ちょっと奥さーーん。
ひさしぶりに“バリ島食っとけリスト”の上位に食い込むレストランを見つけましたよ!
食っとけリスト=行って損はない、あてくし推しのレストラン&カフェです。
その名も「Shelter Restaurant(シェルターレストラン)」。
「ん?10年以上前からスミニャックにある有名カフェでしょ?今さら?」と思ったバリ通さん。はい、ハズレじゃないけど、アタリでもないです。
そのShelter Cafe(シェルターカフェ)の姉妹店にあたるレストランが、チャングーの隣のペレレナンにオープンしてますの。
年明けに舌の肥えた在住日本人2人から「おいしいよ」「1度行ったほうがいい」と教えてもらったものの、当時はディナーのみ。ちょっと遠いし、暗そうだし、敷居高いなぁと。
この夏からランチ営業を開始。張り切って伺い、すぐに再訪しました。いやー、前評判どおり美味しゅうございますわ。
ロケーション
Shelter Restaurant(シェルターレストラン)ってどこにあるのさ?ここだよ、ここ!
Jl. Raya CangguからJl. Pantai Pererenanに入り、ビーチ方向へ2.2Km進んだ左側にあります。
ペレレナンはチャングーとまとめて称されますが、デサ(村)は1つ西側のややタナロット寄り。
この数年で驚くほど開発が進み、レストランやカフェ、雑貨やアパレルショップなどが建ち並んでいます。とはいえ、まだ新興地につきチャングーやブラワに比べたら土地や店舗のレンタル料が安く、食事代もほんのりお得。それもあって人気ショップの支店や移転が増えてるんですよね。
最近はさらに西にあるチュマギのJl. Raya SesehやJl. Pantai Sesehに新店オープンの波が続いてるとか。
今後どこまでタナロット寺院に迫るのか目が離せません。
店舗詳細
シェフ
オーナーシェフはスミニャック店と同じ、イギリス人のスティーブン・アーム氏。
彼の料理経歴は20年以上に渡り、フランス→スイス→イギリス→オーストラリア→インド→スペインの世界最高峰といわれる高級レストランやホテルで美食の腕を磨いたそう。
その後バリ島スミニャックの有名ビーチクラブ&レストランKU DE TA(クーデター)のオファーを受け、数年ほど総料理長を務めたんですって。
伺った3回ともペレレナン店でお見かけしたので、今ここでガッツリ監修なさってるはず。そりゃクオリティ高め安定ですわね。
それにしても、クーデター(政権奪取)からのシェルター(避難所)って…次はサンクチュアリー(聖域)かシャバ(忍耐の現世)?
コンセプト
スタッフに「スミニャックの支店?」と聞いたところ、「オーナーは同じ。コンセプトが少し異なります」と。
↑スミニャックのシェルターカフェ
スミニャック店はモーニング~ランチがメインのカジュアルなカフェ。朝8時から夕方4時まで。
ペレレナン店はディナーがメインで、ランチも提供しているやや格上のレストラン。メニューも別です。
正午から深夜0時までの営業です。
内外観
さっそくレストランの内外観をみてきましょう。
◆サインボード
店名看板がオサレですわね。今流行りの、欧米人オーナーが好きな、控えめかつ上品なデザイン。電飾ギラギラやドデカ文字ドーンではないです。
観葉植物に囲まれているため初見だと見落としてしまうかも。あてくしもうっかり通りすぎるところでした。
◆エントランス&レセプション
バイクは店頭に並べて駐輪できます。車は路肩に停めるには1台が限界のような。バレットパーキング※あり?(未確認)
※係員による入出庫サービスのこと
正面にあるグリーンで囲われたゲートをくぐって中に入ります。
右側にレセプション。
ランチは現時点で開店と同時なら飛び込み可ですが、ディナーは予約したほうが確実。
伺ったときも夜の予約にいらしてる方がちらほらいました。
◆バー・スペース
レセプションの裏手には、ハイカウンターの小ぶりなテーブルとスツールが並んでいます。
夜にはキャンドルがほんのり灯って、カップルでグラス傾けるんでしょうね。うん、ムーディー。
それにしても、背もたれのない高い椅子に浅く腰をかけてアルコールを飲むって転びそうで怖いんですが。そんな心配いらない?
