前回のブログ「【バリ島】コロナ規制中 日本人の帰国手順」のアンサーソングです。いや、歌じゃないですけど。余談ですが、前回冒頭に書いた「ここにいるよ feat.青山テルマ」のアンサーソングが、「そばにいるね feat.SoulJa」です。
10月上旬時点の「新型コロナウイルス(COVID-19)規制中 日本人がバリ島へ渡航するための手順」を、ガルーダ・インドネシア航空(Garuda Indonesia/GA)、インドネシア共和国移民総局(インドネシア語または英語)、在インドネシア日本国大使館在デンパサール日本国総領事館のお知らせ、リアル友の某Twitterさん体験談などをもとにまとめていきます。
インドネシア政府やバリ州政府は出入国の制度や運用を随時変更しているため、突然強化や緩和されることがあります。
また、日本政府も緩和に向けて徐々に動いています。
最新版や詳細は必ず各自で確認してくださいね。

インドネシアへの入国が許可される外国人

10/1(木)付でインドネシア法務人権省の公式サイトに「(非公式)2020年第26号 ニューノーマル適応期における査証及び滞在許可に関する大臣令」がこっそり掲出されました。
・インドネシア法務人権省(英語):2020年第26号 ニューノーマル適応期における査証及び滞在許可に関する大臣令
10/11(日)付で在インドネシア日本国大使館より、翻訳された「新型コロナウイルス対策に係るインドネシア政府による入国制限措置(特定の目的のためにインドネシアを訪問する外国人への査証及び滞在許可発給:一部再開)」が届きました。
・在インドネシア日本国大使館:新型コロナウイルス対策に係るインドネシア政府による入国制限措置
この新たな措置により、4/2から続いていた「一部の例外を除き、すべての外国人の入国および乗継禁止」がやや緩和され、ビジネス関係者を中心にビザ発給の一部再開し、外国人がインドネシアに入国できるようになります。ただし、観光目的ではまだ入れません
10/13(火)からオンライン受付が始まるじゃないかと。なぜなら入国管理局サイトに「システムのアップグレードのため、10/12(月)までサービスの一時停止。再開は10/13(火)」と掲載されているからです。
・インドネシア入国管理局(インドネシア語または英語):ビザオンライン
インドネシア法務人権省のPDFを丸っとGoogle翻訳すると…
(以下、在インドネシア日本国大使館の翻訳のほうが断然わかりやすいです)

第1章:対象のビザ

a.公式ビザ
b.外交ビザ
c.ビジタービザ
d.一時滞在ビザ
e.公式滞在許可
f.外交滞在許可
g.一時滞在許可(ITAS)
h.永久滞在許可(ITAP)

第2章:ビジタービザと一時滞在ビザ

第4条 ビジタービザは次の目的のために発給
a.緊急かつ不可欠な作業
b.ビジネスミーティング
c.商品の購入
d.外国人労働者の試用期間
e.医療、食品、人道支援の労働者
f.インドネシアで船に加わる乗組員
第5条 一時滞在ビザは次の目的のために発給
a)就労活動
a-a.専門家
a-b.船または設備で作業する人(インドネシアの海域や領海または排他的経済圏)
a-c.商品や製品の品質管理
a-d.職場の検査と監査
a-e.アフターサービス
a-f.機械の設置と修理
a-g.建設における非永続的な作業
a-h.熟練した仕事のための試用期間
b)非就労活動
b-a.外国投資
b-b.家族の再会
b-c.退職旅行者

とのことです。
詳しくはインドネシア法務人権省入国管理総局や入国管理事務所、ビザ代行エージェント等にお問合せください。
・インドネシア法務人権省入国管理総局(インドネシア語または英語):公式サイト
・バリ州入国管理事務所(インドネシア語または英語):ングラライ入国管理局 / デンパサール入国管理局 / シンガラジャ入国管理局

日本人がバリ島へ渡航するための手順

日本-バリ島間のGA直行便は10/24(土)11/30(月)まで運休確定です(それ以降は未発表)。
現在、日本から第三国(シンガポール・オーストラリア等)での乗継は一部許可されていますが、ジャカルタスカルノハッタ国際空港経由がもっとも無難なルートとなります。
・GA(9/9付):現在の運航スケジュール
・外務省:新型コロナウイルスに係る日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国後の行動制限
手順を画像化したものがこちら。
たぶん遭ってる、いや、合ってるはず。
バリ島「新型コロナウイルス(COVID-19)規制中 日本人がバリ島へ渡航するための手順」Memo Bali
番号にあわせて、詳細を記していきます。
前回のブログを丸っとコピペしている箇所がところどころあります。大切なことなので何度も言いま~す!的な。いや、両記事を比較して読む人が少ないと思うので念のため。

