ちょっと奥さん。
バリ島のスイーツがパワーアップしてますのよ。
といっても伝統的なローカル菓子「ジャジャン」ではなく(ジャジャンもおいしいけど)、ケーキ、ドーナツ、クッキーなどいわゆる洋菓子です。
外国人パティシエの参入や本場で学んだインドネシア人の出店により、全体レベルがグーンとあがりました。えぇ、お値段もあがってます。スイーツ1個でナシブンクスいくつ買えるんだ?って話です。いや、違う。
2020年前半(すでに8月下旬だけど)までに新規開店、人気店の支店オープンに加え、既存店でもあてくしが初めて口にしたスイーツをまとめてご紹介します。
甘いもの好きな方はとくとご覧あれ♡
なお、掲載は順不同です。遠出を控えているため、北クタ(クタ~クロボカン~チャングー)とデンパサールのみ。コロナにより営業時間等を変更している店舗もあります。詳細は各URLのリンク等からご確認ください。
この記事の目次
1. ヴァンサン ニギタ パティスリー(チャングー)
1月にこのブログでご紹介した、フランス人パティシエによる本格スイーツブティック。
・Memo Bali Blog:【スイーツ】美しいケーキに魅せられて「ヴァンサン ニギタ」
相変わらず、上品で繊細な珠玉のケーキが並んでいます。
ここが素晴らしいのは、ハイクオリティ&ハイテイストを保ったまま、新作が出続けるところ。何度通っても飽きません。全種類を制覇したくなりますもの。スイーツ好きのコンプリート魂をよくご存じですわね。そして、何を選んでもハズレなし!
初夏から発売されているティラミス、1個Rp65,000++(1円=Rp135として約481円++)
長さ10cm×高さ3cm程度。コーヒー豆を思わせる、アダルトチックな曲線美。
フォークを刺すと予想外のパリッ。そう、全体が薄~くチョコレートコーティングされています。その上に、ほんのり苦みのあるココアだかエスプレッソのパウダー。
中は、ふわっふわで口にいれた瞬間とろけるマスカルポーネチーズのクリームと、エスプレッソリキュールのきいたしっとりビスコッティ。
甘さと苦さが絶妙なハーモニーを奏でます。もうね、見た目も味も芸術の域!
たっぷりクリームにしっとり生地のババラム、Rp75,000++(約555円++)。
最新作は、しっとりハチミツとキャラメルのロシア伝統菓子メドヴィク、Rp70,000++(約519円++)
2階のデザートバーもオープンしました。おいしいコーヒーや紅茶とともに至福の時間をどうぞ。
- 店名
- VINCENT NIGITA PATISSERIE(ヴァンサン ニギタ パティスリー)
- URL
- http://vincentnigita.com/
- https://www.instagram.com/vincentnigita/
- https://www.facebook.com/vincentnigitapatisserie/
- 地図
2. チタチタ ベーキングスタジオ(クタ)
2019年夏にオープンした、スマトラ島パダン出身でル・コルドン・ブルー(料理菓子専門学校)卒のパティシエールによる製菓教室です。
習わずとも店頭で購入できます。電話かWhat’sAppでの事前予約が確実ですが、当日訪問でも在庫があれば出してくれます。
instagramで見つけて、翌日ソッコー買いに行ったバスクチーズケーキ。1ホール、直径18cm×高さ7cm程度でRp185,000(約1,370円)。
ベイクドの1種ですが、一般的なチーズケーキに比べてクリームチーズの含有量が多く、高温短時間で焼き上げるため、表面は焦げて香ばしく、中は半熟で濃厚です。
温度によって2種類の味と食感が楽しめます。
常温だと、まったりとろ~り。甘みが強く、チーズがより濃く出ます。
冷やすと、さっくりポロポロ。甘さ控えめになり、香ばしさが強調されます。ワインにも合いそう。
ホールでしか買えないため、残ったらカットして冷凍庫へ。食べる前に冷蔵または常温で解凍すればOK。
プチケーキ、各Rp60,000(約444円)。
上品な小さめサイズ。表面サクッ。中のクリームはふわとろ。丁寧に濾されてて滑らか。土台はさっくり軽めのクッキー。ピンクはラズベリージャム、茶はキャラメルソース入り。
外観はこちら。
建物のクランクの角にあり、北側から南下するとやや見つけにくいのでご注意を。
テイクアウトのみで、生徒以外は教室に入れません。
- 店名
- CITA CITA BAKING STUDIO(チタチタ ベーキングスタジオ)
- URL
- https://citacitabakingstudio.com/
