パン通でパンツ(略し方が雑?)のRIKA Sanur Home Stay淳子さんと開催した夏休み特別企画“バリ島内のクロワッサン食べ比べ大会”、後編です。
引き続き、私見たっぷりのレポートをお楽しみください。

※プティトゥンゲッはパンのみの小売りをやってないので今回は除外。
※メイはたまたまクロワッサン売切れで除外。

残暑お見舞い申し上げます。クリックお願いします。


ケータリングカンパニー(グルメカフェ)

クロボカン地区のプティトゥンゲッ通り沿い、Wリトリート&スパの隣にあるケータリングカンパニー。
人気のフレンチレストランメティス系列で、カジュアルレストラン・グルメカフェよりもテイクアウトに特化したお店です。席数がグッと少なく、イートインメニューも限られていますが、パンの種類はほぼ同じかと(クタ店と同じ。クロボカン店より多め)。
ドーナッツとクロワッサンを融合させたクロナッツをバリ島内でいち早く売り出したのもたしかここ。個人的にデニッシュ系がおいしいと思います。あとカヌレも!
クロワッサンは1個Rp12,727+(1円=Rp109として約116円+)。中途半端な価格設定ですが、10%税金をプラスするとRp14,000(約128円)になります。
パン類は単品でも複数でも種別に薄紙袋に入れるのみ。環境に配慮してビニール袋は有料です。エコバッグを持参すると良いでしょう。そのまま普通のバッグに入れるとモノによっては周囲が油まみれになります(経験済み)。
店舗外観。
バリ島 ケータリングカンパニー(グルメカフェ)
パンを上からみた全体像。
バリ島 ケータリングカンパニー(グルメカフェ)
やや側面(ほぼ上部)。
バリ島 ケータリングカンパニー(グルメカフェ)
断面。
バリ島 ケータリングカンパニー(グルメカフェ)
個人的にサクサクしているイメージでしたが、食べ比べてみるとふんわり系。カリッと感が足りません。普段食べてるときと印象変わるもんですね。
バターがきいてます。塩気は強くないです。朝食時におかずと一緒に食べたいクロワッサンかも。何かを挟むには空洞が大きくてカット時に潰れちゃいそうです。
お口直しにカヌレを出したところ(あえてパンにパンで口直しw)、淳子さんから「これ、ぬちゃとしてて好きじゃない」と言われました・・・このぬっちょり感がおいしいのにーーー!

店名
Gourmet Cafe(ケータリングカンパニー(グルメカフェ))
URL
http://www.balicateringcompany.com/
所在地
Jl.Petitenget No.45 Kerobokan Bali
電話番号
+62-361-473-7324(海外から)
0361-473-7324(バリ島内)

バリブッダ

クロボカン地区のバンジャールアニャール通り(セメール通りの続き)にあるオーガニックレストラン&ショップです。
フルータリアン(果物しか食べない菜食主義)やローヴィーガン(酵素を残す48度以下で調理する菜食)からマクロビアン(玄米菜食)までベジタリアン向けのメニューを網羅しています。一部ホワイトミート(鶏肉・魚介類)を食べるポロタリアン向けも。
パンやケーキ類はもちろん有機天然小麦を使っています。小麦粉のみの購入も可能。アルミ不使用のベーキングパウダー?天然酵母?天然酵母にしては独特の酸味をあまり感じないけども。
クロワッサンは1個Rp14,000+(約128円)です。1個だけ頼んだら「これだけ?」と聞かれました。いつも複数個買うからでしょう。いいじゃん、1個でも!
漂白されていない茶紙に包んで渡してくれます。ヘルシー志向の方々はエコバッグを持参しているのでそれに入れてお持ち帰り。頼むと新聞古紙で作ったオリジナル紙袋に入れてくれます。
店舗外観。
バリ島 バリブッダ
上部。
バリ島 バリブッダ
やや側面。
バリ島 バリブッダ
断面。ボケててすみません。
バリ島 バリブッダ
デカい!どこよりもデカい!お皿からはみ出してます。食べ始めてから9店舗目に突入して、このデカさは精神的に負担です。しかも淳子さんってば食べる前から「バリブッダのまずいんだもん」と。えーーー、本音言わないでYO!
いざ食べてみると、それほどまずくはないです。ただクロワッサンでもないです。クロワッサンの形をした普通のパン。生地がもっちりというかねっちょりしてます。うん、普通のパンだね(二度押し)。味に主張がないので、ジャムをつけるとおいしいかも。
身体に良いことを主眼におくとこうなっちゃうんでしょう。クロワッサンらしさやおいしさは二の次、みたいな。いや、でも東京・下北沢のマクロビーナスとパン焼き人のクロワッサンは少なくともバリブッダよりさっくりしててクロワッサンっぽいぞ!腕の差かしら?(ひどいw)