←↑今日もクリックありがじゅう

1. 航空券の予約

運航予定を確認のうえ、予約・発券しましょう。
日本からジャカルタ(CGK)・スラバヤ(SUB)・デンパサール(DPS)への国際線は、英文(またはインドネシア語)の健康診断書なし 陰性結果の記載のない健康証明のみでも搭乗可能です。
※10/13訂正:当初「健康診断書なしでも搭乗可能」と書きましたが、「陰性結果の記載のない健康証明」の提示は必要です。健康証明には「インフルエンザのような症状がない」または「発熱、咳、のどの痛み、くしゃみ、呼吸困難などの呼吸器感染症の症状がない」と記載されたものであることが求められます。
陰性結果が記載された健康診断書がない場合、乗継のスカルノハッタ国際空港到着後に実費でPCR検査(スワブテスト)を受けて、結果が出るまで指定ホテル等で待機する必要があります。夕方着だと、たいてい翌日乗継だとか。
▼日本からジャカルタまでの国際線
日本-スカルノハッタ国際空港間は、GA、日本航空(JAL)、全日空(ANA)の3社が運航しています。GAは羽田空港と関西空港JALとANAは成田空港発着です。
・GA(10/23付):現在の運航スケジュール
・JAL(10/23付):2020年11月1日~30日 東南アジア・南アジア線路線計画変更内容
・ANA(10/28付):新型コロナウイルス感染拡大に伴う国際線路線・便数計画の一部変更について
※11/3追記:10/28付各社に更新しました。
▼ジャカルタからバリまでの国内線
ジャカルタスカルノハッタ空港-バリ島ングラライ空港間は、GAのほか、シティリンク(GAのLCC)、スリウィジャヤ航空(GA傘下)、ライオンエア(国内シェアNo.1のLCC)、バティック・エア(ライオンのFSC)、エアアジア・インドネシア(LCC)の6社が運航しています。
・wego:ジャカルタ発 バリ島行きのフライトスケジュール
▼キャンセルの確認
急な欠航やフライトスケジュールの変更、体調不良(陽性反応や発熱)による搭乗拒否など「やむを得えない理由」でキャンセルまたは延期するときは、航空会社によって払い戻し方法や手数料が異なります。購入前に確認しておきましょう。
一般的に、FSC(フルサービスキャリア)は手数料なしで搭乗日の変更や全額払い戻しに応じてくれます。LCC(ローコストキャリア)は有効期限のある同額分バウチャーで返されることが多いようです。
航空会社の直予約ではなく、旅行会社やオンライントラベル経由で購入したときは、その会社ごとの対応になります。
・JAL(10/1付):新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う国際線航空券の特別対応について
・ANA(9/16付):新型コロナウイルス感染拡大に伴う国際航空券の特別対応について

2. PCR検査・英文健康診断書の発行(日本)

先述したとおり、日本からジャカルタ(CGK)・スラバヤ(SUB)・デンパサール(DPS)への国際線は、健康診断書なし 陰性結果の記載のない健康証明のみでも搭乗できます
日本の医療機関でPCR検査(鼻咽頭の細胞採取or唾液)後に陰性結果が記載された英文健康診断書があれば、スカルノハッタ国際空港到着後の再検査は不要です。
日本での迅速抗体検査(ラピッドテスト)検査はスカルノハッタ国際空港到着後にPCR検査が必要です。
国際線の陰性結果書面の有効期限は発行(検査時点の日時)から、ラピッドテストは最長14日間、PCR検査は最長7日間です。
・GA(9/7付):新型コロナウイルス関連の大切なお知らせ 22
・厚生労働省:新型コロナウイルス感染症 診療の手引き(検査の差異説明)
日本のラピッドテストは論外として(だって到着後に再検査だもん)、
a.日本でやや高額なPCR検査を受けて、ジャカルタの検査をスルーする
b.日本でスルーして、ジャカルタでやや割安のPCR検査を受けて数日待機。かつ荷物を持って移動する
どちらを選ぶかは、渡航人数(特に家族連れ)、所要時間、体力によるかなと。
▼日本でのPCR検査
日本でPCR検査の受けられる医療機関が増えてきました。密を防ぐため、どこも要予約です。
自費診療とはいえ値段が下がってきてますし、最速で午前中に来院受診すれば夜に結果を出してくれる医院もあります。ただし、英文診断書は別料金だったり、日数かかる場合もあるので事前に確認してください。
新たに宅配サービスが始まりました。これも日数がかかるとインドネシアで有効な最長7日間を満たせない場合があるので注意が必要です。
・東京PCR衛生検査所:無症状者・海外渡航者を対象とした自費診療の 新型コロナウイルスPCR検査実施医療機関・病院・クリニック一覧
・東京PCR衛生検査所:個人向けPCRスクリーニング検査サービス
・エアトリ:新型コロナウイルス 宅配・来院・訪問検査