- https://www.instagram.com/vlo.ven/
- https://www.facebook.com/bakingstudioinbali/
- 地図
3. ワルン グテ(チャングー)
2016年にオープンした、フランス人×中国系夫妻によるカジュアルフランス料理店。コロナに負けず、長期滞在や在住者から高い支持を得ています(日によって空いてるときもあるけれど)。
ランチのワンデイプレートと、ディナーのBBQステーキが人気ですが、デザートも充実していますの。ケーキやタルトなど常時5~6種。
あてくしのイチオシは、このフランキャラメル。
いわゆるプリンのフランス版です。直径6.5cm×高さ6cm程度の小ぶりなサイズ。なのに1個Rp40,000+(約296円+)。うち1万ルピアは瓶の保証金で、引き換えに返金してもらえます。
蓋を開けると、玉子とクリームで黄金に輝くフラン様が出現。黒い点々はバニラビーンズ。ふわりと甘い香りが漂います。
口当たりは濃厚でまったりこってり。かなり甘いです。底のカラメルソースの苦みとあわせれば、大人の贅沢気分が満たされます。小ぶりだけど1個で十分。
ワルングテの内観と外観はこんな感じ。以前の写真しかなくキッチンの位置等が少し変わりました。
ちなみにGoutheとはフランス語で「味わう」という意味ですって。
- 店名
- Warung Gouthe(ワルン グテ)
- URL
- https://www.jeanandyen.com/
- https://www.instagram.com/warunggouthe/
- https://www.facebook.com/warunggouthe/
- 地図
4. ケーエムゼロ(チャングー)
2020年1月or2月にオープンしたイタリア人オーナーの小さなカフェです。
チーズやミルクなど乳製品をメインに販売。イタリア製法を用いて、バリの食材で作る「地産地消」を行っています。
コロナ禍にめげず、多くの長期滞在や在住者(主に欧米系)が出たり入ったり。試しに1時間ほど店内でお茶してみたら、3人組、2人組、2人組、1人、2人組…全員ジェラート狙いでした(うち1組だけチーズも購入)。それも複数個。どんだけ人気なんだYO!
ジェラートは100g入り、1個Rp25,000(約185円)。6個買ったら1個無料にしてくれました。
レモンやマンゴーなど食材を生かしたシャーベット系と、ヴァニラやコーヒーなど乳製品を加工したデイリー系があります。あてくしはラム&レーズンがめっちゃ好みざんす。
で、推しはパンナコッタ、Rp35,000(約260円)。
直径6.5cm×高さ9.5cm程度の瓶に、ミルクベースのパンナコッタがたっぷり。スプーンをいれるとぷるるんとして、口当たりはつるり。プリンやフランのように玉子を使っておらず、甘くてさっぱりしています。
ほろ苦いカラメルソース、ほどよい酸味のマルキッサソース、ソースなし、の3種から選べます。
内観と外観はこんな感じ。
小さい店舗につき見過ごさないようにしてくださいね。道沿いのジェラートの立て看板が目印です。
店内にテーブル席が3~4つほどあります。
- 店名
- km0(ケーエムゼロ)
- URL
- https://km-zero-restaurant.business.site/
- https://www.facebook.com/Km0-106431377565684/
- 地図
5. シナモンバリ(クロボカン)
2020年6月にソフトオープンした、アメリカ人×ジャカルタ人夫妻のシナモンロール専門店。それまでは某ヴィラの一角でひっそり作って売ってました。知る人ぞ知る、的な。
ところが、オープン2ヶ月後に再閉店。コロナで客激減…ではなく、人気すぎて隣の区画まで店舗拡大ですわよ!まもなくグランドオープンだと思います。
写真上段はクリームチーズシナモンロール、1個Rp35,000(約260円)、2個以上なら1個Rp30,000(約222円)。
下段はオリジナルシナモンロール、1個Rp30,000(約222円)、2個以上なら1個Rp25,000(約185円)。
セットで値引きって上手い販売方法ですよね。つい2個以上買いたくなりますもん。
直径10cm×高さ8cm程度。ボリュームあります。
パン生地はふんわりやわらか、ややしっとり。
オリジナルはシナモンたっぷり、粉砂糖のアイシングが甘さを引き立てます。
クリームチーズは濃厚でまったり。甘味がより強く、食べ続けるとちょっとしつこいかも。
ポップでキュートな看板が目印です。いかにもアメリカ~ンな。