店名
BALI BUDA(バリブッダ)
URL
http://www.balibuda.com/
所在地
Jl.Banjar Anyar No.24 Kerobokan Bali
電話番号
+62-361-844-5935(海外から)
0361-844-5935(バリ島内)

バリベーカリー

スミニャック地区(といわれるクロボカン地区。しつこい?)のスミニャックスクエア内にあるベーカリー&レストラン。
前述のムッシュスプーンスミニャック店のほぼ正面にあります。
かつて(10年とか15年前)「おいしいパン」といえば、ここのクタ1号店ぐらいしかなく、わざわざ遠征して買ったものでした。同じクタ地区にフランス系のル・ベークもありましたがほどなく閉店。あ、サヌール地区のスプラッシュベーカリーはその前からありましたね。近年どんどん増えて、こうして選べるまでになりました。ありがたや、ありがたや。
バリベーカリースミニャック店はテラス席とオープンエアの1階席に加え、さらに風通しの良さそうな2階席もあります。専用駐輪場が目の前にあり、警備員も配置。気軽にバイクを停めてコーヒーを飲みながらパンをつまめますね。ここのカレーライスも日本風でおいしいです。
クロワッサンはRp10,200+(約110円+)。イートインならショーケース内のをトングでつまんでお皿に載せ、テイクアウトは袋入りのを渡してくれます。が、ここの店員投げやがった!投げるといっても野球のようにではなく、カウンターに無言でポンと放って渡したんです。ふんがーーーヽ(`Д´#)ノ しかもビニール袋に入れるとか何も聞かずに。ありがとうも言わないし。1個しか買わなかったせいでしょうか?1個だってナシブンクス並みの値段なのになぁ。接客応対は全店舗中で最悪。普段から行かないけどもう絶対行かない。クタ店やデンパサール店やサヌール店は行くかもしれないけど、スミニャック店は絶対行かない。いや、行くかも。いつか。その店員だけかもしれないし。
店舗外観。
バリ島 バリベーカリー
上部。
バリ島 バリベーカリー
やや側面(ほぼ上部)。
バリ島 バリベーカリー
断面。
バリ島 バリベーカリー
やや小さめ。そのわりにお値段良いです。場所代込でしょうか?
食感はふんわりもっちり。サクサクパリパリではありません。
味はバターがきいてて、普通においしいです。ケータリングカンパニー(グルメカフェ)と同じく、朝食のおかずに合うクロワッサンかな。

店名
Bali Bakery(バリベーカリー)
URL
http://www.balibakery.com/
所在地
Jl.Kayu Jati No.1 Seminyak Bali(スミニャックスクエア内)
電話番号
+62-361-738-033(海外から)
0361-738-033(バリ島内)

カユアピ

クロボカン地区のセメール通りから1本入ったクウォム通りにあるフランス人経営のベーカリー。
カユ=薪(木)を使ってアピ=火で焼く自家製窯のパンは、夕方には売切れてしまうほど人気です。特にハードブレッドがお得意で、バゲットは外がカリカリ、中はふんわり。天然酵母なのでやや酸味があり、それがまた生地の味を引き立てます。私はウォールナッツレーズンも好きです。一時期お休みしていたブリオッシュとプチケーキ(という名のカップケーキ)も販売を再開してしました。
併設準備中のカフェは相変わらず「Belum Buka(まだ開店していない)」状態。たくさんの客に聞かれるせいか、スタッフはうんざり顔で「いつオープンするかわからない」と教えてくれました。友達がオーナーに直接聞いた話では「来月」だったはずなのに。毎月、来月に繰り越しなんでしょうかね?
クロワッサンはRp10,000(約91円)。袋状になっていない薄紙に器用に角を持ってクルクルと包んでくれて、ビニール袋へ。そういえば、ここもスタッフが取り分けてくれるタイプ。ブレッドバスケット、ムッシュスプーンもそうです。it’s ヨーロッパスタイル?
販売カウンター。脇には薪。
バリ島 カユアピ
上部。
バリ島 カユアピ
やや側面。
バリ島 カユアピ
断面。
バリ島 カユアピ
サイズはややこぶりですが、高さがあります。
色づきが良いというか、全店舗中一番色がついてるかも。焦げぎみ?
食べてみると塩気なしのバターっ気も薄め。いうなればサッパリ系。生地はさっくり。
うーん、ダントツおいしいパン屋だと思ってたのに、クロワッサンに関してはそこまでじゃないかも。期待度が高かった分、気落ちが半端ないです。
やっぱりハード系とブリオッシュだな、ここは。一昨日また行って買い込みました。うんまい!

