先日ガルーダインドネシア航空(GA)の成田→ングラライ(デンパサール)臨時便が無事到着しましたね。
現地BaliPost(バリポスト)の記事によると、搭乗者は12名、うち6名が日本人。旅行代理店の方、ガルーダ東京支店セールスマネージャー、観光省マーケティング担当などなど。
…ほぼ関係者かしら?この短期間で搭乗できる方は限られますもんね。
ご一行のうち9名(日本人4名)がヌサドゥア「Grand Hyatt Bali(グランドハイアットバリ)」へ移動し、ウォームアップバケーションバブルエリアに向かったそうです。
…ウォームアップバケーションって何?バブルエリアってどこ?カタカナ英語のルー大柴か?詳しくは後述します。
・BaliPost(以下インドネシア語):
(2/3付)GA成田-デンパサール便、バリはついに国際線が到着
(2/4付)バリで最初に国際観光客を受け入れたこのホテルは「ウォームアップバケーション」の先駆者になる
SNS(facebook/Twitter)に掲載済ですが、次の運航スケジュールがinstagram掲載されています。
成田→ングラライ(デンパサール)直行便2/10(木)の予定です。
GAサイトではその翌週と翌々週も検索すると表示できます。2月は毎木曜運航かと。
・GA日本支社のinstagram:2月の運航スケジュール(変更版)
・GA公式サイト:トップページ

最新情報はどこに?

◆入国再開で情報錯そう

国際線再開にあたり、情報が錯そうしてますわねぇ。
「バリ直行便は観光客のみで在住は乗れないらしい」とか
「観光目的のVISA取得はまだできないみたい」とか
「検疫はホテル5軒と船舶6隻ってニュースに書いてあった」とか
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調べた結果、

  • 他国経由含むバリ直行便は、在住VISA保持者、インドネシア国籍者(WNI)も搭乗可能。ただし、WNIの出稼ぎ労働者(PMI)などは当面ジャカルタ経由のみ
  • 観光旅行目的の入国は可能。電子VISA(e-VISA)をオンラインから申請可能。ただし保証人必須。到着ビザ(VOA)およびVISAなし入国は引き続き禁止
  • バリ州の指定検疫ホテルは船舶はなく、地上のみ。2/6時点で66ホテル。2/13時点で65ホテル
  • 検疫ホテルのうち5ホテルがウォームアップバケーション実施につき推奨

です。
エビデンス(証拠・根拠)としては、先日発出された2022年第4号回章(SE)およびインドネシア観光省公式サイトに掲載されているものがいくつかあります。
・インドネシア政府 COVID-19タスクフォース(インドネシア語):2022年第4号回章「海外旅行の健康規格」
・インドネシア観光省公式サイト(以下英語):トップページ / バリ
さらに、あてくしってばングラライ空港へ出向いて、GAオフィスと入国管理局(Imigrasi/イミグレ)とCOVID-19タスクフォース(Satogas/サトガス)の職員をとっ捕まえてに確認してきました。
だから合ってる!合ってるはず!人様の分まで保証できないですけど!!
いやね、インドネシアやバリ州って「政府発行の公式通達(SEなど)に記載されたもの以外は法的な責任がない」んです。よって公式サイトであっても都度しれっと変更や修正されますし、職員に口頭確認したところで正誤の判断ができません。「○○ちゃんが言ってたもん」程度の価値。トップからボトムまでコンセンサスとっとけや!
必要な情報は各自でご確認のうえ、要所要所でツッコまれたら押し通してください(笑)

◆インドネシア観光省サイトに掲載

フォロワーさんが「インドネシア観光省のページに最新情報が載ってますよ」と教えてくださいましたの。すんばらしいぃぃ!ありがとうございます!!
さっそく見てみました。
トップページはインドネシア全体。そこからバリを選択します。
「インドネシア観光省 バリ」
インドネシア観光省「バリ」のパソコン画面
↑画像をクリックすると表示できます

美しいイメージ写真、使い勝手のよいデザイン、整理されてわかりやすい内容。素敵なサイトですわね~♪ 音楽も鳴るでよ。
ただし、最新情報が掲載されているのはグローバル英語版のみ。日本語版は未更新です。
このサイトをもとに、続きを書いていきますね。

←↑いつもクリックありがとなーい

バリ直行便で入国可能なのは誰?

インドネシア観光省>バリ>ニュースを選択すると、バリ旅行関連を一覧で表示できます。
該当しそうな下記2ページを読んでみました。
・インドネシア観光省:
2022年2月1日付 インドネシアに入国する新しい国際旅行規則
2022年2月1日現在 バリへの入国に関する最新の旅行規則
ともに、COVID-19タスクフォースが2/1付で発出した回章の抜粋版です。
・インドネシア政府COVID-19タスクフォース:「2022年第4号回章 海外旅行の健康規格」
シンガポールの在外公館にもFAQ形式でわかりやすく載っています。
・在シンガポールインドネシア大使館(英語:FAQ-インドネシア市民およびインドネシアに行きたい外国人向け

