バビグリンの新たな聖地?! 「MEN LARI」

ローカル飯(ワルン・カキリマ)

ちょっと、奥さん。チャングーにほど近い、タナロット寺院へ向かう道沿いに、オープンしたばかりなのに連日大賑わいのバビグリン屋があるんですって。さっそくGO☆
バリ島 バビグリン「MEN LARI(メン ラリ)」
ごはんを少なめにしたせいか、写真うつりがやや貧相ですわね。
しかも他店に比べて全体的に白めというか、色薄めというか。おかずの種類も少なめ…
ところがどっこい!
豚肉、とびっっっきりうんめーーー☆

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そもそもバビグリンってなんじゃらほい?
「Babi=豚」「Guling=巨大な棒を刺してグルグル回す」という意味で、「子豚の丸焼き」を指します。バリ島を代表する名物料理の1つ(過去ブログ:「マイランク暫定1位に躍り出た、バビグリン」もご参照あれ)。
バリヒンドゥー教の祝祭時には奉納されたり、ふるまわれたりします。
バリ島 バビグリン「MEN LARI(メン ラリ)」
※Photo by Nさん
発祥地のギャニャール県(ウブド含む。ギャニャールのパサールはかつてバビグリンだらけ。最近行ってないですけど)はもちろん、州都デンパサール市(サヌール含む)やタバナン県にも人気店が複数ありますよね。
また、総本山ブサキ寺院の境内にはローカル向けのバビグリン屋がたくさん並んでいます。
実はここ、Jl.ラヤチャングー~Jl.ラヤペレレナンタナロットの道沿いも、バビグリン激戦区。両側に新旧ワルンが軒を連ねています。
手前のティブブネンにはアヒル肉のラワールクィール屋、ペレレナンの先にはお菓子クレポンの露店が点在してるんですよ。
で、新しくできた「MEN LARI(メン ラリ)」。
バリ島 バビグリン「MEN LARI(メン ラリ)」  バリ島 バビグリン「MEN LARI(メン ラリ)」
Jl.ラヤチャングーと、エコビーチに向かうJl.プラバトゥメジャン(Jl.パダンリンジョン)の交差点の左角にあり、ペレレナンの大きなチェディ(割れ門)の真横。
どでかい建物が田園風景にドーーンと現れ、看板もかなり大きめなのですぐわかると思います。車やバイクが常時停まってますし。
新店舗といっても、同じ通りのややタナロット寄りからチャングー寄りへ1.8km移転したばかり。
本店はメングウィのタマンアユン寺院の少し先にあるようです。
ちなみに「Men(メン)」はバリ語で「meme(メメ)=お母さん(女性)」のこと。英語だと男性Manの複数形がMen…男女まぎらわしいですわね。
「Pan(パン)」が「Bapa=お父さん(男性)」ですって。
大きいわりに、コンクリートの柱と床、トタン屋根の簡素な造り。
よく捉えれば、風が吹き抜ける南国らしいオープンエアのダイニングと言えるでしょう
バリ島 バビグリン「MEN LARI(メン ラリ)」  バリ島 バビグリン「MEN LARI(メン ラリ)」
このへん一帯はグリーンベルト(生産緑地地帯)で建造物は基本きんs…ゴニョゴニョゴニョらしいです。
ほかのエリアでも屋根と柱しかないお店はわりとそうかと。まぁいいんじゃないでしょうか、デサ(村)やバンジャール(町内会)がOKならば。
店内は新しいのでテーブルや椅子がとってもキレイ。触ってペタペタしませんし、座ってガタガタもしません。
一部座敷席あります。が、クッションとか座布団なし。
バリ島 バビグリン「MEN LARI(メン ラリ)」  バリ島 バビグリン「MEN LARI(メン ラリ)」
混雑を避けて午後2時近くに行ったのに、着いた時点でテーブル席はほぼ満席。
バリ人と外国人(主に欧米人)の割合は、6:4程度。ややローカル多めでした。
片付けてすぐ新しい客が来店。かなりの繁盛店といえるでしょう。
オサレ(に見える)なドリンク用カウンター。
バリ島 バビグリン「MEN LARI(メン ラリ)」