3. 搭乗手続き・出国審査(日本)

出発当日はチェックインカウンターで必要な書類の原本を係員に提示します。搭乗券を発券してもらい、受託手荷物(スーツケースやダンボール等)を預けます。
国際線の受付時間は出発時間の180分前から60分前までです。チェックイン時間が変更される事もあるので余裕をもってお出かけください。
・GA:チェックイン・ガイド(その他路線)
▼必要書類の確認
インドネシア側の指示だと思いますが、チェックインカウンターで必要な書類をより入念に確認されます。
ある欧米人はパスポートとKITAS(一時滞在許可カード)の生年月日の不一致が発覚し、その場で搭乗キャンセルに。後日インドネシア在外公館で修正手続きを行い、再度PCR検査を受けて健康診断書を発行してもらったそうです。お金も時間もかかりますなぁ。
GAサイトに「コピーを準備する旨」が下線付きで掲載されています。
提出したままカウンターを離れてしまい、スカルノハッタ空港で再提示できず問題になることも考えられるため、書類は返却してもらうよう心がけてください。コピーは予備で持っておきましょう。
・GA(9/7付):新型コロナウイルス関連の大切なお知らせ 22
▼受託手荷物のスルーチェックイン
預けた受託手荷物をスカルノハッタ空港でピックアップせずにスルーチェックインできるのは「予約番号が同一のGA便」のみです。他社便はすべて一旦引き取り、チェックインカウンターで再度預け直さなければなりません。
スカルノハッタ国際空港到着後にPCR検査を受ける方は、予約番号が同一のGA便であっても指定ホテル等での待機があるので一旦引き取る必要があります(チェックインカウンターで確認および指示があるはず)。
▼出国スタンプの押印
日本人が日本を出国する場合、出国スタンプは省略できます。
だがしかーし!このご時世なのでいつ出入国したのか明確にしておいたほうが、インドネシアでのトラブルを防げる気がします。万一コロナに感染して治療や入院する場合も、海外旅行保険の請求時に出入国日が確認できたほうがスムーズに進みます。

4. PCR検査(ジャカルタ)

日本の医療機関発行の英文の健康診断書ない 陰性結果の記載のない健康証明のみの場合、乗継のスカルノハッタ国際空港到着後に実費でPCR検査(スワブテスト)を受けて、結果が出るまで指定ホテル等で待機する必要があります。
PCR検査の陰性結果が記載された英文健康診断書がある場合到着後の再検査は不要です。
▼ジャカルタでのPCR検査
GA利用者にはプルタメディカ病院と共同で、空港内あるホテルに滞在するプランが用意されています。
参考に価格を確認すると、PCR検査は150万ルピア(1円=Rp135として約11,111円)、ホテルは4つ星「スイスベル」で1泊50~65万ルピア(約3,700~4,800円)程度です。
・GA:GA利用のお客様に有料検査プルタメディカのご利用案内
・Swiss-Bel(英語):inn Airport Jakarta

5. 入国審査・乗継移動(ジャカルタ)

PCR検査で陰性ならばインドネシアへ入国できます。
搭乗券とパスポートを提出し、入国スタンプを押してもらいます。開いているブースが少ないものの搭乗者も少ないため、以前のような混雑はなくスムーズに進めるようです。
係員によるスタンプの押し忘れ・日付違いなどは相変わらず。真面目に仕事しろYO!次の出国時に問題になる可能性があるので、必ず確認してから進みましょう。
国際線到着ロビーから、国内線出発ロビーへ移動しましょう。
▼ターミナル移動
航空会社によって出発ターミナルが異なるため、ターミナル間をスカイトレインで移動する必要があります。GA-GA乗継は同じターミナル3です。
・日本からの国際線(GA、JAL、ANA):ターミナル3の1階に到着
・GAおよびGA提携の国内線:ターミナル3の3階から出発
・上記以外の国内線:ターミナル1または2から出発
・GA:ジャカルタ スカルノ・ハッタ国際空港 ターミナル3
・ANA:インドネシア・スカルノ・ハッタ国際空港のご案内
▼受託手荷物のピックアップ
スルーチェックインされない受託手荷物は一旦引き取ります。
乗継便まで時間がある場合、国内線のチェックインカウンターが開く120分前まで受託手荷物と機内持込手荷物をすべてカート等に載せて移動しなければなりません。たとえば7時間あるなら5時間は荷物の山と一緒…です。
GAの自動チェックイン機「KIOSK」は搭乗8時間前から利用可能だそうです。

