クタビーチでビールを売りまくった年越しの思い出

雑記・その他

あけましておめでとうございます。
今年もMemo Bali Blogをゆる~く更新していきますので、お付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
「バリ島のお正月ってどんな感じ?」と聞かれても、実は3回(4回だっけ?)しか年越ししたことがなく、よく知らんのですわ。
ここ数年 南部エリアでは、大晦日の夜に打上げ花火をバンバンバンバンバンバンバンバン・・・いつまであげるんだYO!ってぐらいあげるのが流行ってるんだとか。しかも火のついた筒を手持ちするためヤケドによる負傷者続出。ワイルドすぎやろ。
在住友達いわく、インドネシアの花火の精度は年々上がってきてるそうです。かつては音はすれども姿が見えず。とにかくショボかったですもんね。精度が上がれば上がるほど、手持ちだとヤバいんじゃね?
いつか日本の花火職人による花火大会がバリで開催されると良いなぁと思っています。夜空に広がる、その美しさと大きさと儚さに、うっとりしていただければ。さらに正しい点火方法をプロから学んでもらえれば。
たーーまやぁぁーーー!!!

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で、お正月の話。
少ない経験から言わせていただくと、地域によって全く異なってました。
バリ島北東部のトランベンで迎えたとき。
トランベンは世界的に有名なダイビングポイントですよね。沈船リバティー号の周りにはギンガメアジの群れや色とりどりの魚、それを楽しむダイバーたちで賑わってます。海と緑に囲まれたのどかな田舎町ですが、ホテルやロスメン(民宿)も点在。あてくし、何を間違ったのか当時ダイビングのライセンスなんぞ取りに行っちゃってねぇ・・・(遠い目)。
たしかドイツ人経営のロスメンに泊まりました。その日の日本人客は私だけ。ほかにヨーロピアンが数人いましたけど、元旦のダイビングに備えてか12時過ぎたら各自室へ。とにかく静か。波の音と、潮の香りと、風に揺れる木々の音と、空にプラネタリウム並の星が瞬く以外、なーーーーんにもありません。誰ーーーーもいません。スタッフも早々に就寝。淋しいったらありゃしない。
翌朝、スタッフに「Selamat Tahun Baru(あけましておめでとう)」と握手されただけであっさり正月の儀が終了。そのとき「あー・・・お正月というものは日付が1日変わるだけで、西暦が1つ進むだけで、他の日となんら変わらない単なる普通の日なんだ。みんなで祝うムードがなければ」と哲学的に悟ったのでした。チャンチャン。
南部クタビーチで迎えたとき。
打って変わって、賑やかなエリアです。毎年大晦日の正午から交通規制が入り、メインストリートは歩行者天国に。車やバイクは通行禁止で迂回させられます。ホコ天になった道路には世界各国の陽気なサーファーとノリノリのバリ人や在住ジャワ人に加え、近隣の島々から新年を祝うためになぜか長袖で来たローカル観光客集団も。アルコールが入ってるのでとにかく騒ぐ騒ぐ。あちこちでハイタッチしたり、抱き合ったり、どさくさに紛れて胸やお尻触られたり、キスされたり。スリ被害に遭った方もいたようです。当時は厚紙で作られたパープー笛と爆竹が流行っていて、耳元や足元で鳴り響いて大変でした。
あてくし、午前中から友達のコス(アパート)にバイクを停めさせてもらって、歩いてビーチへ。みんな午後一から飲んでるもんだから、夕方にはいい具合に出来上がってます。ビールが苦手で甘いカクテルしか飲めないせいで、なんとなくジュース売りのビール販売を手伝ってました。いつもは彼の奥様が応援にくるのですが、この時は第二子ご懐妊中で人手が足りず。
日暮れが近づくとさらに人が増えてきます。気付けば真っ暗な中、1畳間に3人ずつぐらい座って砂浜を埋め尽くす状態に。どんだけクタビーチ好きなんだYO!まるでトドだZE!
んまー、ビールが飛ぶように売れました。コンビニの2~3倍の値段なのに誰も値切らず買っていきます。品出しの間は私が販売担当。英語、インドネシア語、バリ語で本数言われます。この時、初めてバリ語の数字を覚えました。覚えないと対応できないんだもん。夜10時を過ぎたら、急に市価の3~4倍の値段に。それでもどんどん売れるんだな、これが。計算追いつかないほどに。夜中1時を過ぎた頃、やっと客の波がおさまり、ビーチは宴のあとという感じになりました。なんかめっちゃやりきった感!貢献度高し!ジュース売りから売上の一部をお礼で渡されましたが、なんとなく手伝っただけなのでいただきませんでした。あんなにビールを売りまくったのは後にも先にもあのときしかありません。気分爽快だよー。
飲み続けた友達はグデングデンだったけども(笑)

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