コロナ規制強化で出入国の難易度アップ

インドネシア全体

ねぇ、奥さん。
在インドネシア日本国大使館と在デンパサール日本国総領事館から先日届いた「新型コロナウイルスに係るインドネシア政府による入国時の措置(インドネシア到着時における検疫の取扱い)(続報)」は、お読みになりました?

特例適用は日系航空会社のみ?!

前々回のブログに書いたとおり、インドネシア政府は「一部の例外を除き、外国人の入国および乗継禁止措置」を続けていて、その一部例外にあたる永住許可(KITAP)・長期滞在許可(KITAS)保有者などはインドネシアへ渡航する際「到着する7日以内に各国の医療機関が発行した英文健康証明書」に、「PCR検査(鼻口腔の粘膜を綿棒で採取したスワブテスト)の陰性結果を記載」という条件が加わりました。
日本では医療上の必要性が認められない人にPCR検査は行われないため、在インドネシア日本国大使館がインドネシア政府へ説明し、スカルノハッタ国際空港から入国する邦人は到着時に行われる迅速抗原検査(少量の血液により感染の有無を15分で判定できるラピッドテスト)の結果が陰性であれば特例的に可能になっています。
ところが!!!
続報によると、「日系航空会社(ANAおよびJAL)を利用してインドネシアに入国しようとする外国人(日本人を含む)は健康証明書にPCR検査結果の記載がなくても可能」な一方、
非日系航空会社(ガルーダインドネシア航空等)においては必ずしも同様の運用がなされているとは限らない」んですって。ひーーー((((;゚Д゚))))
航空会社や保有機体じゃなくて、国籍で判別しろYO!何のためのパスポートだYO!

ちなみに日本発着の航空各社、5月と6月の運航スケジュールは以下のとおりです。急な時間変更や運休の可能性もあります。利用の際は必ず各自でご確認くださいね。
何が「ひーーー((((;゚Д゚))))」って、ANAは6月も週4便の運航ですが、JALは6月は月4往復に減便される予定です。日系航空会社に乗れるチャンスが少ないっ。しかもバリ島への乗継時間を考えるとANAはキツイっっ。

◆国際線 5・6月運航スケジュール

◇全日空(ANA)
1)成田-ジャカルタ便(NH835/NH836):5月6月とも週4便で運航予定

週4便
便名 運行曜日 出発 到着
NH835 日・火・木・金 成田 (NRT) 17:55 スカルノハッタ (CGK) 23:50
NH836 月・水・金・土 スカルノハッタ (CGK) 6:15 成田 (NRT) 15:50

2)羽田-ジャカルタ便(NH855-NH856/NH871-NH872):6月末まで全便運休
・ANA:新型コロナウイルス感染拡大に伴う国際線路線・便数計画の一部変更について
◇日本航空(JAL)
1)成田-ジャカルタ便(JL725-JL726):5月は週2便、6月は月4往復に減便

5月週2便 → 6月4往復
便名 運行曜日 出発 到着
JL725 5月:水・土
6月:5・12・19・27日
成田 (NRT) 11:05 スカルノハッタ (CGK) 16:50
JL726 5月:木・日
6月:6・13・20・28日
スカルノハッタ (CGK) 21:55 成田 (NRT) 7:25

・JAL:2020年5月1日~31日 東南アジア・南アジア線路線計画変更内容
・JAL:2020年6月1日~30日 東南アジア・南アジア線路線計画変更内容
◇ガルーダインドネシア航空(GA)

びっくりぽんの追記です!
インドネシアへ渡航するためのGA875(HND→CGK)とGA889(KIX→CGK)は、PCR検査を受けて健康証明書に陰性結果が記載されていない日本人は搭乗不可だそうです。GAの日本窓口で問い合わせた方が教えてくれました。政府の方針につき今後変わる可能性もありますが、現時点では日系航空以外難しそうですね。

日本へ帰国するためのGA874(CGK→HND)とGA888(CGK→KIX)は、迅速抗原検査の結果が陰性であれば搭乗可です。
1)デンパサール-成田便(GA880/GA881):6月末まで全便運休
2)ジャカルタ-羽田便(GA874/GA875):5月6月とも週2便予定

週2便
便名 運行曜日 出発 到着
GA874 日・水 スカルノハッタ (CGK) 23:40 羽田 (HND) 8:50
GA875 月・木 羽田 (HND) 11:45 スカルノハッタ (CGK) 17:30

・GA:GA880/GA881便(デンパサール-成田)の6月運休便及びGA874/GA875便(ジャカルタ-羽田)5月-6月の運休便について
3)デンパサール-関空便(GA882/GA883):6月末まで全便運休
4)ジャカルタ-関空便(GA888/GA889):5月は週2便、6月は週1便の予定

5月週2便 → 6月週1便
便名 運行曜日 出発 到着
GA888 5月:土・火
6月:土
スカルノハッタ (CGK) 23:15 関西 (KIX) 8:15
GA889 5月:日・水
6月:日
関西 (KIX) 12:00 スカルノハッタ (CGK) 17:00

・GA:GA882/GA883便(デンパサール-関空)の6月運休便及びGA888/GA889便の一部運休について

◆国内線 運航スケジュール

GAデンパサール直行便が運休のため、バリ島へはジャカルタ-デンパサール間を乗り継がなければなりません。
ガルーダインドネシア航空は毎日3往復していますが、今後減便になる可能性もあります(未定)
・NNA ASIA:首都空港の運航本数を制限、乗客殺到で