店名
KAYU API(カユアピ)
URL
なし
所在地
Jl.Kuwum No.1X Kerobokan Bali
電話番号
+62-361-739-281(海外から)
0361-739-281(バリ島内)

カフェモカ

スミニャック地区のラヤバサンガソ通りにあるベーカリーカフェ。
ここも老舗の域ですよね。便利な場所にあるせいか、朝から夕方まで欧米人を中心に賑わってます。バイクもいっぱい。でも夜はガラガラ。軽食がほとんどなので仕方ないですな。ブレックファーストメニューは終日OKだったような・・・1セットにジュースとコーヒーがついて、タマゴも2個だったりと2人でも十分食べられるサイズです。もちろん1人ずつ頼んでもOK。
クロワッサンは1個Rp15,000(約137円)。ショーケース内に置いてあるので、スタッフが取って紙袋に入れてからビニール袋へ入れてくれます。
最初、クロボカン地区のバリブッダの3軒隣にあるカフェモカに寄ったら「今、ちょうど焼いてる。15分で焼ける」と言われて、焼き立ては魅力でしたが、待ちきれずにスミニャック店へ移動しました。だって1店舗でそんなに待ってたら14店舗回れないもの。
外観。
バリ島 カフェモカ
上部。
バリ島 カフェモカ
やや側面(ほぼ上部)。
バリ島 カフェモカ
断面。
バリ島 カフェモカ
大きくて長めです。
食感はふんわり。外側はややパリっとしてます。
バターは少なめでそれほどインパクトはありません。
わりと印象の薄いクロワッサンでした。思ったほどでもない、というか。もう12店舗目だしね。

店名
Cafe MOKA(カフェモカ)
URL
http://www.cafemokabali.com/
所在地
Jl.Raya Basangkasa Seminyak Bali
電話番号
+62-361-731-424(海外から)
0361-731-424(バリ島内)

デリシオス

今月8日、クロボカン地区のセメール通りに新しくオープンしたばかりのベーカリー&デリ&レストランです。オランダ語で「おいしい」という意味だとか。
クタ地区のシロアム病院併設のリッポーモール内にバリ島1号店があり、こちらが2号店。ジャカルタ人経営で、ジャカルタが本店だそうです。
ソフトオープン時にふらふらと立ち寄って、期待せずに買ったケーキはやっぱり想像通りでしたが(ローカルの激甘よりは断然おいしいものの、インターナショナルにはかなわない)、クロワッサンとプレッツェルが予想を上回るおいしさで嬉しくなりました。リピートしたくなるほど。
クロワッサンは1個Rp7,000(約64円)。お手頃プライスなのに、1個から箱に入れてくれました。前回複数買ったときも箱にイン。おかげで潰れません。そのうえビニール袋に入れるかも聞いてくれます。至れり尽くせり。
オープン間もないからか、場所柄なのか、レストランが空いてます。いつまで持つかなぁ?気になる方は早めにGO!
店舗外観。
バリ島 デリシオス
上部。
バリ島 デリシオス
やや側面。
バリ島 デリシオス
断面。
バリ島 デリシオス
お値段のわりに大きめで高さもあります。
食感はふんわり。まさにクロワッサンらしいクロワッサン(どんなだ?この感想、自分で書いたもののよくわかりませんw)。
塩気があるものの、バター感は薄いです。単品で食べるよりもサラダとかをサンドウィッチにするとおいしそうです。

店名
DELICIOSO(デリシオス)
URL
http://www.deliciosobali.com/
所在地
Jl.Raya Semer No.168 Kerobokan Bali
電話番号
+62-361-849-9346(海外から)
0361-849-9346(バリ島内)

リビングストーン

クロボカン地区のプティトゥンゲッ通り、ココナッツスイーホテル前に2013年にできたカフェ&ベーカリーです。
全面ガラス張りで明るく、天井が高く、広々としてみえる店内は、欧米人を中心とした女性客でよく賑わっています。居心地が良いせいか長居している方が多いような。
イートインのコーヒーにはポイントカードがあり、1杯で1ポイント、10ポイントで1杯無料になります。
パンの種類は少ないものの、ハードからデニッシュまで一応押さえてあります。いつだかピンク生地で緑っぽい皮のスイカパンが置いてあって「どんなセンスしてんじゃい?」とツッコミたくなりましたが。
クロワッサンはRp15,000+(約137円+)。ここも1個から箱に入れてくれます。えぇ、潰れません。その箱にはモチーフの鳥(すずめ?)がちりばめてあって、これまた可愛いです。箱のサイズは複数ありますが、買う個数によっては特大になることも。かさばりますw
外観。
バリ島 リビングストーン
上部。
バリ島 リビングストーン
やや側面。
バリ島 リビングストーン
断面。ボケててすみません。
バリ島 リビングストーン
最後の最後にまたデカい!お皿の左右いっぱいまであるもの。
外見からわかる通り、パリパリのサクサクです。この食感、いいわぁ。
塩気はあるものの、バターの味はあまりしません。ヨーロッパ系ってバター控えめなのかしら?日系がたっぷり入れすぎてる?