◆オープンキッチン
バーの奥には、オープンキッチン。
オーナーシェフ直伝の技を生かすローカルスタッフたちが腕をふるっています。
調味料や野菜・果物がずらり。
あえて魅せる並びにしているんでしょうね。彩りとか盛り方がキレイだもの。
◆ダイニング
建物はインドネシアの伝統的な木造建築ジョグロ造り。3方面オープンで、風が気持ちよく流れていきます。緑も豊か。
空いている日はゆったり穏やかな時間を過ごせます。徐々に混んできてますけどね。
正面中央には8人掛けの大きなテーブルが並び、それらを囲むように2~3人掛けのテーブルがセッティングされています。
空いていれば、テーブルをくっつけて4人席・6人席などフレキシブルに対応してくれます。
◆バーカウンター
右手奥に長~いバーカウンター。こちらも魅せる仕様。
ワイン、ウィスキー、リキュールなど洋酒が豊富に用意されています。夜はダウンライトに照らされて、より美しく浮かび上がって見えるんでしょうね。
背もたれのない高い椅子に…(以下リピート)。
◆テラス席
建物に沿ってL字型にテラス席があります。
手前は2人掛けの丸テーブル、奥はゆったり座れるカウチソファー。
屋根がないため時間帯によっては陽射しが暑いかも。また雨の日は濡れるため座れません。
客層
スミニャック店は南国カジュアルファッションの観光客層に支持されてますよね(例・男性:Tシャツ+サーフパンツ、女性:ノースリーブ+ミニスカorショーパン)。
ペレレナン店はスマートカジュアルの欧米人観光客と在住が多めです(例・男性:襟付きシャツ+短パンorチノパン、女性:サマードレス)。お子様連れやシニア層もちらほら。
ジャカルタンと思われるグループも見かけましたが、お洒落で品がよく、落ち着いた感じでした(他店の国内旅行者をどうこう言うつもりはないですぅ~)
夜はドレッシーな方々が集うのかもしれません。行ってないからわからんけど。
ドレスコードはないので、Tシャツ+短パンでも入れますYO!
接客
スタッフはスマートかつフレンドリー。さすが欧米人経営、教育がしっかりしています。
ランチタイムは好きな席を選ばせてくれるし(空いてるくせに指定してくる店もある)、文字のみのメニューでわからないと言えば「これはサンドイッチみたいな」「これはピザのような」「ベジタリアン向けはこれとこれと」と丁寧に説明してくれるし、聞けばおすすめも示してくれるし(「食べたことないから知らない」とのたまう店員多々)、食べ終わるタイミングで「お味はいかが?」と聞いてくれるし(食べ始めてすぐ義務で聞く店もある)、手を挙げればスーッとくるけど、それ以外は適度に放置してくれるし(おかげで長居可)。
1回目の訪問時ぼっちでアレコレ聞いたからか覚えられて、2回目はまるで常連のように温かく迎えてくれました。一緒に行った友達が「何回目?」と不思議がるほど。あてくしもびっくり。でも馴れ馴れしくなく適度な距離感。3回目はまぁ普通の対応でした。
夜、混んでるときは指定の予約席へ案内されるようですし、スタッフも忙しく動き回り、大音量のDJライブなどでは会話が難しいときもあるとか。それもバリ島らしいっちゃーらしいですけどね。
メニューと価格
お昼のメニューは「lunch Specials(ランチスペシャル)」と「food(通常/昼夜通し?)」の2種類あります。それに、ドリンクメニューとデザートメニュー。
◆ランチスペシャル
ランチスペシャルは食事6種+デザート1種の計7種類。値段はRp85,000~180,000++(1円=Rp103として約825~1,748円++)。通常メニューに比べたら若干お得です。
紙ぺら1枚だったので、不定期で変わるのかもしれません。ディナーもスペシャルがあるのかしら?未確認。
◆通常メニュー
通常メニューは、アミューズ(おつまみ)、前菜、メイン(魚介・肉)があります。