店内にカウンター席、店頭にテーブル席もあります。
- 店名
- Sinamon Bali(シナモンバリ)
- URL
- https://www.instagram.com/sinamonbali/
- https://www.facebook.com/sinamonbali-102641401420033/i/
- 地図
6. ドリームウェーブ ドーナツ(チャングー)
2020年2月にオープンした、オーストラリア人オーナーのドーナツショップ。
カラフルでキャッチ―なドーナツが並んでいます。派手な色合いなのに、天然成分の着色料を用いたヴィーガン対応ですって。びっくり。
直径10~12cm程度とやや大きめ。生地はふんわりもっちり。食べ応えあります。
1個Rp40,000(約296円)。ミスタードーナツやダンキンドーナツに比べるとはるかに高級ですわね。6個セットならRp195,000(約1,444円)/1個あたりRp32,500(約240円)になります。それでもたっけーけど。
アーモンド、ストロベリー、レモン、抹茶、シナモン、ティラミス、チョコレートなどなど。たくさんあって目移りしちゃいます。
リング状は甘さ控えめ、ジェリードーナツは中にクリームやジャムが入って甘めです。
内観と外観はこちら。
近未来デザインというか、ドーナツと書いてあるのにドーナツ屋に見えません。オサレ度高し。
- 店名
- Dreamwave Donuts(ドリームウェーブ ドーナツ)
- URL
- https://www.instagram.com/dreamwavedonuts/
- https://www.facebook.com/dreamwavedonuts/
- 地図
7. グミ クッキーズ(チャングー)
2020年1月にオープンした、ニューヨークスタイルクッキーを販売するバリ人経営のカフェ。
写真の左上から時計回りに…ソルテッドキャラメルコーヒー、Rp30,000(約222円)。抹茶クッキー、同額。オリジナルクッキー、Rp20,000(約148円)。レッドバレットクッキー、Rp25,000(約185円)。このときは3枚買うと1枚無料追加プロモ中でした。
クッキーは直径12cm×厚さ2cm程度。1個がかなり大きめ。
周りはざっくりサクサク、真ん中しっとり。小麦粉とバターの風味豊か。甘いだけじゃなく塩気もきいてます。どれも素朴なのに、フレーバーの違いが味わえて楽しい気分になります。
冷やすと甘みは抑えられますが、ややポソポソ感が否めません。
内観と外観はこちら。
クッキーだけで商売成り立つの?!と余計なことを思ったんですが、入ってすぐにショーケースがドーン。その奥には中庭が広がり、軽食やコーヒーも楽しめるんですって。
- 店名
- Gumi Cookies(グミ クッキーズ)
- URL
- https://www.facebook.com/gumicookie/
- 地図
8. ダン!クッキーズ(チャングー)
同じくニューヨークスタイルのクッキー専門店。2019年末or2020年初にオープンしました。軽食などの取り扱いがなく、クッキーのみで勝負しています。
各クッキーに名前がついていて、こちらは「ジェームス」。
ウォールナッツのクッキーです。2個でRp35,000(約260円)。1枚買いはできません。
直径8~9cm×厚さ1.5cm程度。前述のグミクッキーよりひと回り小さめ。市販のクッキーに比べたらかなり大きめ。
全体軽くてしっとり。食感でいえば高級カントリーマーム。甘さ強め。冷蔵庫で1日寝かせても変わらぬ美味しさでした。
内観と外観はこんな感じ。黒×黄色で目を惹きますよね。
テイクアウト客が多く、ぱっと見は混んでいませんが、在住者間でじわじわと人気が高まっています。あてくしも食べ友からクチコミの評判きいて伺いました。
- 店名
- DANG! COOKIES(ダン!クッキーズ)
- URL
- https://www.instagram.com/dang.cookies/
- https://www.facebook.com/Dang-Cookies-Space-982595875463007/
- 地図
9. カキアンベーカリー(デンパサール)
ふふふ、「バリの不二家」と呼ばれる日本人経営のベーカリーが、ついにデンパサールに進出しました。これまでカキアンに寄るためだけにウブドへ向かったこと数回。今後はデンパサールで済んじゃうもんね。
さっそくGO☆…した日の午後 義姉夫婦がうちに遊びに来てくれたので、写真撮る前にみんなでおいしく食べちゃったYO!