店名
LIVING STONE(リビングストーン)
URL
http://www.livingstonebakery.com/
所在地
Jl.Petitenget No.88X Kerobokan Bali
電話番号
+62-361-735-949(海外から)
0361-735-949(バリ島内)

勝手にベスト3・総評

ひと通り食べ終わって、クロワッサンの山が出来てます・・・。ふー。
美味しかったと思われるものをつまみ直し、そうでもなかったものも再確認でまたつまみ直し。「やっぱりウマいね」「やっぱりマズイね」と。
で、勝手にベスト3を決めました!!!!
ジャカジャカジャカジャーーーーン☆
第3位:ムッシュスプーン(プレーン)
第2位:バリ工房
第1位:小麦

大会参加者(といっても2人)、まったく同意見です。
日系が上位1・2位を占めたのは単に日本のクロワッサンが基準になっているせいかもしれません。ヨーロッパ育ちの方には理解できないかも。いや、でもやっぱりおいしいぞ。素材と食感にこだわって丁寧に作られてるからだと思います。
ひと口ずつ食べた残りはすべて淳子さんに寄付し(押付け)ました。
もう当分クロワッサンはいいわー。少なくとも残りは食べたくないわー。
そんな淳子さんの後日談。
「あえて比べる対象がないとどれも意外と美味しいです。あとは、温めなおすせいかな。うまいじゃんみんな。」とのこと。あははー、わかりますわかります。普通に好きなパンを好きなときに食べたほうがいいですね。
ちなみにあてくしの後日談としては、
1.まとめるのが意外と大変(当たり前)。
2.淳子さんに書いてもらうために渡した紙はクロワッサンの下敷きになって戻ってこず。自分の感想は乱筆で一部読めず(人をアテにしてはいけない&自分で管理すべし)。
3.各店のホームページアドレスを検索するも、すぐ表示されるところと出ないところがある。せめて店名で検索したら1位になるように作るべき。出て来ないならさらなる工夫を(職業病)。
です。
淳子さんから「来週はハードブレッドの食べ比べしましょう」と提案されましたが、アゴが疲れそうなのでお断りしました。将来咀嚼力が鍛えられたころに挑みたいと思います(ウソ)。
まぁでも今後もくだらないことに全力で取り組みたいと思いまーす。

2 Comments

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こんさま
    コメントありがとうございます。
    ブログ放置ぎみで返信遅くなってすみません。。
    クロワッサンの表面に肉の粉末がたっぷりかかってるものを「ファイヤークロワッサン」と呼ぶんですね!
    初めて知りましたー。情報ありがとうございます。
    あの肉の粉末は「Abon(アボン)」といい、牛肉・鶏肉・魚など数種類あります。
    接着するための油脂は調べてみると、バターにマヨネーズとコンデンスミルクをまぜあわせたものだそうです。
    インドネシアでよく使われるバターはブルーバンドでマーガリンに近いもの、マヨネーズはキューピー製であっても日本より甘めです。なので完全に再現するのは難しいかもしれませんね。
    参考にインドネシア版cookpadの一番人気レシピをご紹介しますね。
    Google翻訳等にかけると日本語で表示されます(もしくはPCでGoogle Chromeの全頁翻訳)
    https://cookpad.com/id/resep/7121014-roti-abon-1-telur-empuk?via=search&search_term=roti%20abon

  2. SECRET: 0
    PASS: ec6a6536ca304edf844d1d248a4f08dc
    はじめまして、クロワッサン食べ比べの記事面白かったです。ところでファイヤークロワッサンと言うものをご存知ないでしょうか?数年前バリ島のスーパーマーケット内のパン屋さんで買ったのですが、クロワッサンの表面に肉の粉末がタップりかかっているものでとても美味しかったのです。なんとか日本で再現したくて、肉の粉末らしきものは購入して帰国したのですが、クロワッサンに粉末を接着するための油脂のようなものが何なのかどうしてもわかりませんでした。

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