毎日
便名 出発 到着
1 GA402 スカルノハッタ (CGK) 7:45 ングラライ(DPS) 10:45
GA417 ングラライ(DPS) 18:20 スカルノハッタ (CGK) 19:15
2 GA408 スカルノハッタ (CGK) 11:30 ングラライ(DPS) 14:35
GA411 ングラライ(DPS) 15:35 スカルノハッタ (CGK) 16:40
3 GA418 スカルノハッタ (CGK) 18:40 ングラライ(DPS) 21:35?
GA409 ングラライ(DPS) 13:30 スカルノハッタ (CGK) 14:25

なお、便数は少ないものの、ライオンエアシティリンクバティックエアなどの格安航空会社もジャカルタ-デンパサール間を往復しています。各サイトまたは航空券検索サイト(ExpediaSkyScannar)などで検索してみてください。

←↑いつもクリックありがとーさんかーさん

バリ島-日本間を往復する手順

◆バリ島→ジャカルタ→日本へ帰国する場合

1)スカルノハッタ空港発・日本(成田・羽田・関西)空港行きの航空券を、JAL・ANA・GAサイトや格安航空券サイトやアプリまたは旅行会社から予約(航空会社のサイト経由だと現在は解約手数料無料が多い)
2)ングラライ空港発・スカルノハッタ空港行きの航空券を、GAサイトや格安航空券サイトやアプリまたは旅行会社から予約
※国内線での移動は「帰国の旨を伝える」必要があるため、国際線チケットを手配してから行う
※ガルーダはジャカルタ経由日本行きの通し航空券が予約可。通しのほうが受託手荷物が国際線扱いになる
3)バリ島内の病院・ヘルスセンターまたは診療所でPCR検査(出発日から起算して7日以内)または迅速抗原検査(3日以内)の陰性証明書を取得
※5/27(水)から健康証明書や非感染証明書ではなく、PCR検査または迅速抗原検査の陰性証明書になりました。なお、検査を実施する施設がない都市においてはインフルエンザに似た症状がないことを示す証明書で良いとのことです。
※PCR検査や迅速抗原検査費は個人負担。医療機関によって値段が異なる
a)問題なし → 帰国
b)発熱等の症状あり → 航空券の払い戻しまたは延期
・GA(インドネシア語):国内線搭乗の条件
・バリ日本人会:タケノコ診療所よりラピッドテストの検査のご案内
4)ングラライ空港で搭乗手続きまたは出国審査時に健康証明書を提示
5)乗り継ぎ。スカルノハッタ空港到着時に健康証明書を請求された場合は提示
6)日本の空港到着後、検疫でPCR検査の実施。検査結果が出るまで、自宅・空港内のスペース・検疫所が指定した施設等で待機
※PCR検査費は日本負担。検査待ちのスペースも提供。その後の治療費や宿泊料は個人負担
a)陰性 → 公共交通機関を使用せず、家族・会社等の送迎またはレンタカーで移動
b)陽性 → 検疫の指示に従う
7)14日間は自宅・宿泊施設等で待機。保健所等による健康確認の対象

◆日本→ジャカルタ→バリ島へ渡航する場合

1)日本の空港発・スカルノハッタ空港行きの航空券を、JAL・ANAのサイトや格安航空券サイトやアプリまたは旅行会社から予約(航空会社のサイト経由だと現在は解約手数料無料が多い)
2)スカルノハッタ空港発・ングラライ空港行きの航空券を、GAサイトや格安航空券サイトやアプリまたは旅行会社から予約
3)出発日の7日以内に英文の健康証明書を病院等医療機関に依頼
※健康証明書取得費は個人負担。医療機関によって値段が異なる(某医院で聞いたところ数千円~1万円程度とのこと)
a)問題なし → 渡航
b)発熱等の症状あり → 航空券の払い戻しまたは延期
・在インドネシア日本国大使館:[サンプル]健康証明書
・在インドネシア日本国大使館:国内トラベルクリニックリスト(日本渡航医学会) / 海外旅行前予防接種医療機関リスト(日本旅行医学会)
4)スカルノハッタ空港到着の入国審査時に健康証明書を提示
a)日系航空会社(ANAおよびJAL)はPCR検査結果の記載がなくても入国可能
b)非日系航空会社(GA等)は同様の運用なされない場合もある(現時点でGAはPCR検査結果の記載がない日本人の搭乗不可)
5)スカルノハッタ空港で迅速抗原検査を実施
※迅速抗原検査費用は個人負担?未確認。入院・治療費等は個人負担
a)陰性 → 入国および乗継可
b)陽性で新型コロナウイルスの症状がある → スカルノハッタ周辺の指定病院へ移送・隔離(14日間)
c)陽性で無症状 → 本国へ送還
6)陰性なら乗継可。ングラライ空港到着時に健康証明書を請求された場合は提示
7)バリ島到着後は外出自粛要請等に従う(14日間出ないことが望ましいが、強制ではない)
なお、ジャカルタ首都特別州を陸路で抜けてスカルノハッタ空港へ向かう場合は、出入域許可証(SIKM)の事前取得が必要になりますのでご注意ください。
・在インドネシア日本国大使館:ジャカルタ首都特別州の出入域に対する規制(ジャカルタ首都特別州知事令の発出)
はぁ~…なんだかどんどんハードルが上がってますね。解除されるまで動かないのがベターかと。
でも不要不急に備えて、把握しておくと安心感が違いますね。
では、ごきげんよう。

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