11の滝でスピリチュアル修行「Pura Tirta Sudamala」

スピリチュアル観光・レジャー

バリ島渡航前に、視えラー友達&卸したガムランボールを販売いただいてる光源花伝の貴陽絵さんから、「ねぇ、『滝』って言葉がくるんだけど、わかる?バリで滝修行みたいな?してきたほうが良いみたい」とクスクス笑いながら言われました。
えぇ、わかりますよ。その数日前に在住友達SちゃんとAちゃんから「滝でムルカッしてきた」と、激流に半ケツ状態になってるR指定がかかりそうな画像が送られてきましたから。
てか、なんで話してないのにわかるの?なんで笑うの?!ww
ムルカッとは「聖水を浴びて穢れを祓い、心身を浄化させる禊ぎの儀式」です。
高僧宅などに伺って聖水をかけてもらう方法もあれば、ティルタウンプル寺院のように泉からの湧水で沐浴する、スバトゥ寺院のように勢いよく流れる滝に打たれる、などいろいろあります。
さっそくご近所友達でムルカッマスターのAちゃんことアチコさんに「連れてってけれ!」とお願いしました。
が、あてくしがデング熱にかかったり、お互いの友達が渡航したり、なんだかんだと予定が合わず。今月やっと行けることになりました。わーい。
ちなみに、こちらはスバトゥ寺院の滝です。
バリ島 スダマラ

浄化後はすっきり爽快!クリックお願いします。


てっきりこのスバトゥ寺院へ行くんだと思ってました。
ところがアチコさんから「11の滝に行こうよ。知ってる?」と。じゅういち・・・じゅんいちダビッドソンなら知ってますけど。
それはどこですの?
ここだよ、ここ!

