ジャカルタ空港でまさかのアラック没収

渡航(出入国・航空会社・マイル)

自由なローカルが集うバリ島デンパサール・ングラライ国内空港を発ち、飛ぶこと約2時間。
ちょっと話は逸れますが、ングラライ(Ngurah Rai)って日本人に発音しにくいですよね。特に鼻に抜けるNgと、巻き舌のR。家人に「そんな発音の空港はない」とよく笑われます。
なんだよ、インドネシア人だってザ行とタ行と促音(ッ)が苦手なくせにっ!たいてい「じゃ、じゅぃ、じゅ、じぇ、じょ」や「た、ちゅ、ちゅ、て、と」になります。促音は無視。
ちゅいでに、ングラライ空港があるのはデンパサール市ではなくバドゥン県トゥバンです。州都名が冠になってるのかしら?
で、ジャカルタ・スカルノハッタ国際空港へ到着。
ジャカルタを経由する日本離発着便は、ガルーダ・インドネシア航空(GA/成田直行便以外)、日本航空(JAL)、全日空(ANA)です。その他のエアライン、たとえばエアアジアでバリ→ジャカルタ→マレーシア→日本という経路もありますが、使う方はそう多くないかと。
2年前までANAの帰国便は荷物がスルーでした。デンパサール空港で預けると日本の空港へ直行。
ところが、GAがスカイチームに加盟したため、自社便および同航空連合以外のエアラインはジャカルタ空港でピックアップして再度預け入れが必要となりました。ちぇっ。

アラック飲む前に取られちゃった可哀想な私にクリックを。


日本からジャカルタ乗継でGA利用の場合、GA同士ならスルーですが、JALとANAはバゲージ・クレーム(荷物引き渡し場所)で荷物をピックアップします。まっすぐ進むとGA専用チェックインカウンターがあるので、外に出ることなく、スーツケースを持って移動できます。
デンパサールからジャカルタ乗継の場合、GA同士ならまたまたスルーですが、JALとANAは荷物をピックアップ後、X線検査所を通って一旦外に出て、エレベーターで2階へ上がり、さらに端にある搭乗手続きカウンターへ荷物ともども向かわなければなりません。外には何をしてるんだかわからない(たいてい何もしていない)ローカルがウヨウヨいて、時間帯によってはちょっと怖いです。
再度X線検査所を通過し、やっと搭乗手続きカウンターへ。
このX線検査所で、なんとスーツケースに入れていたアラック(椰子酒)が引っかかりましたーー!
規定量を超えていたわけではありません(ちなみに日本のアルコール免税範囲は1本760ml×3本まで)。
没収理由は「開封されているから」でした。スーパー等で買ったわけではなく、作ってる方からペットボトルに入れて譲っていただいた貴重なもの。まだ1口も呑んでないのにぃぃ。もともと私はアラック飲みませんけどぉぉ。
すったもんだのあげく、係員に飲まれるのが悔しく、その場でゴミ箱にすべて開け捨ててもらいました。おかげでX線検査所周辺にアルコール臭・・・すまぬ。
乗継時間ギリギリになり、駆け足にて機内に乗り込みました。ぜーぜー。
ANAのCAに尋ねてみましたが、「そのような事例は聞いたことがありません」とのこと。
あとで調べてみたら、ANAのサイトに「乗継空港での取り扱い。インドネシアほか:液体類(免税品)は、保安検査を通過の上、機内持込可能です。密閉式のビニール袋(ICAO様式のSecurity Tamper Evident Bag)に入っており、開封されていないこと」と載っていました。
うーむ、これって機内持込?受託手荷物にも適用??どっち??
いずれにせよ、今後も没収される可能性が大いにあります。
あてくしの二の舞にならないよう、アラックなどのアルコール類は免税店やスーパーなどでしっかり密封されているものをご購入くださいませ。
「いやいや、係員と闘って出来れば持ち帰りたい!」または「ワイロか転売目的じゃね?あやしいよ!」と思うツワモノは、係員に名前と部署名を書いてもらってください。先方の言い分が正しければきちんとサインくださるはずです。躊躇したり拒否されたらウソです(もしくは面倒なことに巻き込まれたくない人)。この筆記、理不尽な理由で取り締まる警官や入国管理局のスタッフにも効果あるようですよ。「なんで?」と問われたら、「別に」もしくは「あとで詳しい人に訊く(詳細は教えない)」と答えればOKだそうです。

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