
ププタン広場の南側にあるガルーダオフィスで、GA利用者のみ事前に受けられます。他のオフィス(サヌールやクタパラディソ)では実施していません。
・受付時間:月~金曜日 午前9時~午後3時(土日休み)
・提示するもの:パスポートまたはKTP、GAの航空券
・検査代:Rp140,000
・結果が出るまでの時間:30分~1時間程度
・備考:スルヤフサダ病院と提携。GAカウンターで支払い、奥の部屋へ移動。
・所在地:GloogleMap
▽スカクリニック(ダルン)
空港の特設ブースで出張サービスを請け負っている医療機関です。
・受付時間:毎日 午前9時~午後5時
・提示するもの:身分証明書(パスポートやKTPなど)
・検査代:Rp170,000
・結果が出るまでの時間:20~30分程度
・備考:事前に受けたい人向け。渡航関係なく検査可。小さなクリニックにつき時間帯によって他の症状の方で混雑。
・所在地:GloogleMap
▽ガルバメッド病院(クロボカン)
2019年末にオープンした、24時間営業の病院(RSU)です。
・受付時間:毎日 午前9時~午後9時
・提示するもの:身分証明書(パスポートやKTPなど)
・検査代:Rp150,000
・結果が出るまでの時間:30分程度
・備考:事前に受けたい人向け。渡航関係なく検査可。新しく清潔で比較的空いてる。受付時間が長く、気軽に受けられる。
・所在地:GloogleMap
他エリアの方は下記も参考にどうぞ。
・在デンパサール日本国総領事館:バリ州におけるPCR検査やRapid検査が受検可能な医療機関

3. 搭乗手続き(バリ島)

出発当日は「陰性結果が記載された健康診断書」を手に、国内線ターミナルの各航空会社のチェックインカウンターへ向かいます。
必要な書類の原本を係員に提示します。搭乗券を発券してもらい、受託手荷物(スーツケースやダンボール等)を預けます。
国内線の受付時間は出発時間の120分前から30分前までです。チェックイン時間が予告なく変更される事もあるので余裕をもってお出かけください。
・GA:空港でのチェックインカウンター利用
▼必要な書類の原本とコピー
GAサイトに「コピーを準備する旨」が下線付きで掲載されています。
提出したままカウンターを離れてしまい、スカルノハッタ空港で再提示できず問題になることも考えられるため、書類は返却してもらうよう心がけてください。コピーは予備で持っておきましょう。
・GA(9/7付):新型コロナウイルス関連の大切なお知らせ 22
▼受託手荷物のスルーチェックインと超過料金
預けた受託手荷物をスカルノハッタ空港でピックアップせずにスルーチェックインできるのは「予約番号が同一のGA便」のみです。他社便はすべて一旦引き取り、チェックインカウンターで再度預け直さなければなりません(コロナ感染対策という名目)。
また、「予約番号が同一のGA便または提携航空便」以外は、ングラライ空港-スカルノハッタ空港間の受託手荷物量が国際線ではなく国内線扱いになり、超過分を請求されます。
これ、あてくしの周りの数人がカウンターで揉めました。GA-GAの乗継でも番号が異なると同一扱いにしてもらえず、頑なに高額な超過料金を要求される場合があるようです。
逆に、ANA-GAやJAL-GAでも予約番号が同一であれば国際線の扱いになります。
・例:GA国際線 エコノミークラス(Y)46kg、ビジネスクラス(C)64kg / 国内線 (Y)20kg、(C)30kg
・GA:お手荷物について

4. 乗継移動・搭乗手続き(ジャカルタ)

国内線到着ロビーから国際線出発ロビーへ移動します。
チェックインカウンターで必要な書類の原本を係員に提示し、搭乗券を発券してもらいます。
国際線の受付時間は出発時間の180分前から60分前までです。また、GAの自動チェックイン機「KIOSK」は搭乗8時間前から利用可能だそうです。
・GA:チェックイン・ガイド(その他路線)
▼ターミナル移動
航空会社によって到着ターミナルが異なるため、ターミナル間をスカイトレインで移動する必要があります。GA-GA乗継は同じターミナル3です。
・GAおよびGA提携の国内線:ターミナル3の1階に到着
・上記以外の国内線:ターミナル1または2に到着
・日本行き国際線(GA、JAL、ANA):ターミナル3の3階で出発手続き
・GA:ジャカルタ スカルノ・ハッタ国際空港 ターミナル3
・ANA:インドネシア・スカルノ・ハッタ国際空港のご案内
▼受託手荷物のピックアップ
スルーチェックインされない受託手荷物は一旦引き取り、チェックインカウンターで再度預けます。
乗継便まで時間がある場合、チェックインカウンターが開く180分前まで受託手荷物(スーツケースやダンボール等)と機内持込手荷物をすべてカート等に載せて移動しなければなりません。たとえば7時間あるなら4時間は荷物の山と一緒…何をするにも気になりますね。
GAの自動チェックイン機「KIOSK」は搭乗8時間前から利用可能だそうです。早めにチャレンジする価値はあるかもしれません。
▼ターミナル3内のショップ
コロナ禍により休業店舗が多いようです。8月、丸亀製麺やペッパーランチは営業、しゃぶ里は休業だったと。あてくし、2階にあるスパをたまに利用するんですが、このご時世やってなさそうですな。
国内観光客が増えてるので、あちこち再開していると良いですね。

