先日なんと約18年ぶりに東部チャンディダサへ行ってまいりましたの。えぇ、あてくしの記憶からファラウェイしちゃってたエリアですわよ。
それがね、ただの漁村だと思ってたら(失礼)、沿岸は整備されてインスタ映えスポットになってるし、シャレオツ飯屋も並んでて素敵なデザートに出逢えました。
発展しつつも、の~んびりした雰囲気は変わらず。他の観光地より“ザ・南国”の時間とエネルギーが流れているように感じます。せかせかした日々に疲れたら、ここで心の浄化するのもありかと。
さらに、チャンディダサから少し足を延ばして(実際に足が伸びたわけじゃない)、ウォーターパレス「Taman Soekasada Ujung(タマンスカサダウジュン)」へ伺いました。
欧米人を中心に、じわじわブームになりつつある観光スポットです。
あらやだ、何この絶景~~(*゚∀゚*)
あまりの美しさに、速攻 在住友達へ自慢写真を送りまくりました(迷惑)。
バリ島情報誌『NOW!』のバックナンバー「’18.5月号:テンプル特集」を眺めてましたの。その天ぷら特集、もとい、テンプル特集には、有名なウルワツ寺院やタナロット寺院をはじめ、島内10寺院が掲載されてます。
目についたのが「Pura Candidasa(チャンディダサ寺院)」。たくさんの子供に囲まれた福福しいお顔の女神像が、プルメリアやマリーゴールドの花をまとって1枚の写真に収まってます。見たい!これの実物が見たぁぁーーい!!
うちからチャンディダサへ行くには、常時渋滞のJl. Gatot Subrotoを通って、幹線道路のJl. Prof. Dr. Ida Bagus Mantraに入り、ひたすらひたすら東へ進みます。1本道なので迷う心配はありません。
途中にある「Bali Safari and Marine Park(バリサファリアンドマリンパーク)」は2013年ぐらいに遊びに行きました。その先のスマラプラはシドメンへ行くときに通りました。
「Pura Goa Lawah(ゴアラワ寺院)」は2000年に観光で1度寄ったきり。チャンディダサも、2001年ごろトランベンでダイビングしたついでに記念撮影した記憶しかありません。懐かしすぎるぅ~。
ヤシの木が並ぶ海沿いと、のどかな田園風景を交互に見ながら、約1時間半でチャンディダサに到着。
が、寺院周辺に駐車場がありません。てか駐禁の標識出てるし…。
仕方なく、100m先にあるジャズレストラン「Vincent’s(ヴィンセント)」に入りました。
こちらGoogleMapのクチコミ評判通り、当たりのお店!
田舎のわりにオサレで雰囲気がよく、スタッフは親切かつ適度に放置してくれて(1人しかいなかったから)、とても居心地良かったです。
肝心のお味もGood☆ ドリンクとデザートのみのオーダーでしたが、南部のレストランとほぼ遜色ありません。クレームブリュレ、あまうま~。
食事後、ダメもとで「駐車したまま参拝行っていい?」と聞いたら快諾。平日で空いてたからでしょうか。
念願のチャンディダサ寺院へ。
さほど(全然)広くなく、お祈りして10分もしないうちに用事が終わっちゃいました。入口にいるマンクー(お坊さん)のおばあさんは座ったまま気持ちよさそうに昼寝してるし。
寺院の道を挟んだ向かいには、蓮の池「Taman Bunga Teratai(タマンブンガテラタイ)」があります。広ーーーっ!
でも昼近くで、花はほぼ閉じてました。朝イチなら満開の花々を拝めるかもしれません。
さて、やることないし、帰るか…1時間半かけてきたけれど。
と思ったら、家人が「カランガッサム出身の友達が『タマンウジュン』良いって」と。ナイスな情報だYO!今から行こうZE!
チャンディダサ寺院から、さらに東へ向かいます。
緑が生い茂るこのあたりは、ずーっと1本道。信号はありませんが、砂や土を積んだトラックが多く、なかなかスムーズに進めないことも。
1ヶ所だけ右折し、あとは道なり。チャンディダサから車で約20分ほど走って、「タマンスカサダウジュン」の割門に到着しました。
駐車場に停めて、チケットブースへ。
入場料は外国人1人につきRp50,000(1円=Rp130として約385円/子供同額)です。
ガイドは無料。家人はガイドのふりして、しれっと入りました。あとで調べたらインドネシア人はRp15,000(約115円)ですって。
ブーゲンビリアが咲き誇るアーチの橋を渡り、園内へ。
アーチを抜けると…ドドーン!
