前回のブログの冒頭、「チャングーの高級菓子『Kohaku(コハク)』のDさん」と書きましたが、「コハクってなんやねん?」と思った方もいらっしゃるかと。
ジャジャン!こちらが、コハクの琥珀糖です。
まさに、お菓子の宝石箱や~。
もちろん食べられます。あ、敷いてある黒い平石や木目板、囲ってあるガラスは食べられません。鎮座まします半透明のジュエリー仕立てが、それでございます。アメジストの原石を思わせるスペシャルサイズも含めて。
昨年あたり日本でもプチブームとなったのでご存じの方も多いと思いますが、
琥珀糖とは寒天と砂糖で作られるゼリー状の和菓子です。
バリ島内で扱っているお店は、まだここしかないかも。
天然石のような美しさだけあって、スイーツにしてはハイエンドなプライスですのよ。
違いのわかるあの方へ、おもたせにどうぞ。
ロケーション
琥珀糖の「Kohaku(コハク)」ってどこにあるのさ?ここだよ、ここ!
Jl. Raya CangguからJl. Pantai Berawaへ入って、道なりに1.2Kmほど進んだ右側にあります。パンタイ=ビーチと名のつく道ですが、ここは海寄りではなくやや陸寄り。ところどころに田んぼが広がるのどかなエリアです。
この道やショートカットを通って、週1~2回ヨガに行ってますの。通るたびにショップサインの美しいカタカナ表記が気になりまして。なんちゃってじゃない、日本語の正規書体を見ると職業柄かチェックせずにいられません。
明らかにおかしい日本語も嫌いじゃないですけどね。
店舗詳細
2022年4月下旬、4~5軒並ぶルコ(Rumah+Toko=店舗兼住居)の1つとしてオープンしました。
◆外観
真っ白な壁、格子使いの木製ドア、ガラス張りの丸窓、そして高貴な色使いの店名サイン…以上!
和モダンな雰囲気を醸し出していますが、中で何を売ってるのかさっぱりわかりません。見事なまでにヨソモノを寄せ付けない感じ。
でも入るもんね~。
◆内観
ドアを開けると、黒い天井と床、ダークグレーの壁。トップとフットにぼんやり灯る間接照明。透け感のある黒い暖簾。
オシャレすぎるぅぅ。ここまで来ても何を売ってるのかさっぱり。
さすがに一瞬ためらいしましたが、入るもんね~。
暖簾をくぐると、すぐ右側にショーケースを兼ねたメインテーブル。
黒ベースの台座に、枯山水を思わせる白砂と流木を配置し、煌々とライトを浴びて浮かび上がるボックス群。
壁側にはスツール(椅子)が並べられていて、カウンターテーブルとしても使えるそうです。お茶やコーヒーとともに数粒味わえるティーセットを提供するとのこと。
奥にも黒の台座。ガラスケースに入れられた個々の琥珀糖が飾られています。まるで宝石のごとく。
いやー、この重厚感あふれるディスプレイは見事です。ライティングも完璧ですわ。さほど広くはありませんが、魅せるデザインです。
ただね、入ったら何か買わないと出られない重圧と閉塞感があります(笑)スルー能力高めの方でも、ウィンドゥショッピングで「ふふふ、どうも」とは立ち去りにくい。店員さんも見てますし。やべーよ、やべーよ。おいくら万円すんのさ?