スダマラ寺院といいます。
ガツスブロトバイパスからマンバル市場を抜け、ウブド地区の南からマス村を通り、さらに北東に位置するバングリ県へ。遠いわぁ・・・。タマンバリを少し北上したところのようです。ウブド地区からは近いです。
困ったことに周辺に目印がありません。
信号はほぼなく、家もあるところは密集してますが、ないところはないです。似たような路地が続き、どこを曲がればいいのやら。まだメジャーな観光地ではないため標識も出ていません。
近くに1つだけ看板が出ていました。そこから3分ほどの距離。うん、看板から近いね!
車がすれ違えない細い小道を進むとスダマラ寺院の料金所があります。
入場料は1人Rp3,000(1円=Rp108として約27円)と表記されています。駐車代は1台につきRp5,000(約42円)。聖水を持って帰るためのタンクもそこで買えます。
料金所から駐車場までの道。のどかですよね。
バリ島 スダマラ
車を停めて、沐浴場まで歩きます。
緩やかな下り坂。
バリ島 スダマラ
カーブを曲がっても、まだ続きます。長ーーーい。
バリ島 スダマラ
さらに階段を下ります。
バリ島 スダマラ
その先の、お寺脇の階段も下ります。
バリ島 スダマラ
勘の良い方はすでにお気づきですよね。そう、帰りはひたすら上りです!
沐浴場に到着しました。
新月や満月ではなく、朝早かったため、人がまばら。これならゆっくり沐浴できそうです。
バリ島 スダマラ
まずはバリヒンドゥの高僧プダンダにお浄めしていただきます。
空いてるとはいえ次々信徒が集まってきます。
バリ島 スダマラ
寺院内なので生理中の女性は参拝できません。怪我で出血が著しい男性もNGです。
バリヒンドゥ教で「出血は不浄」と言われていますが、別の説によると生理中は女性エネルギーが高まり、余計なモノに憑りつかれてやすいとか。バレなきゃいいや!ではなく、ご自身のためにも入らないことをオススメします。
お浄めが終わったら、川へ入ります。
ひざ上程度の深さで、流れは速くないものの止まってもいません。結構冷たいです。ぶるぶる。
1km弱の上流にティルタウンプルのような聖なる湧水があり、本線がこの川のようです。滝に打たれる前に、大まかな穢れを流す役割があるんですって。
ありがたく、座ってみたり、浮かんでみたり。
バリ島 スダマラ
続いて、川の脇にある小さな沐浴場へ。1本のホースから適度な量が放水されています。
3回飲んで(口をつけて)、3回頭にかけます。その後は浴びてOK。
バリ島 スダマラ
ムルカッマスターのアチコさん。
さすが流れと同化してますな。張りつき度がすごい。
バリ島 スダマラ
右へ移動し、寺院の真下へ。
ここは湧水の川と、寺院のすぐ上にあって誰も触ることができない水と、さらにその上にある大木からの水が3つ交わる神聖な合流地点です。道理で高僧がいらっしゃる場所なわけですね。
バリ島 スダマラ
奥に水が出ているところがあるので、それを3回飲んで3回頭にかけます(川の水は飲まないっす)。そして頭ごとダイブ。
バリ島 スダマラ
同じようにやってみましたが、なぜか全身浮いちゃうんですけど~。修行が足りないんでしょうか?
バリ島 スダマラ
さらに右へ移動し、ついに11の滝へ。
長いのが9本、短いのが2本。一番左の12本目はタンクに汲んで持って帰る用です。
バリ島 スダマラ
この水はアグン山やブサキ寺院方面から引いてるんですって。
昔々、高僧がスピリチュアル・スポットを探し歩いて、エネルギーが良いところに寺院を建ててまわったそうです。この場所もムルカッスポットに認められ、「スダ=1つ、マラ=悪い。よって悪いものを1つにして流し去る」という地名に改名されたとか。
滝に当たるとこんな感じ。
カッパがお皿かぶったような、羽根が生えたような。
バリ島 スダマラ
あてくしたちも、いざ!
手ですくおうとしたら・・・予想以上の水圧で下に落とされちゃいます。
特に右から3本目は強く、頭に浴びようものなら赤べこのごとくブンブン上下しちゃいそう。ドリフのコントかYO!あまりの勢いに笑いが止まらなくなりました。
バリ島 スダマラ
痛い!マジで痛いお!
スピリチュアルというか、単なる滝修行www
バリ島 スダマラ
このショット、お気に入りです。
風景含めてキレイに撮ってくれました。日本人2人なのになぜかバリ人に見えるの図。
バリ島 スダマラ
最後の2本は、柔らかく、ほんのり温かく、甘く、優しい感じがしました。ホッとするわぁ。
ペコリ(アチコさんのパクリ)。
バリ島 スダマラ
滝修行ならぬ浄化が終わったら、また高僧のところでお祈りして、聖水をいただき、お米を額につけて一連の儀式が終了です。
お疲れさまでした。
アチコさんは見事に頭痛が取れてスッキリしたとか。たしかに強烈頭皮マッサージでしたもんね。
着替えを車に忘れたあてくしは、びしょ濡れのまま階段と坂を上って駐車場へ戻りましたとさ。
ちなみに階段の上にオジェッ(バイク)がいて、駐車場まで乗せてくれます。料金は交渉制。ローカルはRp5,000(約46円)だったとのこと。途中まで歩いて、頼めば良かった!と悔やんだことは内緒です。

名称
Pura Tirta Sudamala(プラ ティルタ スダマラ)
URL
なし
入場料
(1人)Rp3,000。駐車代(1台につき)Rp5,000
カード
不可
所在地
Bebalang Bangli Bali
電話番号
なし
店休日
無休(ニュピのみ)
営業時間
未確認
駐車輪場
車:あり、バイク:あり
行き方
Jl. Prof. Dr. Ida Bagus Mantraを東へ進み、「Bali Safari and Marine Park」を過ぎて、Jl.Banjar Siyutを左折。道なりに北上し、Jl. Raya TulikupからJl. Astina Selatanへ右折。再びひたすら北上。左側に「Sudamala」の看板が見えたら道標に従って進む。

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