また少しずつバリのレストランやワルンを紹介していきたいと思います。
私のバリ人生の中で、最も足繁く通ったお店は、たぶんバリブッダのクロボカン店です。
一時期ほぼ毎日行ってました。しかも数時間。居座る客って迷惑極まりないですよねぇぇ（オレ）。一応少し気を遣って、空いてる時間に伺い、飲み物は最低2杯以上頼み（2時間以上の場合）、混んできたら帰りましたけど。
有機野菜が食いてぇー！というわけじゃなく、うちから近くて、Free wifiがめっちゃ速かったんです。日本と同等か、それ以上にサクサクでした。過去形にしてるのはwifiサービスをやめてしまったから。居座る客だらけで回転率悪すぎ？すみません。
連日ジュース2杯分払うなら、ネット環境整えられると思いますよね？テレコムセルに頼んだのに一向に来ないんだもの（涙）
バリブッダはベジタリアンのためのリアルヘルシーレストラン＆ショップです。
1994年、今から21年前にウブドに1号店がオープンしました。オーガニックフードの先駆けですね。その後、このクロボカンに2号店、ウルワツに3号店、去年か一昨年サヌールに4号店ができました。
有機無農薬野菜を中心に、玄米菜食のマクロビオティックから、完全菜食かつ酵素が破壊されない48度以下で調理されたローヴィーガンのメニューまで幅広く揃っています。ホワイトミート（鶏肉・魚介類）を食べるポロタリアン向けも一部あります。
あてくし、3年前ぐらいに2年間ほど、乳製品と玉子は食べる菜食のラクト・オボ・ベジタリアンでした。主義や思想があったわけじゃなく、やってみたら身体が軽く、負の感情が減って穏やかになったので続けてました。東京・恵比寿にあったクシマクロビオティックのクッキングセミナーにも通ったり（現在は青山に移転）。ただクライアントとの会食や食べ歩きするのに支障があると気付き、最近は四足動物をできるだけ食べないセミベジタリアンをやってます。外食で肉避けるのって意外と面倒。。
好きでやってる分には構いませんが、あまり人に勧めるとフードファディズムになっちゃいますし。何事においても原理主義のようなバランスを欠いた行動は怖いと思っています。ある友達は「四足動物食べたら体臭がキツかったのでやめましたー」って。そのぐらいで良いかと（笑）もちろんキチンとやる方はそれはそれで。
バリブッダの外観はこちら。
4店舗とも白地にオレンジと紫の挿し色です。線画の仏陀が目印。
広告スペースは貼付無料で、毎月15日と末日に撤去されます。レンタルハウスやヴィラ関連が多いですが、たまにライヴやレッスン教室の告知も。
夜景はこんな感じ。
レストランの1階部分。
ナチュラルカラーを使い、オリエンタルなウォールデザインです。
欧米人の考えるナチュラルアジアってこんな感じなんでしょうね。ブッダだし。
レストランの2階。
ヨーロピアンテイストのライトと、ヒンドゥカラー（白×黒）の布が巻かれた柱と、オリエンタルアジアの共存。ミックスっちゃーミックスですが、まとまりがないといえばそれまで。
2階は1～2人掛けのソファが並び、リラックスできるテーブルセッティングになっています。難点は店員がなかなか来ないこと。
メニューは新聞風。
デリバリー用にもらうこともできます。
メニュー1ページ目は前菜と軽食です。ニューヨークベーグルがRp12,000～++(1円=Rp105として約114円++。以下同レート）、サラダはRp27,000～++（約257円～++）、スープはRp29,000～++（約276円～++）
次ページはメインとドリンク。マクロビオティックプレートはRp55,000++（約523円++）、ピザがRp60,000～++（約571円++）、ヘルシードリンクはRp27,000～++（約257円++）です。
このマクロビプレートねぇ・・・ひゃーと奇声あげたくなるほど不味かったです。みそ汁は濃すぎてしょっぱく（ダシなし？みそは飛んだ？）、ご飯にごま塩もかけずぎ。添えのおかずは何が載ってたのか忘れるほど、日本風なのに常識を覆す味の数々でした。たまたま？
フロアスタッフに訊いたら「食べたことない」って。たぶん厨房の人も食べたことないんだろうなぁ。オーナー、試食させてから作らせてよ。日本発祥のマクロビはこんな味しないです。
オーガニックの生野菜をバリバリ食べたい方には、ここのサラダがおすすめ。
どれも1皿の盛りがよく、葉物がこれでもか！というぐらい載ってます。しかも天然水で洗ってるんですって。
ビートルーツサラダ、Rp37,000++（約352円++）。