5. 健康状態申告書(HAC)の提出(ジャカルタ)

インドネシア政府の要請により、国際線・国内線利用者は健康状態申告書(HAC/Health Alert Card)の提出が義務付けられています。
航空会社によって、電子入力(eHAC)を勧められたり、機内で記入用紙が配られたり、まちまちのようです。
スカルノハッタ国際空港の検疫チェックポイント(KKP)で係員確認後、スタンプを押してもらわないと搭乗ロビーに入れません
▼電子健康状態申告書(eHAC)の登録方法
アプリまたはWebサイトから「電子健康状態申告書(eHAC)」に必要事項を入力して、登録してください。
・GA:インドネシア共和国 健康状態申告書 電子的提出方法に関するご案内
・eHAC:Android Play Store / Apple App Store / Webサイト

6. 出国審査(ジャカルタ)

搭乗券とパスポート等を提示し、出国印を押してもらいます。
開いているブースが少ないものの搭乗者も少ないため、以前のような混雑はなくスムーズに進めるようです。
が、係員によるスタンプの押し忘れ・日付違いなどは相変わらず。真面目に仕事しろYO!次の再入国時に問題になる可能性があるので、必ず確認してから進みましょう。
▼免税店やカフェ、ラウンジ
やっと出国ロビーに入れても、免税店やカフェなどの多くが休業中。椅子やソファーに腰かけて待つしかないですな。
ラウンジは通常時より食事が簡素だとか。GAラウンジはファーストクラスとビジネスクラス、ガルーダマイルプラチナム会員、提携航空の上級メンバーが利用できます。現在はエコノミークラスの方でも料金を払えば入室できるという話も。
ほかにクレジットカードや銀行の上得意が利用できるラウンジもあります。

7. 必要書類の記入(機内)

機内で日本入国時に必要な「税関申告書」に加え、検疫時に必要な「質問票」「健康カード」などが配られます。必要事項を降機前に記入しておきましょう。
・厚生労働省 検疫所:新型コロナウイルス感染症について 海外から帰国・入国される方へ
・書類:質問票 / 健康カード / LINE登録説明書兼同意書
・税関:携帯品・別送品申告書

8. 抗原検査・書類審査(日本)

到着空港(成田・羽田・関空)により若干違いがあるようですが…。
入国審査前に、唾液による抗原検査が行われます。検疫所に設置された採取ブースでレモンや梅干しの写真を見ながら自分で唾液を摂取し、容器に入れて提出します。
結果が出るまでの間に検疫官による書類のチェックがあり、結果が陰性であれば自宅やホテルへ移動できます。陽性なら入院措置、宿泊療養、自宅療養のいずれか。
なお、空港での帰国者の検査は日本政府負担により無料です。
・厚生労働省:新型コロナウイルス感染症に関する検査について
▼所要時間
ソーシャルディスタンスを守るため、検疫所が混雑している場合は機内で待機します。
降機後、抗原検査をうけてだいたい1時間程度で結果が出るそうです。

9. 自力移動・14日間待機(日本)

抗原検査の結果が陰性の場合、入国審査および受託手荷物を引き取り後、公共交通機関を利用せずに自宅やホテルへ移動しなければなりません。
また、要請に従い、原則14日間自主待機となります。
・厚生労働省:水際対策の抜本的強化に関するQ&A
▼移動手段
空港から自宅までは、公共交通機関(航空機、バス、電車、タクシー等)を使用しないよう強く要請されています。
・厚生労働省 検疫所:新型コロナウイルス感染症について 海外から帰国・入国される方へ
・厚生労働省:水際対策の抜本的強化に関するQ&A 4.移動手段について
自家用車またはレンタカーを自ら運転するか、家族、友人・知人、職場の同僚などに迎えにきてもらわないとなりません。もしくはハイヤー。空港から距離がある人は大変ですね…。
・厚生労働省:ハイヤー会社またはハイヤーを調達できる旅行会社
成田・羽田・那覇空港のみ「スマートシャトル」という乗り合いバスが出ています。片道料金は、成田空港から4,980円、羽田空港から2,980円、那覇空港から680円。サービスエリアが限られているものの、範囲内であればお得です。
・nearMe.Airport:スマートシャトル
▼自主待機
入国日を0日として14日目まで自主待機となります。待機場所は自宅、社宅、親戚の家、友人の家、マンスリーマンション、自身で予約したホテルです。
・厚生労働省:水際対策の抜本的強化に関するQ&A 3.待機場所について
人との接触を避け、公共機関を使わなければ、近所への食事の買い出しなどは可能です。14日過ぎたら晴れて自由の身ですよ~。
ちなみに待機期間満了を待たずに出国することは許されています。トンボ帰りも可なんですね。
長くなったので、「新型コロナウイルス(COVID-19)規制中 日本人がバリ島へ渡航するための手順」は後日公開します。
では、ごきげんよう。

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