メニューは豚肉おかず+ごはんの「バビグリン・ナシチャンプル」のみです。
バリ島 バビグリン「MEN LARI(メン ラリ)」
オーダーすると担当のお姉さんが素手で、バナナの葉を敷いたお皿に盛り付けてくれます。
ビアサ(普通/並)とかスペシャル(特盛)とかピサー(ごはん別盛り)とかの区分けは無いんですって。
とはいえ、好きなおかずを増してもらったり、苦手なおかずを抜いてもらうことはできます。
そうそう、「辛い」と「辛くない」が選べます。
あてくしのは辛くないやつ。辛いのは赤い…かどうか知りません。サンバルが載ってるかも?
バリ島 バビグリン「MEN LARI(メン ラリ)」
おかずは上から時計回りに、ベーコン、塩味の豚肉、ウルタン(腸詰めソーセージ)、豚皮、サテリリッ(豚肉のつくね)、ラワール(豚肉とココナッツとインゲンの和え物)。
バリ島 バビグリン「MEN LARI(メン ラリ)」
ベーコンは量少なめでカリカリ度がイマイチ。ウルタンはココナッツ詰めなのかヘニョヘニョで歯ごたえなし。豚皮もカリッパリッというよりパリ程度だし、薄めで小さめ。サテリリッにいたっては「極小の肉団子かYO!」とツッコミたくなるサイズ。せめて串の半分までつくねつけてーーー。血合いやレバーは添えられていません。
でもでも、それを許せる(超越する)ぐらいお肉が柔らかくてジューシー!
豚肉独特の甘みもあって、めっちゃおいすぃぃぃ~☆脂身の部分はぷるるんとしています。
あと、ご飯がわりと美味しいです。ローカル米なのにポソポソしてなくて、あったかふっくら。
毎日午後6時に新しい子豚ちゃんが焼き上がるそうですよ。
店内で食べると、スプアレス(豚の骨とバナナの木の茎を薄くスライスして煮込んだスープ)がついてきます。
バリ島 バビグリン「MEN LARI(メン ラリ)」
脂がかなりのって(浮いて)ます。ややとろり。ほんのり辛くて、これまたうんまいわー。
お好みで脂身のクルプッ(揚げせんべい)もどうぞ。塩味サクサクで美味かと。
バリ島 バビグリン「MEN LARI(メン ラリ)」
全体的に、辛め、濃いめ、脂多めなので、甘いエスジュル(オレンジジュース)が合います。
バリ島 バビグリン「MEN LARI(メン ラリ)」
ローカルは車やバイクで来てるせいか、昼間だからか、水やアイスティやオレンジジュースを頼んでる方がほとんど。
外国人はビンタンビールを好んで飲んでいるようでした。何本も置いてあるテーブルも。
気になるお値段は…
ナシチャンプル(ご飯少なめ)+エスジュルでRp24,000(1円=Rp130として約185円。以下同レート)でした。お値打ち価格!
観光客向けのバビグリンは1皿Rp20,000~25,000(約154~192円)程度ですよね。高いところだとRp50,000(約385円)近くしやがります。
この味と値段でお客さんが惹かれて集まるんだな~と納得しました。
よし、また行こう、そうしよう。

店名
Wr. Babi Guling MEN LARI(ワルン バビグリン メン ラリ)
URL
http://www.babigulingmenlari.com/
料理ジャンル
インドネシア料理(バリ島料理)
税金・サービス
なし
カード
不可
所在地
By Pass Tanah Lot Munggu Bali
電話番号
+62-812-3607-8860(海外から)
0812-3607-8860(バリ島内)
店休日
無休(ニュピのみ。ほかにバリヒンドゥーの祝祭日は休みの可能性あり)
営業時間
午前9時~午前0時(深夜)
駐車輪場
車:あり(店頭および裏)、バイク:あり(店頭)
行き方
Jl. Raya Cangguをタナロット方面へ進み、Jl. Pura Batu Mejan(Jl. Padang Linjong)との交差点左角。
地図

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