おつまみは、ナッツやパン、チーズなど。Rp40,000~120,000++(約388~1,165円++)
前菜は、ハマチ&メロン、ラムハラペーニョ、枝豆ファラフェルなど。Rp65,000~120,000++(約631~1,165円++)
メインは、魚介類だと、グリルエビ、BBQタコ、白身魚などなど。Rp60,000~180,000++(約583~1,748円++)
お肉は鶏肉、鴨肉、豚肉、山羊肉、牛肉。Rp125,000~480,000++(約1,213~4,660円++)
◆ドリンク
飲み物は冊子になっています。
ワイン(赤・白・ロゼ・スパークリング)、ビール、ウィスキー、ブランデーなど、アルコールの種類が豊富。日本酒はなかったと思います。
ビンタンビールRp45,000++(約437円++)、コーヒーRp30,000++~(約291円++~)、お茶Rp35,000++(約340円++)。このあたりの相場というか、べらぼうに高くはないかなと。
食べたもの
勝手に「おすすめの星」をつけてみました。あくまで個人の感想です。
フード
グリルチキンプレッツェル(ランチスペシャル)、Rp95,000++(約922円++)
おすすめ度:★★★★☆
焼いた鶏肉、酢漬け玉ねぎ、レタス、ハラペーニョ、きゅうり、トマトに、チポトレ(サルサとマヨネーズのソース)を加えて、プレッツェルのパンで挟んだバーガーです。
チポトレの、ほんのりした辛さとマヨネーズがマッチ。鶏肉はさほど厚くないですが、焼き加減が絶妙で、柔らかくジューシー。パンも弾力があってふわもち。ひと口目で魅了されてしまいました。
チーズピデ(ランチスペシャル)、Rp95,000++(約922円++)
おすすめ度:★★★★☆
チョリソー(腸詰ソーセージ)、燻製玉ねぎ、酢漬けきゅうりを挟んだトルコ風チーズピザ。
別皿のクリーミーヨーグルトをつけて濃厚さをプラス。
イタリアの包みピザ・カルツォーネに似ていますが、もう少し軽くて酸味があります。生地はそれほど厚くなく、女性でもペロリと食べられる量。
添えのサラダはかーなーりー酸味があって濃い味。好き嫌いが分かれそうです。
トリュフフリッタータ(ランチスペシャル)、Rp95,000++(約922円++)
おすすめ度:★★★★☆
トリュフ(きのこ)とフェタチーズ入りのイタリア風オムレツ。上にパルメザン(粉状)チーズとルッコラサラダがたっぷり。
肉・魚は使っていませんが、たまごとチーズが入っているのでラクトオボベジタリアン向けです。
お肉なしと思えないほど濃厚。チーズの塩気と野菜の辛味と苦味が巧みで飽きません。
友達が頼んだのを1口もらったんですけどねw
ニース風コンフィサラダ(ランチスペシャル)、Rp95,000++(約922円++)
おすすめ度:★★★☆☆
プチトマト、パプリカ、じゃがいも、ルッコラ、かいわれ、赤玉ねぎ、さらにマンゴーを加えて、厚めのキハダマグロを贅沢に載せ、アンチョビやオリーブオイルとマヨネーズなどを加えた特製ドレッシングが敷いてあります。
それぞれの風味が主張しつつ、とても調和が取れた1品。
ただ、メインにするにはやや小ぶり。他のメニューと組み合わせて楽しむのが良いでしょう。
グリルキチン(ランチスペシャル)、Rp120,000++(約1,165円++)
おすすめ度:★★☆☆☆
オレガノやローストガーリックをふんだんに使った串刺しグリルチキン。端的にいうと西洋風焼き鳥。
鶏肉が意外と薄く、ハーブのパンチが強め。
酒のつまみとして合いそうですが、ランチにチョイスすると追加でご飯かパン、またはサラダが欲しくなります。
数人でシェアするなら1皿加えたい感じ。
ドリンク
ゆずハーブフィズ、Rp55,000++(約534円++)
おすすめ度:★★★★☆
ゆずソーダに、タラゴンというヨモギ属のハーブをそえた、ノンアルコールのモクテル。
爽やかな酸味と甘み。すっごくおいしい!
