
さらっと書いていきますね。
ダルン地区に安くて、ツッコミどころ満載のコーヒー豆専門店を見つけました。
「Suryani Coffee Beans(スルヤニ コーヒービーンズ)」です。
以前ご紹介したシンガポールの「BACHA COFFEE(バシャコーヒー)」とは対極。
こちらは店構えからローカル感しか漂ってないし、スタッフはヨレヨレのTシャツ着てニコニコしてるし、ルピア表示でモノによって二度見する安さ。
恐る恐る3種類買ったら、どれもそれなりのおいしさでした。のけぞるほど!ではないです。でも味の違いはちゃんとあります。
インドネシア国内のシングルオリジン(ひとつの農園や生産者)のみでフレーバーやカフェイン抜きは選べません。
バシャコーヒーが非日常の優雅で贅沢な時間を作ってくれるとしたら、スルヤニコーヒーは日常のシンプルで気軽なガブ飲みタイムを提供してくれます。
ロケーション
Suryani Coffee Beans(スルヤニ コーヒービーンズ)ってどこにあるのさ?ここだよ、ここ!
Jl. Gatot Subroto Baratの突き当りにあるスーパーティアラガツの交差点を北上し、Jl. Raya Padang Luwihを道なりに4kmほど進んだ左側です。
島内には、インドネシア各地の豆を扱う「Anomali Coffee(アノマリコーヒー)」、クプクプバリコーヒーで有名な「Bhineka Djaja(ビネカジャヤ)」をはじめ、ウブドやキンタマーニにもバリコーヒーの大小専門店がありますし、独自焙煎した豆を並べているオサレなカフェもたーくさん。
これまで気にしたことがなかったですが、卸価格に近い金額で販売しているショップはダルン以外にもあるんじゃないかと。
店舗詳細
内外観

交通量が多い道沿いの、店舗が建ち並ぶ一角にあります。小さいお店につき、スピードを出してると見落としてしまうかも。
この赤い価格表が目印です。
バイクは店頭に停められますが、車は歩道に乗り上げて半路駐になります。交通量が多いので、サッと買って退散しないと迷惑。

コーヒー豆、思いっきりガラス面に沿って配置(苦笑)
日光による紫外線と温度上昇は豆の酸化スピードを速めて劣化させると言われています。
おかげで見つけられたわけですが。
家では遮光性のある容器に入れて、涼しいところに保管しましょうね。
接客
スタッフは2回とも同じ、ぽっちゃり女子でした。いつもワンオペ。
素朴でぼんやりしてると思いきや、聞いたことに対してわかりやすく答えてくれるしっかり者。自社コーヒーの味についても知識があり、香り、苦み、コク、まろやかさ、酸味など簡潔に教えてくれました。
ちなみにオーナーは中華系インドネシア人だそうです。
半年前にオープンしたと言ってたので、2023年3月頃でしょうかね。
メニューと価格
取り扱っているのは、インドネシア有名産地の10種類。
下記のマップと若干異なりますが、わかりやすいので掲載しときます。

それぞれ、1ons、1/4kg、1kgの3通りの値段があります。多いほど割安。
通常1oz(オンス)=約28.3gですが、この店ではoz≠onsで、なんと1ons=100gだそうです(爆)グラムで書けや!
以下、2023年9月時点のお値段です。

メダン(スマトラ島東北部)
- 100g:Rp18,000(1円=Rp100として約180円)
- 250g:Rp44,000(約440円)
- 1kg :Rp170,000(約1,700円)
コピバリ=キンタマーニ(バリ島)
- 100g:Rp45,000(約450円)
- 250g:Rp110,000(約1.100円)
- 1kg :Rp400,000(約4,000円)

マンデリン(スマトラ島)
欧米人を中心に世界で一番人気
- 100g:Rp50,000(約500円)
- 250g:Rp120,000(約1,200円)
- 1kg :Rp460,000(約4,600円)
コピパプア=ワメナ(パプア島)
もっとも酸味が強い
- 100g:Rp60,000(約600円)
- 250g:Rp140,000(約1.400円)
- 1kg :Rp550,000(約5,500円)

カリマンタン(ボルネオ島)
- 100g:Rp18,000(約180円)
- 250g:Rp44,000(約440円)
- 1kg :Rp170,000(約1,700円)
ジャワ=プリアンガー(西ジャワ州)
- 100g:Rp27,000(約270円)
- 250g:Rp66,000(約660円)
- 1kg :Rp250,000(約2,500円)

ランプン(スマトラ島南部)
カパルアピコーヒーと同種
- 100g:Rp10,000(約100円)
- 250g:Rp24,000(約240円)
- 1kg :Rp95,000(約950円)
ベンクル(スマトラ島西部)
- 100g:Rp13,000(約130円)
- 250g:Rp31,000(約310円)
- 1kg :Rp122,000(約1,220円)

トラジャ=サパン(南スラウェシ州)
万人受けのメジャーコーヒー
- 100g:Rp40,000(約400円)
- 250g:Rp96,000(約960円)
- 1kg :Rp380,000(約3,800円)
ガヨ(アチェ州)
- 100g:Rp40,000(約400円)
- 250g:Rp96,000(約960円)
- 1kg :Rp380,000(約3,800円)

挽いた粉が置いてあり、蓋をあけて香りをかぐことができます。
嗅ぎ比べると、香ばしさ、強さ、甘さなどが明確にわかります。
試飲もできるようですが、無料か有料かは聞き忘れました。

自動コーヒーグラインダーが置いてあり、挽いてもらうこともできます。
1回目に伺ったとき、「ペーパーフィルター用」と伝えたのに、バリコピの細かさにされました。おーい!
2回目は「もっと荒くして」と伝えたところ、試しながら「これで良い?もっと?」と。なので、細かいのから荒いのまで一通り入りました(笑)
この機械は微妙な調整が難しいため、ご自身のコーヒーミルを使用されたほうが良いと思います。
ちなみに粉を受けるプラスチックケースは都度洗わないので(水分ついちゃうしな)、微妙にブレンドされますよ。
細かいことを言い出すと買えないお店です。
買ったもの

密封性の高い、しっかりめのビニール袋に入れてくれます。
1回目は、マンデリン、トラジャ、ランプンを各100gずつ。
2回目は、メダン、ベンクル、ガヨを各100gずつにしました。
個人的な好みは、1位トラジャ、2位マンデリン、3位ガヨの順。特にトラジャはモカ寄りで、もともと好きなんです。
失敗しても懐がさほど痛まない価格なので、片っ端から試して好みに合うものを見つけたいと思います。
では、ごきげんよう。
- 店名
- Suryani Coffee Beans(スルヤニ コーヒービーンズ)
- ジャンル
- コーヒー豆販売
- 所在地
- Jl. Raya Padang Luwih No.86, Dalung, Bali
- 地図
- 電話番号
- 海外から:+62-813-9931-3115
- バリ島内:0813-9931-3115
- 店休日
- 不定休(未確認)
- 営業時間
- 午前10時~午後8時
- 税金・サービス料
- 込み
- 支払方法
- 現金(ルピア)
- 言語
- 英語:未確認、インドネシア語:〇、日本語:×
- 車:なし(路駐)、バイク:かろうじてあり(店頭)