よってケーキの写真はウブド店のもの。
ストロベリーケーキ、Rp30,000+(約222円+)
いわゆる普通サイズのショートケーキ。スポンジふわしっとり。クリーム甘め、イチゴの酸味がテンションに。
島内においしいスポンジケーキを扱ってるお店が少ないので、時々めっちゃ恋しくなります。
スイートポテトタルト、Rp29,000+(約215円+)。紅イモの自然な甘みと、生クリームの濃厚さと、硬めタルト生地のさっくりハーモニー。
ホール売りの原宿チーズケーキはスフレタイプでふんわり食感。Rp65,000+(約481円+)
内観と外観はこちら。
レベル21モールの中にあると思い込んで有料駐輪場に停めちゃったんですが、別棟でした。店頭にバイクや車を無料で停められるスペースがあります。
7月下旬の時点ではスイーツとカフェメニューのみ。8月下旬以降にフードも提供開始予定とのことでした。
- 店名
- Kakiang bakery denpasar(カキアンベーカリー デンパサール)
- URL
- http://www.kakiang.com/
- https://www.instagram.com/kakianggardencafe/
- https://www.facebook.com/kakianggardencafe/
- 地図
10. ヤムナ ホームメイドパティスリー(クロボカン)
週末(金土日)しか個別販売していないのに大人気の、バリ人経営パティスリーがうちに近づいてきました!というか、こちらも支店ができました。本店はカフェ併設、新店舗はテイクアウトのみです。
写真の左から…レッドバレットケーキ、チョコバナナケーキ、ストロベリーチーズケーキ、各Rp40,000(約396円)。
ヤムナは大きめのケーキが特長。ものによって高さ12cmぐらいあります。繊細さや洗練された感じはありませんが、素朴な味わいで、甘さ控えないめ。ガッツリ食べたい人向け。
ティラミス、Rp60,000(約444円)。
直径6cm×高さ8cm程度のケースに、マスカルポーネチーズのクリームとエスプレッソリキュールのきいたスポンジが交互に層になっています。スプーンですくっていただきます。甘いけど、苦みもあってクセになるおいしさ。
内観と外観はこちら。
店内がとても狭く、客のいるスペースは2畳程度しかありません。スタッフはケーキを作りながら対応してるし、次々お客さんも来るので焦ります。さっさと買って、さっさと出ましょう。
- 店名
- Yamuna Homemade Pastry Bali(ヤムナ ホームメイドパティスリー バリ)
- URL
- https://www.instagram.com/explore/locations/467942774/yamuna-homemade-pastry-bali/
- https://www.facebook.com/Yamuna-Homemade-Pastry-Bali-1492240181047504/
- 地図
11. バリブラウニー オレオレカスバリ(クロボカン)
instagramで見つけましたの。たぶん2019年ぐらいからあるんじゃないかと。
中国人オーナーのチョコブラウニーとチョコレートクッキーのショップです。
チョコブラウニーは、ヌテラ、アーモンド、ヴァニラ、スキッピーなど全部で8種類。
クリームチーズのみ、1箱Rp100,000(約740円)。ほか7種類は各Rp75,000(約555円)。
すべて試食させてくれるので、味見して決めると良いでしょう。あてくしが選んだのはラムレーズン。
容赦ない甘さ(笑)ブラウニー自体がそういうものですもんね。生地はしっとりというよりさっくり。日持ちするよう、よく焼いてるのかも。
カカオ原産国なのにチョコレートがおいしくないインドネシアにおいて、ここまでチョコの甘みと苦みをちゃんと表現しているのはすごいと思いました。
内観と外観はこんな感じ。
箱入りで選んだらすぐに出してくれます。
人気バビグリン屋パッマレンの隣なので、お食事後にどうぞ。
- 店名
- BALI BROWNIES OLEH OLEH KHAS BALI(バリブラウニー オレオレカスバリ)
- URL
- https://www.instagram.com/balibrownies_sunset/
- 地図
ふー、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
めっちゃ長かったですね(笑)でも個々に分けるほどの内容でもないよう。
では、ごきげんよう。