ただ食事には合わないかな~。かなり主張してきます。これはこれだけでゆっくりしっかり味わいたいです。
フラットホワイト、Rp35,000++(約340円++)
おすすめ度:★★★★☆
エスプレッソにきめの細かいフォームミルクを加えた、コクと香りが楽しめるコーヒーです。
ホットは小さなクッキー付き。アイスはなし(その分、氷が入ってる)。
デザートのお供にぜひ。
デザート
チョコレートクッキー、Rp95,000++(約922円++)
おすすめ度:★★★★★
上から、焦がしハニー、マスカルポーネチーズクリーム、チョコレートクッキー(上下)、バニラアイス。
生チョコをちりばめて。
星7つあげたいぐらい美味しいです!スイーツマニア垂涎の1品。もうね、絶品。
甘み、苦み、香ばしさ、まろやかさ、濃厚さ、すべてにおいてズバ抜けています。濃いけどしつこくない。
ランチですでにお腹いっぱいなのに、それでも感動するおいしさでした。
チーズケーキ、Rp95,000++(約922円++)
おすすめ度:★★★★★
上から、ブルーベリーのコンフィチュール、アーモンドスライス、マスカルポーネチーズクリーム、チーズケーキ。
はちみつをかけて。
これまた濃厚。土台のチーズケーキはリコッタかしら?スフレでもレアでもなく。食感はバスクよりも、もったりまったりしています。
ブルーベリーの酸味とアーモンドのサクサク感もたまりません。
大きめなので食後にしてはお腹いっぱいに。2人で1つシェアでも良いかも(あてくしは1人で食べるけどな)。
パッションフルーツメレンゲ、Rp95,000++(約922円++)
おすすめ度:★★★★★
上から、メレンゲ(上下)、バニラアイス(だったと思う)、パッションフルーツソース。
メニューには「ベイクドマシュマロ」と書かれていましたがメレンゲかと。どちらも卵白を泡立てて作るのですね。甘くてサクサク。
酸味の強いパッションフルーツとアイスの素晴らしいコンビネーションで、あっという間にたいらげてしまいました。
感想まとめ
ランチスペシャルは全体的にレベル高め。
大人向けの味で調味料や香辛料の使い方が独特です。その分、モノによって好き嫌いが若干出るかなと。
デザートはどれも大当たり☆
スイーツ好きさんはランチではなくデザート2品で良いんじゃないかと思うほど。ボリューミーだし、ユニークで、最初から最後まで幸福感が広がります。
ランチ+デザート+ドリンクで1人30万弱程度。レストランとはいえ、お昼にしてはやや高値ですよね?でもお値段以上のパフォーマンスを打ち出してくれます。夜より安いですし。
オサレランチを楽しみたい方は1度ぜひ♪
こってりご紹介してしまいましたが、次回からはもう少し簡単に綴っていきますね。
では、ごきげんよう。
- 店名
- Shelter Restaurant(シェルター レストラン)
- URL
- https://www.shelterbali.com/
- ジャンル
- ヨーロピアン・ウェスタン
- 所在地
- Jl. Pantai Pererenan No.133, Pererenan, Kec. Mengwi, Kabupaten Badung, Bali
- 地図
- 電話番号
- 海外から:+62-813-5368-1118
- バリ島内:0813-5368-1118
- 店休日
- 無休(ニュピのみ)
- 営業時間
- 午後12時~午前0時
- 予算
- Rp150,000~(ランチ:食事+ノンアルコールドリンク/1人あたり)
- 税金・サービス料
- 税金:10.6%、サービス料:6%
- 支払方法
- 現金(ルピア)、クレジットカード(VISA、MASTERなど)
- 言語
- 英語:〇、インドネシア語:〇、日本語:×
- 席予約
- 可(夜は必須)
- デリバリー
- なし
- ドレスコード
- なし
- Wifi
- あり(無料)
- たばこ
- 喫煙可
- 駐車輪場
- 車:かろうじてあり(店頭)、バイク:あり(店頭)