水に佇む美しい宮殿♡♡
別の角度からもご覧あそばせ。
人工池のまわりには魚(鯉?)の飼育スペースがあり、Rp2,000で売られている餌をあげることもできます。
また、謎の鳥=鶏の超デカいやつも放し飼いされています。おとなしいんですが、なんか怖いぃぃ。
あとね、あとね。ご利益ありそうな、ガジュマルの木とサンガ(祠)も。
橋を渡って、宮殿に入ります。
館内は公園や王族に関する歴史資料館になっています。
昔の園内見取り図のほか、家族写真や肖像画などを展示。
こちらはカランガッサムの旧王族によって建てられた古代公園の1つです。
1901年に黒魔術を習得した人を処分する場所として建設されましたが、その後カランガッサム王国の王様が、自分と家族の休憩場所となるよう、オランダと中国の建築家に設計・施工を依頼したんですって。
1920年代のモノクロ写真の中には、王様と王妃3人の計4人で撮影した1枚も。本妻はともかく、第3夫人と思われる方は「娘さん?未成年?」とツッコミたくなるほどお若いです。気になる方は現地でチェックを。
宮殿内から見える景色も、外から見るのとはまた違う趣があります。
広い中庭を抜けると、もう1つの人工池に建つワンティラン(集会場)。
人工池にはボートが浮かび、乗船できます。モーター付きと足漕ぎがあるようです(乗船料未確認)。
行ったら絶対にのぼってほしいのが、この階段!
敷地内に3ヵ所あり、どこからでも上がれますし、上で横へ移動できます。
長めの階段を登りきると…息切れ、じゃなく、息をのむ美しい景色が楽しめます(息切れもするけど)。
これはのぼった人だけが眺められる特権といえるでしょう。
ご覧の通り、写真1枚には収めきれない広さです。ぜひご自身の目でみて、心のカメラに残してほしいですわよ。
公園の向こうには、穏やかなバリ海が見えます。
よく整備されて、どこからどう見ても美しいです。この日はゴミ1つ落ちてませんでした。管理費としての入場料なら喜んで払いたくなる値段ですし、払う価値はあると思います。
平日昼間のせいか、隠れた観光地のせいか、客はまばら。欧米人と中東人がほとんどで、静かで優雅。大きな声でしゃべったり、自撮り棒をふりまわす人もいません。お子さん連れもちらほら。
園内の歩道に日陰が少なく、くまなく歩き回ると、喉がカラカラになります。
見学後、エントランスを出た向かいにあるワルンでココナッツジュースを買いました。
うるおう~~。めっちゃ喉がうるおう~~。
こちらのワルンの奥様は以前ウブドの「sisi&nanan(シシ&ナナン)」で働いていたそうです。「日本人はとても親切。あの頃よくしてもらった」と絶賛していました。まさかこんなところで親日家にお会いするとは!
チャンディダサ周辺を思いっきり満喫して、帰路につきました。
南部観光地から往復3~4時間かかるうえに、この公園だけを目当てにくると時間持て余してしまうかも。
「Amankila(アマンキラ)」滞在や「Alam Zempol (アラムセンポール)」「Charlys Chocolate(チャーリーのチョコレート工場)」に立ち寄るついでに足を運ぶなら楽しめると思います。
では、ごきげんよう。
- 観光地名
- Taman Soekasada Ujung(タマン スカサダ ウジュン)
- URL
- なし
- ジャンル
- 旧王族公園(庭園・人工池・歴史資料館)
- 入場料
- Rp50,000(外国人)/Rp15,000(インドネシア人)
- カード
- 不可
- 所在地
- Br. Dinas, Tumbu, Karangasem, Bali
- 電話番号
- +62-363-430-1870(海外から)
- 0363-430-1870(バリ島内)
- 店休日
- 無休(ニュピのみ)
- 営業時間
- 午前6時~午後7時
- 駐車輪場
- 車:あり、バイク:あり
- 行き方
- Jl. Prof. Dr. Ida Bagus Mantraを東へ進み、その先Jl. Raya Goa Lawah、Jl. Raya Padang Bai、Jl. Raya Manggisなど道路名は変わるが1本道をひたすら進む。チャンディダサのメインロードを過ぎて、Jl. Raya PerasiからJl. Karangasem – Serayaへ右折(交差点に大きな碑があるものの初回わかりにくいので注意)。その先は「Taman Soekasada Ujung」の標識が出てくるので道順に従いながら進む
- 地図