バリでトイレとバスタブを買うことにしました。もちろん現地で使用するためです。日本へ担いで帰らないYO!
買付は職人さんに頼んでも良いんですが、ほらそこは日本人ですから。せっかくならこだわりたいわけですよ。和式に近いインドネシア式ジョンコなんて付けられちゃった日にゃ目も当てられません。
これがインドネシア式便器です。
バリ島トイレ
和式と同じく平らに設置し、しゃがんで用を足します。
日本は壁に向かって座りますが、インドネシアでは背を向けて座ります。壁に向かってもいいけど距離がね・・・目の前に迫る感じでオチオチ出せませんぜ。
洋式便器の購入にあたり、まずは事前調査。
旦那様が職人のRちゃんは「ぜぇぇったいTOTOが良いよ。それも洗浄は流行のプッシュボタンじゃなくてレバー式ね。壊れにくいし、何かあっても自分で直せるから」と力説。ほうほう。
日本の主流は昔も今もレバーを押すか引くタイプ。インドネシアでは上部のボタンを押すタイプがメインになってます。
両方設置しているRIKA SANUR HOMESTAYの淳子さんに聞いてみたところ「そういえば、たしかにレバータイプは壊れにくいし、何かあっても開けて直せるね。プッシュは業者呼ばないとダメ。しかもしょっちゅう壊れるのよね~」と。「そういえば」っていうわりに具体的なご意見。ふむふむ。

トイレ選ぶのも大変なのねと思った方はクリックを!


TOTOは現地法人(合弁会社)による製造・販売で、実はインドネシアでもトップシェアを誇ります(ダイヤモンド社:TOTO
インドネシアの記事
)。日本の技術が生かされ、機能的かつ高品質。
ホームセンターのお兄さんによると、INAXの伊奈製陶によるINAブランドや、アメリカンスタンダード社も、TOTOに続いて人気だそうです。
それ以外だとねぇ・・・かつてロスメン(民宿)に設置してあった謎ブランドの便器は汚物がクルクル回るだけで、いつまでたっても吸い込まれる様子なし。トイレの常識をくつがえす代物でした。
友達の家にある便器は、水のたまる部分が奥ではなく手前で、タンクを背に普通に腰をかけると汚物が穴に落ちず、全部こんにちは状態になります。健康状態がわかって良いっちゃー良いけど。
また、バリリピーター友達が日本で選んだ「エコ節水」は水量・水圧が少なく、大量に出たとき流れなかったそうな。やだー。その友達にはぜひ来てほしいから流れないのは絶対やだ―。
理想のトイレを求め、最初に向かったのは、バイパスガツスブロトにあるホームセンター。名前忘れました。
たくさんの便器がところ狭しと並んでますが、レバー式はINAしかありません。しかも色がブルーのみ。えぇぇぇ・・・。
バリ島トイレ
お値段はRp79万(1円=Rp105として約7,500円。以下同)。日本に比べたら激安です。万札でお釣りきちゃうんだから。上部プッシュボタンのTOTOだとRp170万程度(約16,500円)から売ってます。迷ったものの、閉店時間になってしまったので買わずに退散。
日を改めて、デンパサールのトゥクマール通りにあるTOTOのブランドショップへ行きました。たくさんの製品が綺麗に並んでいます。うん、でも高いYO!値引きしていないので、1つ4万円とか。「レバー式がほしいんです」と張り切って告げたら、「今、TOTOでは作っていません」と即答。いやーん。作ってぇぇ。
その足で、デンパサールのトゥクマールバラッ通りにあるデンポバングナンというホームセンターへ行きました。たしか以前に上田くんがPapasのブログで紹介してたような。
TOTOのレバータイプありましたが、やたらお高め。Rp498万(約46,000円)もします。しかもレバーがなんだか使いにくそう。激しく動かしたらもげちゃう?
バリ島トイレ
そんなこんなで、結局TOTOのプッシュ式をRp160万(約15,000円)程度で購入しました。元値はRp350万でしたが、プロモーション価格で約半額に。そういえばTOTOブランドショップで同じ品を定価で見ました。デンポバングナンはお得ですなぁ。
「壊れやすい」と店員に連呼してたらタンクの蓋の外し方も教えてくれました。ま、最終的には業者呼んで直してもらうハメになるんですが。
某バリリピ知人に話したところ「便器を消耗品だと思えばいいじゃん。壊れたら買い直す!日本の半額以下でしょ?それでインドネシア人が潤うんだよ。彼らの生活を支えてあげられる」とのお言葉。いやいやいやいやいやいや、消耗品はトイレットペーパーや洗剤です!便器は違います!
常々、インドネシアにはお世話になってて貢献したいと思ってるし、それなりに投資もしてるつもりですけど(超少額だけどさ)、技術低下を黙認するような手法は良くないと私は思います。納得できる良い物にお金払いたい。win-winの関係になるように。
便器ひとつ選ぶのも大変です。
バスタブもしかり。ローカル店員や職人さんは、一般的に売れているものしか教えてくれません。彼らは販売や設置したことはあれど、使用経験がほぼないので。
お店で気に入ったバスタブがあれば、入って座ることをオススメします。「これ、お湯はったら溺れるよな」と思うほど、滑りやすく座り心地の悪い製品もありました。手持ちハンドルが両脇に付いていたって、それをずっと握り続けるわけにいかないじゃないですか。逆にゆったりリラックスできるものもあります。善し悪しにお値段はあまり関係ない気がしました(サイズはあるけど)。ご自身の五感と体感できちんと選んで購入しましょう。
ちなみに、このデンポバングナンはRp200万(約19,000円)以上の購入でメンバーズカードを発行できます。プロモ商品を除き、2%の割引適用。たくさん買う場合は、事前にカードの発行をおすすめします。

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