グリーンレタスの上に紫キャベツ、ビートルーツとニンジンの細切り、そのうえに甘くないヨーグルトとミントとアーモンドスライスがかかってます。見た目以上にビートルーツとニンジンが多いです。どっさり。
お皿の隣にあるのはテーブルスプーン（スプーン大）なので、サラダのボリュームがわかるでしょ？
ドレッシングは3種類。左から、ランチドレッシング、みそビネグレット、ブルーベリービネグレット。どれも薄味です。日によって緑色のもあります。
こちらはギリシャ風サラダ、Rp43,000++（約410円++）。
大量のレタスに、キュウリ、トマト、ドライトマト、玉ねぎ、オリーブ、チーズ。添えにブラウントースト。
このチーズ、適度な塩気でおいしいです。ドレッシングいらないぐらい。
量は多めですが、葉物だらけなのでしばらくするとお腹空きます。
サラダはテイクアウトできます。バリって何でもほぼ持ち帰れるんですよ。生ものなのに。外は暑いのに。そんな小さいこと気にしちゃダメ。
スープも量が多いです。1人でサラダ、スープ、ベーグル、メインなんか頼んだら大変なことになりますからね。これも持ち帰りできますけど。
私のお気に入りはスーパーミネストローネRp34,000++（約324円++）。
やや小ぶりのラーメン丼サイズのボールに、トマトベースのスープ。具はやや大きめにカットされたニンジン、キュウリ、いんげん（三尺ささげ）、玉ねぎ、ひよこ豆？などの野菜がたっぷり。パルメザンチーズはスープに漬けておくと良い具合に溶けてとろ～りとします。
薄味好きさん向けなのか、ほぼ味ないです。野菜味のみ。別添えの塩やこしょうを足して、自分好みに仕上げていきます。たまに調味料を忘れるときがあるので頼みましょう。
メインでオススメは、グルメバーガーRp53,000++（約505円++）。
パテはひよこ豆、豆腐、テンペから選べます。テンペにするとカレー味に。添えのサラダとフライドポテトはてんこ盛り。
ごまバンズは少しパサパサですが、パテとマッチして、ヘルシーでおいしいです。バーガーはそこそこ大きめ、ポテトと合わせるとお腹いっぱいになります。
フィッシュバーガー、Rp54,000++（約514円++）。
チキンバーガー、Rp57,000++（約543円++）
フィッシュバーガー、チキンバーガーともに、家人が「野菜じゃないもの食べたい」と頼んだのですが、どちらも切り身丸々じゃなくミンチにしてつなぎを入れて固めたもの。野生の味はほぼしません。さすがベジ向け。
懲りずに家人が頼んだフィッシュナゲット＆チップス、Rp42,000++（約400円++）。
うーん、これもミンチ。てか魚入ってるの？ほとんど味しません。別の店で食えや、別の店で。
「ごはんが食べたい」とまたまた家人が頼んだ、ベジタリアンナシゴレン、Rp32,000++（約305円++）。
ご飯のパラパラ感がなく、かなり薄味。添えのサテ（串焼き）はキュウリ、ナス、パイナップルなど。野菜好きにはたまりませんが、そうでない人は物足りないです。てかローカルのナシゴレン屋で買ったほうがパンチ効いてて絶対おいしいって。
ベーグルやマフィン、シナモンロールはパンコーナーにあるものを選ぶと、温めて出してくれます。
パン類は全体的にポソポソしてますが、たぶんオーガニック小麦粉やバター、天然酵母のせいじゃないかと。冷蔵庫に入れても3日程度でカビてしまいます。保存料や化学調味料は一切使われていません。
お気に入りはめったに置いてないプレッツェル。もちもちしてて適度な塩気。食べるのにアゴがちょっと疲れるけども。あとヨーグルトスコーンもサクサク（ポロポロ？）です
スイーツは、はっきり書きますが、他の専門店で食べたほうが断然おいしいです。パティシエが作ったほうがそりゃ美味だって！
でもあえて選ぶなら、キャロットケーキかなぁ。正式名称・モーストデリシャスエバーキャロットケーキですから、最も旨いはず。Rp20,000++（約190円++）
生地はもっちりかため。詰まってるというか。ニンジンベースでナッツ類がたくさん入ってます。周りはバタークリームでねっとり、甘いです。
チーズケーキ、Rp22,000++（約209円++）。
見た目は適度な焼き色がついておいしそうですよね？食べるとまったり、ポソポソ。チーズの味がなぜかあまりしません。支店によって味違うのかな？おいら、これ食べるんだったら隣の隣のカフェモカのチーズケーキのほうがまだ良いです。あちらは甘すぎるけども。
ノーベイクドチーズケーキ ミックスベリートッピング、Rp36,000++（約342円++）。
甘みがほとんどないチーズケーキ。良く言えばまったり、悪く言うとねっちょり。