◆観光旅行目的でのVISA取得は可能

これらを読むと、外国人のVISA無しおよび到着VISA(VOA)での入国および乗継は引き続き停止されていますね。
事前に訪問VISA(Visa kunjungan)や一時滞在VISA(Visa tinggal terbatas)などe-VISA(Visa elektronik)を取得し、必要条件を満たせば入国できます。
「B211A」ならば観光や旅行目的の申請も可能です。ただし、保証人が必要です。詳しくは現地の旅行代理店またはVISAエージェントにお尋ねください。

◆インドネシア人と在住VISA持ちも搭乗可

2022年第4号回章に「インドネシア国籍者と在住許可者も入国可」と書いてあります。これはジャカルタに限らず、バリにも適用されます。
1.インドネシア国籍者を持つ外国人は厳格な健康規格に従い、入国が許可される
2.基準を満たす外国人は入国または通過の両方の一時的な入国制限が適用
 a.移民ビザと居住許可の付与されたもの
 b.二国間合意スキームに準拠しているもの
 c.省/機関から書面で特別な考慮/許可を取得したもの
書いてあるけど、書いてあるけども。できなかったら困る~~!
ングラライ空港のイミグレスタッフに念押し確認。「KITAS/KITAPもバリ直行便の搭乗と入国可。ただしリエントリー(再入国許可)必須」ですって。逆に「なんでできないと思ったの?」とも。デフォOKのようです。
ちなみに、インドネシア国籍の移民労働者(PMI)、学生、海外の公式訪問から帰国する公務員は政府負担でPCR検査と検疫施設が用意されています。よってバリではなくジャカルタ経由。
昨年11月にドイツから帰国したPMIの甥っ子はジャカルタのホテルに隔離されました。「1歩でも敷地から出たら全額自己負担に切替」と言われたそう。そりゃ誰も高額支払いしたくないから大人しくするでしょうね。賢い対策。

検疫ホテルはどこにいくつ?

◆現時点で65ホテル

先日ブログに60ホテル名を掲載しましたが、2/6時点で66ホテルに増えて、2/13時点では65ホテルになりました。観光グリーンゾーンのヌサドゥア、サヌール、ウブドに加え、空港に近いクタ周辺です。
その中からお好みで選択できます。指定以外のホテルやヴィラでは検疫できません。
・インドネシア観光省: バリ州の検疫ホテルリスト
増えたのは、下記6ホテルです。

2/13現在、政府指定アプリ「PeduliLindungi(プドゥリリンドゥンギ)」のe-HAC登録は51のまま…整合性とれてなくてどうすんの、これ。も65になっています。
あ、そうそう。インドネシアでは最初の到着地にて検疫になるため、スカルノハッタ空港(ジャカルタ)やハンナディム空港(バタム)などから入国した場合は、バリ州の検疫ホテルは使えません。ご注意ください(検疫でなければ利用可)。

◆うち5ホテルがウォームアップバケーション実施

検疫ホテルうち、現時点で5ホテルがウォームアップバケーション対象リゾートに選ばれています。
この5ホテルしか選べないのではなく、あくまで州として推奨するものです。

ホテル名 ランク
ヌサドゥア
Grand Hyatt Bali
(グランドハイアットバリ)
5
The Westin Resort Nusa Dua
(ザウェスティンリゾート・ヌサドゥア)
5
ジンバラン
Royal Tulip Springhill Resort Jimbaran
(ロイヤルチューリップスプリングヒルジンバラン)
5
サヌール
Griya Santrian
(グリヤサントリアン)
3
ウブド
Viceroy Bali
(ヴァイスロイバリ)
5

◆ウォームアップバケーションとは

だから「ウォームアップバケーションってなんやねん?!」ってなりますよね。
答えはこちら。
・インドネシア観光省: バリでのウォームアップ休暇に関するよくある質問
要約すると
「インドネシアの健康規格と旅行規制を遵守しながら、高級ホテルでの短期滞在を楽しむプラン。選択したホテルの専用施設の中で快適に過ごせます。美しい景色を眺めながらヨガや瞑想などの健康活動に参加したり、絵画やさまざまなボードゲームなどで創造性を刺激したり、アクティビティを用意しているホテルもあります」
だそうな。
一部をクローズド=通称バブルエリアにすることで専用敷地を確保し、その中を自由に行動できると。
バルコニーで南国の風に吹かれながらダバダ~と過ごすほか、プールで泳いだり、ビーチバレーや卓球にクロケットをしたり、料理教室やカービングにも参加できるんですって。クロケットなんて生まれてこのかたやったことないけどな。
隔離ちゃうやん!めっちゃ楽しそうやん!
詳しくは、パッケージのページおよびPDFをご覧ください。
・インドネシア観光省:
エキサイティングなウォームアップバケーションを楽しめるバリ州のトップ5リゾート
パッケージプランPDF
情報通さんによると、このあとコンラッドとソフィテルも追加予定だそうです。
さらに続くリゾートもありそうですね。
隔離者同士やスタッフの感染は大丈夫なんでしょうか?一応数々のPCR検査をくぐりぬけたツワモノたちですが。
てか、インドネシアもバリ州も感染者が爆増してます。再閉鎖にならないことを願うばかりです。
では、ごきげんよう。

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