◆シェフ
声を掛けてくれた方が、日本人シェフのDaijiroさんでした。
はい、ここでピンと来た方はバリの食通!ありとあらゆるガイドブックに載っているスミニャックの超有名レストラン「K凹 DE T△(伏字にしてみたけどURL飛んだらバレる)」の元シェフです。
「コハクで扱っている琥珀糖は、グルテンフリーでヴィーガンフレンドリー。ミネラル豊富なバリ塩、お茶もジャティルイ産を使用」など、さまざまなこだわりと教えてくれました。
スゴ腕なのに決して偉ぶることなく(スゴイ方ほど腰低いかも)、推しも強くなく、いろんな良いものを取り入れつつ、心を込めて、信念を持って作られているのだなぁと感じました。
トークが楽しくて、初対面なのに40分ぐらい立ち話しちゃいました。こちらからは「この周辺の日本人がいる店」と「個人的に旨いと思う店」の話を提供しました(内容薄くてごめんw)。
◆客層
お邪魔したときはジャカルタと思われる国内旅行のインドネシア人男性がいました。ふらりと入ったわけじゃなく、これを目当てに買いにきた感じ。
この高級感からみて、国内または欧米のリッチ層をターゲットにしていると思われます。1粒の値段をナシチャンプル数個分?と換算するヤツはお呼びじゃないでしょう(あてくし)。
ちなみに、大勢がまとめて入れる広さでも雰囲気でもありません。もし数人で訪れる際は事前に予約したほうが確実です。滞在中は品のある賑やかさがベターかと。
メニューと価格
金額が表示されたプライスリストがあります。
が、伺ったときはオープンプロモ期間で15%OFFだったため、トリミングして削除しました。
当時の値段から逆算すると、今は…
- 9個入:Rp450,000(以下1円=Rp109として約4,128円)
- 6個入:Rp300,000(約2,752円)
- 3個入:Rp160,000(約1,468円)
ぐらいですかね?
って小さいのに1粒Rp50,000(約459円)やん!
バビグリンなら1~2包、ジャワのナシチャンプルなら2~3包、ナシジンゴだと7~10包買えちゃいます!!
高いと思うか安いと思うかは、あなた次第。
買ったもの
清水の舞台から飛び降りるつもりで…というほどではありませんが、6個入りにしました。
この6個はいくつかある琥珀糖の中から、お好みでセレクトもできます。あてくしはショップおすすめの詰合せにしました。初回なので。
帰宅、いや帰国して食べてみました。バリで買った和菓子をあえて日本土産に!
口に入れると、結晶化した砂糖が表面のシャリッとカリッと感を出し、中は半生くにゅ。ゼラチンではないためグミやゼリーとはやや異なる独特の食感があります。ぐにゃ、ねちょ、ではなく、くにゅ。
個人的に結晶クラスター(凹凸のたくさんあるもの)状のほうがシャリカリ感が強調されて好みでした。
フルーツやハーブなどで色付けされています。
和菓子特有の上品な味。欧米の容赦なく甘い洋菓子に比べると、かなりパンチ控えめ。甘いけど。甘いけども。
種類別の味の差がさらにあると、食べ比べて楽しいかなと思いました。
感想まとめ
これね、まずは目で愛でるお菓子です。とにかくディテールが芸術的。
日本らしい繊細さがあり、手土産&おもたせに喜ばれると思います。
ユニークかつ雅やかでジャカルタやスラバヤの国内旅行者の間で、すでに話題になっているとか。
ちょっと目を離した隙に、マジックコーヒーなる不思議な飲み物もイートインできるようになったんですね。今度試してみようっと。
では、ごきげんよう。
- 店名
- Kohaku(コハク)
- URL
- https://kohakubali.com/
- ジャンル
- 和菓子
- 所在地
- Jl. Pantai Berawa, Tibubeneng, Bali
- 地図
- 電話番号
- 海外から:+62-813-3710-3936
- バリ島内:0813-3710-3936
- info@kohakubali.com
- 店休日
- 月曜日
- 営業時間
- 午前10時~午後6時
- 予算
- Rp150,000~450,000程度(1箱あたり)
- 税金・サービス料
- 込み
- 支払方法
- 現金(ルピア)、クレジットカード(VISA、MASTERなど)
- 言語
- 英語:〇、インドネシア語:〇、日本語:〇
- 席予約
- 推奨(イートインの場合)
- デリバリー
- なし
- ドレスコード
- なし
- Wifi
- 未確認
- たばこ
- 未確認
- 駐車輪場
- 車:あり(店頭)、バイク:あり(店頭)