焼かない＝48度以下のローヴィーガン向けなのかと思いきや、彼らは乳製品NGだしなぁ。
アメリカン アップル クルンブルパイ、Rp22,000++（約210円）。
クルンブルって粉々って意味なんですね。たしかにクッキーとかシリアルのような生地を砕いて載せています。アップルパイ自体甘さ控えめで自然な味。
トロピカル リビング フルーツパイ、Rp27,000++（約257円++）。
スイーツおすすめじゃないと書いておきながら、オレほぼ制覇してるYO！これはおいしい。一時期ハマってました。
ローヴィーガン＆フルータリアン（主にフルーツしか食べない菜食主義者）向けのスイーツです。ケーキというより、まぁ果物そのもの。
続いてドリンク。
マンゴージュース、Rp21,000++（約200円）。うん、普通。天然まったり。
ストローは頼まないと出てきません。頼むと使い捨てじゃなく、このガラスタイプのをくれます。太くて飲みにくいです。でも使い捨てプラスチックより環境に良いのでね。
左がデトックス、Rp27,000++（約257円++）。レモン、ハチミツ、アロエベラ、しょうが、ミント。さっぱりしてるし、お肌に良さそうでよく飲んでます。
右がストロベリーミルクシェイク、Rp32,000++（約305円++）。ストロベリー自体の甘さがなく、牛乳多めなせいか、かなり薄味。
インディアンスパイスチャイ、Rp20,000++（約190円++）。
しょうがとシナモンたっぷりのミルクティに、お好みでハチミツをプラス。このお値段で3～4杯分入っててお得です。長居したい人にぴったり。最後にドロッとした謎の物体が出てきますけど。なんだ、あれ？
カフェラテ、、Rp27,000++（約257円++）。
コーヒーの深みとまろやかさ、泡立ちのよさもあり、極上の1品。それもそのはず、アノマリコーヒーのだもの。ハズレなし（だったらアノマリで飲めばいいｗ）
とにかく健康志向の方に適したお店です。味とか二の次。そういうものだと思えばおいしいです。でもね、日本のベジタリアンレストランはもっとおいしいし、創意工夫もありますよ。ぜひ日本で市場調査のうえ、改良していただきたいです。そうじゃないとベジ＝まずいの構図ができてしまうから。やり方次第でおいしいって！
併設のショップは身体に良いモノが揃っています。
オーガニック野菜コーナーと調味料や日用品コーナー。
バリで人気のオーガニックコスメ、ウタマスパイスも扱ってます。お値段は少し高め。でもウブドやサヌールまで買いに行けない人にはありがたい。
ジャムやペーストも揃ってます。これだけキレイに並んでるとワクワクしますね。
パンコーナー。店員にトングで取ってもらいます。商品名が書いてあるものの複数入ってるとわからないので選ぶのに一苦労。前日分は半額で売られてます。
ケーキコーナー。
毎日行ってたおかげで、当時の店員全員とはほぼ顔見知りになりました。
あるときチャングーの某レストランに行ったら、そこにいてお互いビックリ。転職したそうです。そのあとまた行ったらいませんでした。お休みだったのか、辞めちゃったのか。彼は流暢な英語を話す、海外で成功しそうなタイプだったんだけど。うまくスポンサー見つけて渡航してるといいなぁ（余計なお世話）。
- 店名
- Bali Buda(バリブッダ）
- URL
- http://www.balibuda.com/
- https://www.facebook.com/pages/Bali-Buda-Caf%C3%A9-Health-Food-Shops/276367929160857
- 料理ジャンル
- ベジタリアン、オーガニックフード、マクロビオティック、ヴィーガン
- 税金・サービス
- 税10%・サ5%（テイクアウトは税10%のみ）
- カード
- 使用可（手数料3%）
- 所在地
- Jl.Banjar Anyar No.24 Kerobokan Bali
- 電話番号
- +62-361-844-5936/5935（海外から）
0361-844-5936/5935（バリ島内） - 店休日
- 無休（ニュピのみ）
- 営業時間
- 午前7時～午後10時
- 行き方
- 1.ラヤクロボカン通りを北上し、アリナレストランのある信号を左折。ラヤセメール通りをひたすら道なりに2kmほど進んだ右側。
- 2.ラヤクロボカン通りを北上し、ラヤチャングー通りとの交差点を左折。道なりに進み、ラヤセメール通りに左折。300mほど進んだ左側。
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