【GA航空】帰省禁止措置に伴う国内移動の限定的な再開

ちょっと奥さーん。
4/21（火）ジョコウィ大統領が「コロナウイルス蔓延防止のためにインドネシア国民の帰省を禁止する」と発表しましたよね。
それを受けて、同日ルフット調整相（海事・投資担当）は「ラマダン（断食）開始の4/24（金）午前0時から帰省禁止措置に伴う国内移動を制限する。公共交通機関である陸上・鉄道・海上・航空の運行と使用を禁止」と宣言。
あぁ、ついにラマダンからレバラン（断食明け大祭）にかけて国民大移動が禁止か…と思いましたわ。
ところが！！！
5/6（水）になってブディ運輸大臣が「インドネシア政府はすべての交通手段を制限付きで5/7（木）から運航許可」と発表しました。
・KOMPAS.com（インドネシア語）：Pemerintah Izinkan Semua Moda Transportasi Beroperasi Besok dengan Batasan Kriteria Penumpang（政府はすべての輸送手段が旅客基準の制限付きで明日運行することを許可）
記事によると、運輸大臣と経済調整大臣は「国民の生活を維持するために再開は必要な政策」と判断し、
1.航空・鉄道・船舶・バスすべての輸送は健康プロトコルに準拠
2.交通手段を利用できる基準は、国家災害管理庁（BNPB）と保健省が許可する人物のみ
という条件付き。
ただし「このポリシーは国民の帰省禁止を解除するものではない」と付け加えています。
あてくし、3回ぐらい読み返したんですけどね。何を言ってるのか、さーーっぱりわかりませんの（笑）
レバラン帰省が本格化する前に、交通手段の再開って何？蔓延防止は？？
数時間後、在インドネシア日本国大使館と在デンパサール日本国総領事館からもお知らせメールが届きました。
「インドネシア政府により帰省禁止措置に伴う国内移動制限がとられていますが，５月６日，ブディ運輸大臣は同７日より全ての交通手段について，例外的な利用に関する基準を設けた上で再開する旨発言しました。
これを受け，空路での国内移動について，ガルーダ・インドネシア航空は，５月６日１５時より同社のホームページでの予約を再開したと発表しています」と。
やっぱりさっぱりわかりません（笑）
何のための再開でしょうか？主旨が理解できず、頭の中には疑問符しか浮かびません。
お知らせメールに記載されていたガルーダインドネシア航空（GA)公式サイトのニュース（インドネシア語）をいくつか読んで、やっと全容が把握できましたーーー☆
要約すると
「ニーズがあるため（今までこっそり飛ばしていた）国内線航空サービスは、運航スケジュールをオープンにして再開する。でも単なるインドネシア国民の帰省や旅行のためには乗せないよ。6/1まで帰省禁止措置は継続してるからね。
搭乗可能なのは政府機関または医療民間機関などで働く人、海外労働者や外国人の帰国に加え、緊急医療を必要とする患者や家族など限られた人だけ。乗るには各種証明書と身分証が必要だよ」
てな感じです。
なるほど。帰省禁止措置の延長線上にあり、規制そのものが解除されたわけでなく、必要な人だけ正攻法で利用できるようになるんですね。これならウイルス蔓延に繋がらなさそうです。ほっ。
現在、バリ州は経済的な我慢に我慢を重ねて、感染者数の抑え込みに励んでいます。他州の大規模な社会的制限（PSBB/Pembatasan Sosial Berskala Besar）地域や、レッドゾーン（感染が確認されて脆弱性の高い人口集団がいる場所）から、「連休やっほーい！」と大量に乗り込まれたら目も当てられませんもの。

にほんブログ村

←↑いつもクリックありがとうございます

帰省禁止措置中のGA国内線

◆5/7からフライトサービス開始

ガルーダインドネシア航空（GA)はラマダンとレバラン間の運輸サービスを提供するため、5/7（木）からフライト予約と運航を再開しました。規制ポリシーに従って運営されます。
◇運航便
国内線の運航便名とフライト予定の一覧は下記PDFに記載されています。
・GA：Daftar Rute Penerbangan Domestik Garuda Indonesia Selama Periode PSBB*（PSBB期間中のガルーダインドネシア国内線のリスト）
国際線は先日ブログに記載したとおり、減便しつつ運航しています。
インドネシア－日本間の移動はこちらをご覧ください。
◇ジャカルタ－デンパサール便
ジャカルタ－デンパサール間は上記一覧PDF内のNo.13に該当します。
抽出すると下記3往復です。

※フライトの詳細はAVIABILITにフライトナンバーを入力すると検索できます。
※往復1セットで表示されていますが、片道だけ購入できるかはわかりません。GAに直接お問合せください。
ほかにもデンパサール発着便は、No.7：東ヌサ・トゥンガラ州クパン往復が週3便、No.29：東ジャワ州スラバヤ往復は毎日、No.30：西ヌサ・トゥンガラ州ロンボク島往復は週3便、No31：東ヌサ・トゥンガラ州フローレス島往復は週2便の予定です。
◇予約方法
GAのWebサイト、モバイルアプリ、コールセンター、各営業所からのみ予約可能です。
現時点で旅行会社や格安サイト経由は不可のようです。
・電話（インドネシア）：+ 6221-2351-9999 / 0804-1807-807
・Webサイト：インドネシア / 日本
・アプリ：（iOS）App Store / （Android）Google Pay

◆乗客の要件

以下に該当する方のみ搭乗可能です。
◇インドネシア国民
1）次の政府機関または民間機関で働く人
　a. COVID-19関連サービス
　b. 防衛・安全保障・公共秩序サービス
　c .健康サービス
　d. 基本サービスをサポート
　e. 重要な経済サービス
2）緊急医療を必要とする患者、また家族（両親、夫妻、子供、兄弟姉妹）が重病または死亡した人
3）国外労働者（PMI/Pekerja Migran Indonesia）および海外にいる学生の本国送還
インドネシア国民は、該当項目に応じて任命状や死亡証明など各書類と身分証明（KTP）が必須です。
詳しくはGAサイトでご確認ください。
・PERSYARATAN UNTUK PENUMPANG DENGAN PENERBANGAN DOMESTIK DARI DAN KE WILAYAH PSBB/ZONA MERAH INDONESIA（インドネシアPSBB /レッドゾーン発着の国内線による乗客の要件）
・INFORMASI MENGENAI KEBIJAKAN OPERASIONAL PENERBANGAN TERKAIT COVID-19（COVID-19に関連する運用ポリシーに関する情報）
◇外国人
1）インドネシアでの永住許可または長期滞在許可を保有
2）公用又は外交官ビザを保有
3）インドネシアでの赴任中の公用又は外交官滞在許可を保有
4）医療援助及びサポートの職員（人道上の理由及び目的に基づく）
5）海洋、航空、陸路の輸送のクルー
6）国家戦略プロジェクトに取り組む外国人
上記の外国人は以下の要件を満たす必要があります。
1）各国の保健当局によって発行された健康であることを証明する英文の証明書を提出すること
2）入国直前14日間にCOVID-19に感染していない国または地域に滞在していたこと
3）インドネシア共和国政府が実施する14日間の隔離要請に従うこと

◇搭乗規定義務
・航空機内でマスクを使用
・物理的な距離の維持
GA日本サイトに翻訳版が掲載された折には、そちらを参考にしてくださいね。
5/8（金）付で日本語ニュースサイトにわかりやすい記事が掲載されました。
・NNA ASIA：移動制限の例外基準を明確化　国営航空は７日から運航再開
では、ごきげんよう。