日本は夏本番ですね。体温を超える猛暑日が各地で記録されているようで、「暑いの好きだけどほどほどにして」「エアコンなしでは生きていけない」「避暑地に行きたい」と思っている方も少なくないでしょう。
南半球のバリ島は、今まさに避暑地と化してますわよ。
日中の陽射しこそ強いものの、乾季特有の風が吹いて、朝晩は足元から冷えます。
特にウブドなどの内陸部、アグン山やキンタマーニ高原などの丘陵地帯では羽織るものがないと西野カナ並に震えるかも。
そんな肌寒い日、インドネシア人に人気急上昇中の飲み物が、こちら。
Kelapa Bakar(クラパバカール)
バリ島「Kelapa Bakar(クラパバカール)」Memo Bali
バリ島「Kelapa Bakar(クラパバカール)」Memo Bali
Kelapa=椰子、Bakar=焼く。直訳すると「焼きココナッツ」。
ここ数年、雨後のタケノコのごとく、クラパバカール屋が増殖していまぁーーす|*´︶`*)╯

焼き時間と香辛料

常温や冷たいココナッツ玉との大きな違いは、直火で長時間焼くことと、香辛料を混ぜることです。焼き時間と混合物はお店によって異なります。
お値段は立地や椰子のサイズによって、1玉Rp20,000~30,000(1円=Rp108として約185~278円)程度。
あてくしがたまに買うお店は、だいたい4~5時間焼き続けるそう。
「自宅でも2時間ぐらい焼けば作れるよ」と教えてくれましたが、1時間でも焼くの大変ですわ。準備と片付けまで考えたら買ったほうが手軽です。
オーダーを受けて火からおろし、焦げた厚い殻をナイフでむいてくれます。
アツアツなのに器用に手早く。
バリ島「Kelapa Bakar(クラパバカール)」Memo Bali
ココナッツウォーターをお玉1杯分をすくって、叩いて潰したレモングラス1本、ローリエの葉、チャリム(何コレ?)、パウダー状のターメリックと赤ショウガとクローブ(丁子)を少しずつ、さらにハチミツを1~2杯、コンデンスミルクを適量加えます。
バリ島「Kelapa Bakar(クラパバカール)」Memo Bali
そして、すくったウォーターを丁寧に戻す…あふれる!
殻をむいた玉ごとビニール袋に入れて、ストローを1本付けてくれます。
いやね、バリ島ってビニール袋の使用が基本禁止なんですよ。でもエコバックに入れられないでしょ。ビッチャビチャにこぼれるもの。どうしても袋を使いたくない方は保温ケースまたは魔法瓶を持参しましょう。
ついでに言うと、ストローでは飲めません。熱いし、詰まるから(笑)

味と効能

飲んでみると、熱いココナッツウォーターに香辛料がまざった独特の味です。
水よりぬるりとして、やや甘さがあるものの、ほんのりスパイシー。天然のジャムー(漢方薬)で体に良さそうです。
赤ショウガやクローブにより発汗作用が高まって、体の中から温かくなってきます。
個人的には熱々よりも、やや冷えてからのほうが飲みやすくて好きです。
検索してみると、ローストココナッツには下記の効能があるとのこと。

  1. 体のエネルギーを増やす
  2. 脱水症状を防ぐ
  3. 体を温める
  4. 持久力を高める

・merdeka(インドネシア語):健康のための焼きココナッツの4つの利点
とはいえ、加熱するとビタミンCなどの水溶性ミネラルや各種ビタミンB群の含有量、カリウム濃度も低下するそうな。
・CNN Indonesia(インドネシア語):焼きココナッツの利点と栄養を探る
他の食材が加わって別の効き目がありそうですが、ココナッツそのものの栄養を摂取したい方は、より高効果といわれる赤いココナッツをどうぞ。
・過去ブログ:【フルーツ】100%天然で高効果?! 赤いココナッツウィーター
では、ごきげんよう。

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