6. 健康状態申告書(HAC)の提出(ジャカルタ)

インドネシア政府の要請により、国際線・国内線利用者は健康状態申告書(HAC/Health Alert Card)の提出が義務付けられています。
航空会社によって、電子入力(eHAC)を勧められたり、機内で記入用紙が配られたり、まちまちのようです。
スカルノハッタ国際空港の検疫チェックポイント(KKP)で係員確認後、スタンプを押してもらわないと搭乗ロビーに入れません
▼電子健康状態申告書(eHAC)の登録方法
アプリまたはWebサイトから「電子健康状態申告書(eHAC)」に必要事項を入力して、登録してください。
・GA:インドネシア共和国 健康状態申告書 電子的提出方法に関するご案内
・eHAC(インドネシア語または英語):Android Play Store / Apple App Store / Webサイト

7. 国内線乗継の搭乗手続き(ジャカルタ)

国内線ターミナルの各航空会社のチェックインカウンターへ向かいます。
必要な書類の原本を係員に提示します。搭乗券を発行してもらい、スルーチェックインされない受託手荷物は再度預けます。
国内線の受付時間は出発時間の120分前から30分前までです。先述したように、GAの自動チェックイン機「KIOSK」は搭乗8時間前から利用可能だそうです。早めにチャレンジする価値はあるかもしれません。
チェックイン時間が予告なく変更される事もあるので余裕をもってお出かけください。
・GA:空港でのチェックインカウンター利用
▼受託手荷物の超過料金
「予約番号が同一のGA便または提携航空便」以外、スカルノハッタ空港-ングラライ空港間の受託手荷物量は国際線ではなく国内線扱いになり、超過分を請求されることがあります。
これ、あてくしの周りの数人がカウンターで揉めました。GA-GAの乗継でも番号が異なると同一扱いにしてもらえず、頑なに高額な超過料金を要求される場合があるようです。
逆に、ANA-GAやJAL-GAでも予約番号が同一であれば国際線の扱いになります。
・例:GA国際線 エコノミークラス(Y)46kg、ビジネスクラス(C)64kg / 国内線 (Y)20kg、(C)30kg
・GA:お手荷物について
▼免税店やカフェ、ラウンジ
やっと搭乗ロビーに入れても、免税店やカフェなどの多くが休業中。椅子やソファーに腰かけて待つしかないです。
ラウンジは通常時より食事が簡素だとか。GAラウンジはファーストクラスとビジネスクラス、ガルーダマイルプラチナム会員、提携航空の上級メンバーが利用できます。現在はエコノミークラスの方でも料金を払えば入室できるという話も。
ほかにクレジットカードや銀行の上得意が利用できるラウンジもあります。

8. Love Baliの登録(バリ島)

バリ州政府の要請により、到着までにWebサイト「Love Bali」への登録が必要です。必須事項を入力してQRコードを取得してください。日本やジャカルタでの事前入力も可能です。
一部ネイティブにとって理解しがたい英語があるようですが、頑張って埋めましょう。
・バリ州Covid-19健康警報情報システム(インドネシア語または英語):Love Bali

9. 移動・14日間待機(バリ島)

到着後、受託手荷物を引き取り、係員に求められた場合は健康状態申告書(HAC)やLove BaliのQRコードを提示してから(確認スルーの場合もあり)、到着ロビーから出ます。
国際線利用で陰性結果証明書があれば入域後の目的地内の旅行(移動)は可能ですが、許可された目的地で14日間の自主隔離が必要です。
日本と異なり、空港から自宅や宿泊先までは公共交通機関(タクシーや配車アプリ等)を利用できます。ただし空港で待機している車の数が以前より激減しているため、特に早朝や深夜着なら事前に予約しておいたほうが確実かもしれません。
隔離期間中、人によってはデサやバンジャールによる在宅確認訪問や電話があるそうです。
国内を移動する場合はそれぞれの州政府が定めた指示に従う必要があります。
・GA(9/7付):新型コロナウイルス関連の大切なお知らせ 22
はー、長くなりましたね。お疲れさまでした。
では、ごきげんよう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です